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#200 飲食の問題点をチューニングするエンジニアに僕はなりたい

皆さん、こんにちは。今回は、僕たちの業界が直面している問題点と、それにどう対処していくべきかについて書いていきたいと思います。コロナ禍が去った今、飲食業界はウクライナ危機、円安、全世界的なインフレという新たな課題に直面しています。これらの問題にどう向き合うかが、僕たちの業界の未来を左右します。
#飲食の未来

課題1 給与の問題


まず、僕たちの業界が長年抱えてきた問題の一つに、増えない給与があります。労働生産性の低さが原因で、報酬や待遇の魅力が不足しています。実際、厚生労働省のアンケートによると、多くの正規・非正規雇用者が収入の低さを理由に現在の仕事を続けたくないと回答しています。モチベーションの低下や離職は、この問題が原因です。
#労働生産性を向上させる

飲食店の経営において重要なのは「FLR比率」です。つまり、食材費、人件費、家賃が売上に占める割合です。理想的な比率は食材費35%、人件費25%、家賃10%程度ですが、現実は厳しいものがあります。特に食材費の高騰と人材不足は、コロナ以前から徐々に問題になっていましたが、コロナショックはこれをさらに顕著にしました。従来の「FL比率」を見直し、新しい経営基盤を構築する必要があります。
#人件費が上昇している

課題2 若手スタッフ不足


次に、若手スタッフの不足です。ウィズコロナ、アフターコロナの時代に入り、企業の人手不足が深刻化しています。特に飲食業界は、非正社員の人手不足が顕著です。長時間労働や業務量の多さなどが原因で、離職率が高くなっています。これを改善するためには、人材育成の強化と労働環境の改善が必要です。
#これから若者が減少していく

労働力の確保にはデジタルツールの導入が効果的です。人間が行わなくても良い作業は機械に任せることで、効率化を図ることができます。予約管理やオーダー管理、給仕業務などのデジタル化がその一例です。特にセルフオーダーシステムの導入は、接客の時間を大幅に減らし、人件費を節約する強力なツールとなります。
#最近めちゃくちゃ増えている

課題3 オーバースペック問題


そして最後に、日本の飲食業界が抱えるオーバースペック問題です。高い品質とサービスは日本人の誇りですが、時に市場ニーズから遠ざかることもあります。
とにかく日本は飲食のレベルが高すぎます、どこに行っても美味しいものが食べられますし、ハズレの店に当たる確率は相当低いと思います。だからこそ飲食店間の競争が激しいのですが。この問題に対処するためには、海外市場への展開が鍵となります。外の世界に目を向けることが必要だと僕は考えていて、SNS熱の高まりとともに、日本の飲食業界の魅力が海外で再評価されています。海外でのマーケティング活動に力を入れることで、新たな収益機会を創出することができます。国内も大事ですが海外に目を向けるのもアリだと思います。
#海外でのマーケティングが大事

日本国内でももちろんそうですが、海外になると、さらに市場ニーズやターゲットが多様化します。海外というと【国】という軸がありますが、それ以外にも所得水準、宗教、法律、規制などより多くの要素を考慮した上で自社の強みは本当に何なのか?という点にこだわり、それを訴求していく必要があります。こう考えると、海外向けホームページを制作する際に、単純に翻訳会社に日本語ページの内容をそのまま翻訳してもらっても役立たないことがわかると思います。海外向けホームページには、海外のターゲットを明確にし、そのターゲットの悩み、課題を踏まえた上で、それぞれに対して響くメッセージを打ち出していくことが重要です。それを実現するためにも、海外でのマーケティング活動にどれだけ力を注げるか?という点にどれだけ経営者が強い認識を持ち、実践していくかで成否が決まってくるのだと思います。
#ただ翻訳するだけではダメよダメダメ

極度な戦略転換の必要性


飲食店は人と深く関わるビジネスであり、デジタルツールを導入する際にはその機械的な雰囲気を嫌う風潮があります。しかし、人手不足の深刻さと経費の上昇に直面しており、どんなお店でもデジタルツールを導入し、省人化を最大限に進めることが飲食店経営の新常識となると思います。それが困難な場合は、全ての接客と調理を人が行う、ほんのひと握りの超一流店を目指す他ないかもしれません。少し極端かもしれませんが、このように明確に方向性を決定し、店舗運営に臨むことが重要です。
#軸足をどちらにもっていくか

まとめ


飲食業界で語られてきた法則や公式の大半は40年以上前にチェーン店が台頭した時代に作られた理論です。これらの常識は今や時代遅れかもしれません。コロナショック以前から変化を求められていたこの業界において、従来の常識を捨て、デジタルテクノロジーを積極的に導入して、人を中心とした運営から人と機械(AI)が協力する形の運営へと転換するべきです。デジタルテクノロジーの導入や人と機械(AI)の協力による新たな運営スタイルがこれからの飲食店に求められていきます。デジタル化への抵抗を捨て、新しい時代に合った運営スタイルを模索することで、飲食業界の未来がより明るく変化していく未来が訪れてることを願っています。
#AGIが生活をかえる

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