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「ゆるやかなニヒリズム」をどう乗り越えるかーー2022年参議院選挙から考える


惨劇と祭りのそのあとに

このマガジンを立ち上げるときに、社会時評を載せると宣言したのだけれど、これまでほとんど載せたことがなっかったように思う。しかし、今がそのタイミングなのではないかと考えて書くことにした。選挙期間中に元首相が暗殺されるという、とんでもない展開になってしまったこの選挙なのだが、端的に述べればこの国の現状ーーそれも緩やかだが、しかし確実に「詰み」の状態に向かっている現状ーーをきれいに反映したものになったように思う。そして僕は御存知の通り、東京選挙区で乙武洋匡候補を応援していたのだけれど、残念ながら結果は惨敗に終わった。この反省も踏まえ、今回はその現状の整理と、これからの打ち手について考えていきたい。

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