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新しく来る人を大切にできる集団でありたい#65

こんにちは。わくわくらすです。

こんな本を読みました。

30代が目前に迫る今、ふらっと立ち寄った書店で平積みされていた本でした。人生の9割が決まるこの10年と言われたらなんだか少し震えが来て、気がつくと手に取っていました。

タイトルの通り、30代ではどんなことをしておくべきか、ということが事細かに書かれています。きっと著者の経験に基づいて書かれた本だとは思いますが、文字から伝わる熱量がありました。


一般的に30代は結婚や出産、部下をもつなど20代とは一味違う人生を送ることが多いです。また、著者曰くいろんな人と最も会うことができるのが30代であるそうです。これに関しては私も同意見で、なんといってもまだまだ若く、エネルギッシュに動けるのが30代です。20代との違いは経験であることは明白です。

内容についてはとても参考になりました。私がこれから何をしていくといいのか、どんなことが30代では待っているのかというイメージをつけることができました。


この本の一文に「後から来る人には親切にしよう」というものがありました。この本を読んで最も共感できた部分がここでした。

フリーランスや会社に属していても個人で働くことを許されている人以外は、何かしらの集団に属していると思います。私のように役場に勤めている人は○〇課でしょうし、学校の先生は〇〇小学校の先生なんて形でしょうか。

少ない社会経験ではありますが、私が確信をもって言えることは、新しい人に対して寛容ではない集団は、幸せになりづらい集団だということです。

元々私たちは人に限らず、新しいものには警戒心を抱きやすいです。その集団の人間関係が濃くなれば濃くなるほど、新しい人は入りづらいと思ってしまいます。

あなたにもすでに出来上がっている人間関係の中に入っていくことに、苦労した経験があるのではないでしょうか。

この本の著者が言うには、一流と呼ばれる人ほどまだ頭角を現していない新しい人を大事にするそうです。確かに、自分より後に来た人が自分を将来的に助けてくれることは十分にあり得ます。

にもかかわらず、新しい人に対して冷たい態度をとる人はどこの集団にも一定数存在します。

実はそういう人たちは、冷たい人なのではなく、不安な人なのではないでしょうか。新しく来る人に自分の存在価値やポジションを奪われたらどうしようなど。もちろんそんな繊細な人だけではありませんが。


もしあなたが何かの集団に所属していて、新しい人を迎える時が来たら、その人と目いっぱい関わることをおすすめします。人は一番初めに自分に優しくしてくれた人を一生忘れません。将来、その優しさが何十倍にもなってあなたに返ってくるかもしれません。人は優しくされた分だけ、その人を好きになる生き物であると著者は断言しています。

お読みいただきありがとうございました。

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