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最後まで歩きたい

平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しま す。 平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成22年で、男性 9.13年、女性12.68年となっています。
ウォーキング講習会で聞かれるのが、『いつまでも自分の足で歩きたい』という希望です。
では、自分自身で歩けることでどのような効果があるのでしょうか?
本日は歩行能力の維持における身体効果について調べてみました。


ウォーキングの効果

ウォーキングは歩くことです。歩くこととは、「どちらかの足が常に地面についていること」とウォーキング療法士では定義しています。つまり歩き方に制約があるため、脚以外の全身をフルに使ってスピードアップしなければなりません。よく、水泳は全身運動だ、などと言われますが、同じように競歩も全身運動なんですね。

歩行能力と生活能力

今回紹介する
介護老人保健施設入所者における常食摂取者と形態調整食摂取者の身体状況、栄養状態および口腔機能との関連について
では

歩行能力が低下するにつれて、常食摂取者の割合が低下し、形態調整食摂取者の割合が増加した。常食摂取と関連のある要素として、咀嚼力や舌圧値等の口腔機能と握力および歩行能力が示唆された。

と報告があります。
つまり、歩行能力を維持することで、食事形態に維持されます。
さらに食事形態が維持できるメリットとして同じ研究では

ADLの低下に伴い、食事形態も軟食化傾向となり、栄養状態の低下につながることから、多職種と連携して、口腔機能や筋力の維持に努める必要がある。さらに、形態調整食群ではエネルギー摂取量やたんぱく質量を確保する必要性が示唆された。

とも報告されています。
歩行能力を維持することで、栄養状態が整う可能性があるのです。

まとめ

ウォーキングは全身運動です。ウォーキングを継続することでさまざまな効果が得られます。
しかし、その効果を得るためには歩きかたが重要です。ウォーキング療法士としてしっかりと効果のあるウォーキングを指導していきましょう。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/

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