見出し画像

労務の魅力を語ろう

年末に向けて労務関係の発信がされていてとても嬉しくなるイベント労務 Advent Calendar 2019の15日目担当させて頂きます!!

自己紹介

ベンチャーで人事総務全般(主に人事)をやっておりますWandaと申します。実は労務という分野には新卒から並みならぬ情熱があり今回のイベントに参加させて頂きました。人事は新卒から一貫として担当してきまして、早13年目に途中です。
転職もしていて、色々な業態、業種、規模を経験してきており、おそらく人事という枠ではあまりいない経歴を保持してます。

Twitterは今年から始めておりまして是非フォローお願いします!!
https://twitter.com/WandaWanda2015

タイトル選び

今回の労務関係の発信を見ていて、どんな視点で働いているのか、どんな事をしているのかと労務の透明性はぐんと上がっているなぁと同時に労務の方々の考えが分かってとても勉強になりました。

では、自分は何を題材にしようかなぁと考えた時に自分がなぜ人事ではなく労務をやりたかったのか、労務の魅力はどこにあるのか考えたいなと思い、語ろう笑
と思います。

労務?人事ではなく?

これが大学中に就活していた際にほぼ100%の確率で聞かれた面接官からの質問です。
そもそも新卒採用で”労務”なんて求人があるわけもなく、総合職採用という更に関門が広いところに、「労務やりたい」と飛び込んでいくわけです。
恐らく変な人に見られたでしょう笑

労務と聞いたときにすぐに思い浮かぶものはなんでしょうか?

・給与計算
・勤怠管理
・社保手続き(休暇申請とか時間外管理とか)
・なんか難しいもの・・・?

とこのぐらいかと思います。
そもそも”人事”というだけでも抽象度高めなのに、”労務”なんて来た日にはそれこそ思い浮かばないですよね。

それでも労務には価値がある

専門性と人間性両方を極める可能性がある

これが自分が思った事です。

労務の専門性?


労務という業務を行うには、法律、実務、判例、通達等全てを知識として吸収しながら、それでもベストない回答を見つけて、実行していくというとてもハードな仕事です。
でもだからこそ、人事という職種の中でも、”専門性”がつきやすい職種でもあります。
人事に限らずバックオフィス全般的に汎用性が高いと思われ、専門性がないだと思われがちですが、経理でもいえば公認会計士のように、労務でも社会保険労務士にように専門性が発揮できる職種です。

具体的には、例えば新しい手当を出すとしたら労務はどう考えるのでしょうか。

まずは、その手当の種類を明らかにしていきます。
・会社としてその手当を出す理由は?背景は?対象者は?
・人事制度上、祖語が無いか、何に明記されているか。
・手当の基準は?一般的な額なのか?(課税、非課税、固定賃金確認)
・給与で出すとすると、欠勤で控除するものなのか?(日給月給、月給日給)
・いつのタイミングから始めるのがベストなのか?
・他社事例は?
・変更にあたっての注意点は?(判例、他社事例、不利益変更)
・従業員への説明方法は?
・就業規則や他の規程の改定、説明資料の作成(社内での決議会議までからのスケジューリング)
・給与支給にあたっての全チェック(初回)
・手当支給基準に合わせた、給与チェック方法変更・検証

とこんな感じで、”手当出す?簡単でしょ?”

全然簡単じゃない!!!

とだけ申し上げておきます笑
上記を実行する専門性と段取り力、やり切り力、ミスしないが必要になります。

労務の人間性?

労務を提供するのは従業員です。ですので、必ず”コミュニケーション能力”が必要になります。
上記手当導入にて、キチンと説明するorしないで手当の意義が全く変わってきます。(大手だと労務ではなく、人事企画がこのあたりやりますが、労務知らないと説明出来ない)
これが難しいところで、専門性を盾にしてしまうと労務は成り立たないのです。
あくまでも専門性で答えは見つけるけど、それをどうするかは労務次第なのです。
故にコミュニケーション能力が必要で、人間性が必要になります。

特に必要なのが、休職、退職等ライフイベントに直結する事項です。

正解がないのがこの分野です。

であれば専門性を持ちつつ、一緒に考えていく、寄り添っていく(会社、従業員両方に)という極めて高度かつハードな対応が求められます。
ここに書きにくい事は、労務になるとかなりたくさんあります。
本当にそれが正しかったのか?もっといい方法があったのではないか?と自問自答しながら、過去と向き合い、未来に向かっています。
そんな、人間性が必要なんです。

労務の可能性は無限大

余り役立つ情報ではない纏めになってしいまいましたが、

・これから労務をやる方
・労務って何?と思っている方
・労務地味やんけと思っている方

そんな方に労務の可能性を知って頂けたらと思います。

13日のカレンダー担当の佐藤さんが名言を残して頂けました。

採用でも、研修でも、制度でも人事に関わる人は、「労務」を経験することで、今よりもっとよい仕事ができるよね。人事としての価値が上がるよね。

https://note.com/chiemisato/n/n0ea5746d041a

むしろ、私からすると、

人事はまず「労務」。すべての基本。

とぐらい思ってしまっています。
まず間違いなく、人事の未経験が目の前にいたら、まず労務をおススメします。

個人的には、新卒の求人職種を人事→労務に変えるぐらい、労務の重要性を上げていき、このポジションの市場価値、ナレッジシェアを含めた仕組み、「労務の民主化」を進めていきたいと決意しています。

簡単に今年振返ると、
人事制度作ったり、組織立ち上げたり、全力で打ち込みつつ、
イベント登壇させて頂いたり、非常に刺激的な一年でした。
来年は、この”人事領域”、まずは”労務領域”からぐっと色々仕掛けていきたいです。

ありがとうございました。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?