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#153 閑散期を考える

「ニッパチ」の謎に迫る


今回は、飲食業に関連する「閑散期」についてのお話しをしていきたいと思います。最近特に僕が思うこと、特にちゃんとした答えがあるわけではなく、無事に着地できるかがわかりませんが、お付き合いいただけると嬉しいです。
#繁忙期が終わると出てくる議論

飲食店を営んでいる皆さんにとって、2月と8月って悩みの種ですよね。これは飲食店における閑散期といわれていますが、特に業界内の通説では「ニッパチ」とも呼ばれています。これは僕が昔から言われて続けてきたことで、時代が変わっても解決されない問題ですね。
#不毛な議論

ところで、過去何十年にもわたり、閑散期対策について討議され続けていますが、果たしていつになったら解決に至るのでしょうか?ずっと悩まされている問題なのに、なぜ対策が毎年必要なのでしょうか?

今までの経験と積み重ねられた膨大なデータから、閑散期が訪れ、売上の減少がおこることが分かっているので、事前に準備できるはずですし、年間予算を組んで、年トータルで利益をプラスに持っていくことができれば、閑散期も寛容に受け入れられるはずです。ではそれなのにも関わらずどうして毎年閑散期についての対策を何時間もかけて議論するのか僕には不思議でなりません。
#飲食あるある

考えてみれば、短期的なプラスとマイナスよりも、長期的な視点で経営を考えるべきかもしれません。閑散期に売上を上げようと必死になるよりも、予算に忠実に売上を伸ばす方法を模索する方が建設的だと僕は思います。それよりも繁忙期に売上を最大化させる方が現実的ですし、効果も出やすいと思います。
#長期的な視点

閑散期にできること


【年間予算を活用する】

まず最初に挙げたいのは、当たり前のことですが、予算を活用することです。年間予算を立て、一年を通じてプラスに持っていくことが目標です。閑散期と繁忙期は交互に訪れるものですから、予算をきちんと設定し使いこなすことが重要です。あたりまえのことですが、意外にもできていないお店が多いのも現実としてあります。どんぶり勘定ではなくキチンとした戦略を用いた店舗運営が必要だと思います。

また、閑散期には新たなメニューやサービスの導入を検討するのも良いと思います。例えば、季節限定メニューを提供することで、リピーターを増やすチャンスが生まれます。そして、その季節限定メニューを楽しみにしてくれるお客様も増えると思います。テストマーケティングとして活用するのもアリだと思います。
2月、8月は季節は夏、冬であり、食材のバリエーションも全く変わってくるのでこの時期に色々と限定メニューを作るのもいいかも思います。もし評判が良ければグランドメニューにも採用すれば良いと思います。
そういった取り組みができるのも閑散期ならではであると思います。
#年間予算

【お店の改善プロジェクト】

閑散期に悩まず、楽しむ方法も考えてみてはいかがでしょうか?例えば、閑散期を「お店の改善プロジェクト」の時期と捉えることができます。新しいメニューの開発や店内の模様替えなど、普段忙しい時にはできないことに取り組むのには絶好機会です、普段忙しい毎日ではできない事、店舗のクリーンアップや備品の在庫確認、店舗の補修などなど。様々なことが思いつくはずです。

また、スタッフとのコミュニケーションを深める良い機会でもあります。閑散期にはスタッフ同士でチームビルディング活動を行ったり、スキルアップの研修を受けさせたりすることで、お店全体のレベルアップに繋げることができます。
#発想の転換

閑散期はチャンス

最後に、閑散期はチャンスであるということを忘れずに。閑散期には普段忙しない時には気付かないことに気付くことがあります。お店の改善、スタッフとの結束強化、新たなお客様との出会い、季節の変化を感じることなど、プラスの要素がたくさんあります。

したがって、閑散期に悩まず、楽しむ心を持ったほうがよいと僕は考えています。長期的な視点で経営を考え、予算を活用し、お店の魅力を再発見するかいい機会です。閑散期がチャンスに変わる瞬間かもしれません。

閑散期に対する悩みや不安は理解できますが、それをチャンスとすることができれば、きっと新たな可能性が広がると思います。プラス思考で乗り越え、閑散期を楽しむことができる方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

以上、閑散期についての考えとアイデアをシェアしました。お店が繁忙期も閑散期も笑顔で溢れることが重要です。閑散期を楽しむ方法を見つけ、新たな可能性を探求していくことが重要だと思います。
#閑散期の対策会議

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