トゥレット症候群~生い立ち~

福岡県に生まれ、小学2年生までは順風満帆な人生だった。

しかし、小学2年生の夏休みトゥレット症候群を発症した。

その前からまばたきは人より多く軽い運動チックはあったみたいだが気にするほどではなかった。

夏休みのある日、いきなり「あーっあーっ」と大声を上げるようになった。

両親は何事かと血相を変えて部屋に飛び込んできた。

その頃はトゥレット症候群という言葉どころかチックという言葉すら聞かない時代だった。

とりあえず母と小児科に行き診察した。

医師が医療辞典をパラパラと見ている姿は今でも覚えている。

子どもながらなにか凄い病気なんだろうなと感じた。

結果は「チック症」

医師は時間が経てば自然と治ると言った。

そして、薬を処方された。

どんな効能の薬なのかはわからないが多分精神安定剤みたいなものだと思う。

医師は母に、「子どもに対しての愛情不足」「寂しさから発症する」など言っていたらしい。

そこから僕の地獄が始まった。


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