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秋、大杉谷に行ってきた

実は夏にシシ渕に行こうということで大杉谷に行ったが、どうも体調が悪かったのか思うように体も動かずペースも上がらずで千尋滝を過ぎて20分くらいのところ引き返してしまった。
では、秋なら暑さも和らぐので歩きやすいだろうと11月上旬にリベンジを図る。

夏の大杉谷。正直、これだけで満足できる。

夏の時はシシ渕で引き返すプランだったが、今回はシシ渕から少し(といわれるが全然「少し」じゃない。)先にある桃ノ木小屋にて一泊し、そこからまた少し先の滝を見て引き返すプラン。
コースとしては、標高はないもののアップダウンが激しく鎖場・ロープ箇所が多い。自然のアスレチックといったところだ。体力もまあまあ使うため、夏だと消耗が激しかった
しかし、今回は一泊するし、のんびりアドベンチャーできるなあと気楽に構えていたのだが、実際はそんな気楽な行動は出来なかった。

大杉谷登山口から川沿いに歩く。名もなき滝もちらほら。

結論、ケガも遭難も無く、無事に目的地まで行って帰って来ることが出来たのだが、泣きそうになったシーンが少し。
シシ渕手前が水が崖から流れてきて「滝」までいかずとも、まあまあな強めのシャワー状態。そして足場は岩石。しかも平らな面はなく傾斜になっている。左の崖には鎖が打ち付けられており、足を出す前にしっかりと握っていた。そして、一歩足を出し着地した瞬間、「ツルンッ」
あああああああ・・・思い出しただけもヒヤリとする。。。
この時点で思った。
二度とこのコースは行きたくない。大嫌いだ大杉谷。と。

・・・失礼。
私は、超インドア人間で体力は無い方だけど、運動神経が皆無とは思っていないのですが、性根がヘタレビビりな為、こんな感想に。
アウトドアスポーツ好きな方にとっては、すごく人気なコースというのは理解できます。日頃、インドアビビりは来ちゃだめよ。ここ。

過酷な地形を乗り越え、ビビりながらやってきたシシ渕。往路では前日の雨で河流が速く、「思てたんとちゃう!」とガッカリしたが、翌日は流れも落ち着き、前情報で得ていたような穏やかなシシ渕に会うことができた。
(私にとっては)めちゃくちゃ過酷だったけど、やはりそれ相当に得る景色がある。

シシ渕。写真では伝わりにくいが本当に綺麗だった。

でも、やっぱりもう行きたくない。(何回言うねん)

後に、大杉谷の公式サイトを見ると、まさしく私がツルンとしたエリアで1か月前に滑落死亡事故が発生したことが分かり、余計にビビりました。
出発前に見なくて良かったと思いましたが、事前に見ておけばもっと注意深くなれたかもしれないですね。

吊り橋は平気。

そんなショッキングな事もあり、ここでしばらく登山モチベーションが下がってしまいました。
登山趣味の人に「あの程度で…」と呆れられそうですが、あんな岩ゴツゴツツルツルなところをサクサク登れないし、ちょっとひっかけただけでビビって不機嫌になるし、私にはアウトドアなんて向いていないんだ・・・せいぜい、ハイキング程度がお似合いか。とネガティブまっしぐらになっておりました。

それも「過去」になるのですが。

(次回に続・・・けたい)

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