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私が健康であり続けたいと思うのは、ここぞというときに踏ん張れる体力と気力がほしいから

中世の日本では、入浴は「 斎戒沐浴( さいかいもくよく ) 」というような身を清める宗教行為でもありました(中略)日本の寺院では浴室がつくられて儀式とともに入浴が行われ、また浴室がお坊さんたちの会合の場にもなっていました。琉球でも中世の日本から禅僧たちがさかんに渡航していたので、禅宗とともに入浴の文化が持ちこまれたのです。

我々が足湯(炭酸泉)で、高濃度の炭酸ガスを体に溜め込むと、セロトニンというホルモンが大量に出てくることがわかったのです。瞑想によって、平和な感じになります。それは癒しです。ただセロトニンというのは、目をつぶってしまうと松果体でメラトニンに変わって眠ってしまいますから、眠ってしまったらダメです。そのため、目を半眼にして、一点を見つめていなさいというのが、瞑想のひとつのテクニックなのです(中略)炭酸飲料を飲むと、緊張が取れ、肩こりなどもすっかり楽になります。血流がとたんに増します。それはセロトニンの薬理的な作用なのですが、メンタルの面からいうと、脳梁のブロックが取れるということです。

ヨガなど東洋における呼吸法は、いずれも結局は、炭酸ガスをためることをポイントとしています(中略)深い呼吸をすることで、なるべく炭酸ガスを吐き出さず、血液中に入れるのです↓
体に炎症があると、そもそもセロトニンが作られにくくなっています↓

温泉水に多く含まれるサルフェート。有毒化合物を体外に排出し、体の新陳代謝を高める作用があり、美肌、便秘解消、ダイエット効果も(中略)サルフェートとはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルと硫酸基が結合した硫酸塩のことです。サルフェートは、もともと温泉に含まれている成分(中略)サルフェートには、有毒物質や血液中の老廃物を尿とともに体の外にだし、新陳代謝を高める作用があります。つまり、体内のデトックス(毒出し)を積極的にうながしてくれる成分なのです。そのため、サルフェートを含む水は、細胞を活性化して疲労を回復させる効果が高い(中略)男性機能に特化した鍛え方では、睾丸に水をかけて精巣を冷やす「金冷法」があります。子づくりのためのエネルギーは解糖エンジンで産生されていて、解糖エンジンは35℃以下の低温で働くので、股間に「冷たい水」をかけて男性機能を活発にするというものです。このことによって精巣の機能が活発化され、精子の産生や男性ホルモンの分泌が期待されます。温水と冷水を交互にかける、という話もよく聞きますが、温水は精巣に良い影響を与えないので、冷水だけで十分です───藤田紘一郎教授(著書名失念)

寒いところに行くとミトコンドリアが増えるというデータがあります。 寒さを感じると、私たちの体は、体温を上げるためにエネルギーが必要だと判断し、そのためにミトコンドリアを増やせと言う指令を出すのです(中略)サウナのあとで水風呂に入ったりすると、こうした指令が出されて、ミトコンドリアが増えると考えられます。

サウナに(※2〜30分)入ると甲状腺ホルモンが増える↓

体のデトックス能力を改善するもう一つの方法は、発汗などの自然の解毒過程を促進し、細胞脂肪を分解するのに役立てることだ。毒は脂肪に蓄えられるので、この脂肪細胞が分解されれば内部に蓄えられていた毒は放出される。だが排出された毒は、肝臓と腎臓で処理されなければならない(中略)体が毒を効率的に排出できないとき、毒は脂肪に蓄積される──脳内の脂肪も含めてだ。そこで炎症が急成長し、神経変性が生じる(中略)発汗は鉛、カドミウム、ヒ素、水銀を、とりわけ重金属の毒性の高い人の体内から除去する。人に汗をかかせるものであれば何でも自然のデトックスを助けてくれる(中略)発汗は体内から電解質と微量ミネラルを奪うから、サウナを使って解毒するならば、水分と塩(ヒマラヤ産のピンクソルトか同等のミネラル豊富な天然塩が望ましい)をたっぷり摂ることだ(中略)「全身冷却」でさらなるコラーゲン合成を促す 寒さへの準備はできているだろうか? あなたは前に寒冷療法のメリットについて読んで、最短でも2週間は冷たいシャワーを浴びるか、氷水に顔をひたすか、両方されただろう。だが今度はもう一段階アップする頃合いだ。全身冷却療法ができるところを見つけて、安全で制御された環境で寒冷によるメリットを得ていこう(中略)全身冷却法はとても効果がある(中略)寒冷療法のプラスの副作用は、肌の奥でコラーゲン合成を促すことだ。つまり、しわができにくくなり、皮膚の傷も治りやすくなる

