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ゆっくり、いそげ


農夫のように生きたい


でも成長だったりお金のことも考えたい


そのバランス感覚ってすごく難しい


でも、そうやって生きている姿を見せてくれている人生の先輩たちがたくさんいる

そういう姿を見れるのが、読書をしていて励まされる瞬間です。


影山知明さんの『ゆっくり、いそげ』
好きな本で何回も実は読んでいます。

西国分寺駅のカフェをつくった方が
カフェをする上での哲学や
西国分寺という街のコミュニティの中で
どうカフェを通じて生きていくのかのあり方を覗かせてもらえる1冊です。

東大を出て、大手コンサルを出て、ベンチャーキャピタルも経験し…というような
「ビジネス」「経済」「金融」ど真ん中のような方が、いきついた先の結論がこれなのか!という面白さがあると思うんです。

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「健全な負債感」という言葉が出てくるのですがとても納得し、すぐにメモしました。

ここでいう負債感とは、相手との関係の中で「受け取っているものの方が多いな」「返さなきゃな」という気持ちを背負うこと。
しかも、それは必ずしも義務感ということでもなく、本当にいいものを受け取った時、感謝の気持ちと共に人の中に自然と芽生える前向きな返礼の感情ともいえる。

『ゆっくり、いそげ』影山知明


こういう循環が回っていったら
世の中ってもっとハッピーになるよねって
自然と思えるし、心地いいなと思います。

他にも好きな言葉を載せちゃいます。

「GIVEすることが大切だ!」と書いてある本はたくさんありますが
影山さんは

「受け手」の存在が「贈り手」を育てる

とおっしゃっていて
これもハッとしてペンを喜びの感情と共に持ちました。

これは自分の人生における大切な言葉になるぞ!と。

挨拶をされたら、気持ちよく挨拶を返す
そういうところからでも
普段たくさんもらっているものを
丁寧に丁寧に受け取って
それをまたその人や別の人に繋いでいくのが
今後の社会にとっても自分の人生にとっても
大切なんだろうなと思いました。


西国分寺にあるクルミドコーヒー
まだ、行ったことはないので是非今年行きたいです。

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