原題はHYPNOTIC。訳すと催眠術。

あらすじとしては、
主人公のダニーローグは目を覚ます。本人曰く別世界から意識が移ってきたらしい。カウンセラーはダニーの言動をまとめる。「きっと【公園】がきっかけとなって戻ってきたのでしょう。」【公園】とは娘のミニーが拐われた現場だ。当時の様子を整理していく。風車。解けた三つ編み。廻るミニー。風車と一緒に。目を離したのは一瞬だった。その後誘拐犯は捕まるが犯行の記憶を全て失くしている。ミニーの身柄は見つかっていない。

ダニーの職業は刑事だ。同僚からのメッセージを受け取り病院の外でピックアップされる。
銀行襲撃の予告が入っているらしい。

銀行の周りをカメラで警戒しているとベンチに見覚えのある男が座る。その男を注視しているとやや様子がおかしいことに気付く。隣に座ったマダムに「今日は暑い。まるでかまどの中だ。」警備員に「本日は快晴だ。」と声をかけている。「暗号で会話している…？」
銀行襲撃のタレコミ元から目的は聞き出してある。貸金庫の23番。これがあの男の目的だとダニーは金庫室へと向かう。23番の金庫に仕組まれていたのは拐われたはずの娘の写真と「レヴ・デルレインを見つけろ」のメッセージだった。

導入はこんな感じ。
以下感想。

90分で伏線もテーマもすっきり回収しきるコンパクトな映画でした。
序盤中盤の違和感は全てまるっと伏線として回収してくれますがそいつはちょっと卑怯じゃねえかってのが率直な感想です。
ただ卑怯とはいえ脇道に逸れずに要素を全て回収した上で後半にしっかりとお話を畳むのでお話としてはわかりやすかったです。

【機関】だとか【能力】だとかで置いてけぼりにされなければ楽しめる映画だと思います。
5点満点だったら3.5点くらいの映画でした。