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「島流しキャンプ」に驚いた隠岐の島。自然の力の偉大さに言葉を失った3日間。隠岐の島の人たちの温かさはジオパークの底力だ。

不登校の小中学生家族が3組。子どもが4人、親が3人。大学生ボランティアが5人、そして食事調理サポートのお母さんたちが5、6人。ワラワラと集まってきた人たちがいっぱい。歌ってくれたTOKIさん、ジャンボタクシーの運転手さん、フラーっと行ったカフェのオーナーさん、生卵定食のお店の大人とインターン小学生たち。海岸を散歩する猫。学校の英語の先生が竹ランプの作り方を教えてくれる。地元の漁師さんがスポンサーのタイにカンパチ、大量のサザエ。帽子スポンサーからは関連者全員の帽子が届く。TOKIさんの歌をyoutubeでオンライン配信してくれたジャーニーさん。けん玉の師匠と弟子(高校生と小学生)、そして理事長と理事2人、そのうちの1人が私でした。そうだ、クラウドファンディングでサポートしてくださった知り合いと見ず知らずの方々。全ての皆さま、ありがとうございました。

二日目の夜のコンサート、この笑顔!

あまりいろんなことを決めないで、いろんなことをしました。様々な選択肢を1人で決めたり、みんなで決めたり。テントで寝たり、ロッジで寝たり、暑いと言ってベンチで寝たり、、、服のまま海に入ったり、お見送りのフェリーを追いかけて海に飛び込んだり、、、急にみんなでカフェに行ったり、夜も朝もカレーを食べたり。昼ご飯の残りのお弁当を夜食べたり。


酔っ払って食べ損ねた魚たち

自分が食べたいサザエを真剣に焼いては食べる小学生「15個食べちゃったーーー」と笑顔。最初はスマホでゲームしかしない無口な子だったのに、最後は男子のリーダーになってみんなで行動していたね。
マスクをずっと取らなかった女の子は、好きなイケメンを見つけて「コーヒーをご馳走してください」と朝のひとときを自分から作ってました。海には絶対入らないと言っていたのに、いつの間にやらジャージの上下で泳いでたよ。大学生のカヤックの後ろに乗ったりもしていた。

これも食べられなかった、、、

小学生と中学生の兄弟の男子は大学生との会話や遊びがとても楽しくて、夜眠りたくなくなってみんなも付き合って、翌日は寝不足に。最後の夜は男子部屋を作って昨日までは他人だった大人と子供で雑魚寝。お母さん、びっくり。

変わったのは子どもたちだけではなく、一人ひとりの大人も、全ての人が何かを得ることのできた島流しキャンプ。驚きしかないです。隠岐の島という大自然と、その自然が育んだ島の民はとても優しく、私たちを包み込んでくれました。

全員に帽子をプレゼントしたのですが、みんなで「こっちが似合うよ〜」と選んであげる楽しさ。自分が似合うと思っているものと、みんなが似合うと思うものが違うことに、誰もが衝撃を受けてました。

なんでも自分で決められるっていいね!

隠岐の島は全てを包んでくれただけでなく、島流しキャンプに関わる全ての人に各々の生き方への気づきを与えてくれたのです。

島出身の大学生は「こんな隠岐の島の生活は初めてだ、まるで自分が観光客で来たみたい。びっくりしたし、楽しかったし、自分たちの島の見方が変わった」と感激していました。私たち島外者(本土の人、と彼らは言っていました)はもっともっと驚きました。「この島、すごい!」

バラバラに帰っていく私たちの見送りに、毎回たくさんの方が見送りに来てくださいました。もうびっくり。感激で涙。TOKIさんの歌をBGMに、フェリーは紙テープで引き止められていました。(が、無事動きました。)フェリー目掛けて海に飛び込むのは、実は定番であることも後で知りました!(怒られない程度に、やっているようです、、、)

世界中を旅したし、日本中も行きました。いろんなところに行き、いろんな人に出会いました。しかし、こんな経験は生まれて初めて。

隠岐の島に惚れました。隠岐の島の人が恋しい。

私も映ってるよーーー

それは私だけではなかったのが、私にとっての嬉しいこと。もっともっとたくさんの人に、この島の力を貸してもらえたらなあ、と思っています。

さて、何しよっかなーーーー。隠岐の島の力借りたい人、集まれ!




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