自閉症の子どもはそれ以外の子どもに比べ体内に水銀が蓄積(中略)つまり、水銀を排泄できない子どもほど、体内に水銀が蓄積して、症状が出ている↓

サウナ部屋にだけ入って水風呂に入らなかったときと、水風呂に入って体を思いっきり冷やしたときと比べてみてください。水風呂に入ったときのほうが、不思議と体がポカポカしてくるはずです(中略)それこそが、体が冷やされて、ミトコンドリアが増えていくぞというサイン(中略)「寒さ」を好むのが、じつはミトコンドリアなのです(中略)ミトコンドリアを増やすだけなら「寒さ」を利用するだけでもいい(中略)寒さを感じることで、体は 「エネルギーが必要だ」と感じます。 するとエネルギーをつくらなければ生命活動ができなくなるため、ミトコンドリアを増やそうとするのです───日本医科大学 太田成男教授(著書名失念)

温水と冷水に交互に浸かる効果の研究では、翌日までしっかりと残るはずの筋肉のこわばりが軽減されたという結果が出ている(中略)マリアン・ペパーは、リウマチを患って12種類もの薬を使用していた。痛みのために自分で服も着られなかった。それが、いまや薬も飲まずに元気いっぱいだ(中略)他人に「頼る」のではなく、身体に備わっている能力を活用すべきだ(中略)深酒した翌日の二日酔いや時差ボケの対策に使える(中略)「コールド・トレーニング」を積み重ねることで、ヴィムは多くの「褐色脂肪」を持つようにもなった(中略)白色脂肪と比較すると多量のミトコンドリアを含むため、色が茶がかって見える(中略)褐色脂肪は「体内に蓄えられた脂肪」と「燃料として使う脂肪」のバランスを適切に保つ役割を果たしている(中略)褐色脂肪が多いほど、燃やされる脂肪が増える───そして、もっと体重を減らせる(中略)白血球が増え免疫力が上がる「コールド・トレーニング」(中略)毎日冷水シャワーを浴びる人も白血球が多い(中略)身体の一部を冷水に浸けると、血管を強化するホルモンと凍死を防ぐホルモンが放出される(中略)慢性的なストレスは健康に害を成すが、制御された強烈なストレスは人間の身体がつくり出す薬のひとつなのである。

どうすれば脂肪は脂肪酸に分解できるのか(中略)脂肪を分解できる酵素は五つしかないので、そのなかのどれかを利用するほかありません(中略)『リパーゼ』寒いと出てくる酵素です。気温10度以下ぐらいの部屋に薄着のまま30分ぐらいいれば分泌されます(中略)しかし、これを実行するのは、中高年の人にとっては、かえって体にマイナスです───脳内革命 春山茂雄医博(著書名失念)

体に影響を及ぼすには、冷水と温水の刺激を交互に与えるのがもっとも良く、クナイプ氏はそれを効果的に行える方法を開発しました。クナイプ氏が開発した水治療には、冷水を体にかける治療法、冷水や温水の風呂に入る治療法(冷水浴、温水浴)、足浴、薬草を使った湿布などがあります。私の祖父と父がその水治療を行う医師だったため、私も自宅で毎日、冷水を体にかけたり、冷水の風呂に入ったりしていました(中略)病院に理学療法科だけでなく、水治療法科もあったほどです。しかし、私が医学を勉強していた1980〜1990年に、その状況は一変しました。医学の世界では、クナイプ式水治療法は時代遅れとなり、さらに人件費や水道代が値上がりしたことで、その治療を行なっていた診療所や病院は経済的に苦しくなり、クナイプ式水治療法を行わなくなってきたのです。病院の水治療法科の浴槽は取り外され、その治療室はほこりだらけの部屋となり、ついに内視鏡やエックス線装置が置かれる検査室になってしまいました。クナイプ式水治療法の支持者は、イメージを良くするためにクナイプ氏の肖像画をアンディ・ウォーホル風に書いて見たり、クナイプ主義なんて言葉を使ってみたり、いろいろとマーケティング戦力をしたのですが、あまり成功しませんでした。特に若者には、その戦略は全く響きませんでした(中略)しかし、リハビリ施設や自然療法の病院だけは、引き続きクナイプ式水治療法を行っていました

凍結寸前の水につかっていると数分間で死がおとずれると思うかもしれないが、あきらめないぞと心に決めている人は、そうかんたんには死なないようだ。タイタニック号の料理人のひとりは、凍てつく海で二時間ただよったあげく、救助された(中略)生還の秘密は、休むことなく泳ぎつづけたことだった。それがエネルギー代謝を維持した(中略)方法を知っていれば、いのちびろいするチャンスはあるのだ。どういう姿勢をとるかによってもちがいはある。

私が健康であり続けたいと思うのは、ここぞというときに踏ん張れる体力と気力がほしいから────安保徹医博(著書名失念)

ストレスを与えることで細胞は強くなる。



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