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日本人は、「他人と同じで安心する」という奇妙な癖がある

がんを治すには、身体の内部環境を改善すべきです。今までの生活習慣を変えずしてがんを治療しても、効果が薄い(中略)精神、ストレス、思考などは、がんに大きく関わっている(中略)日本人は、「他人と同じで安心する」という奇妙な癖がある(中略)もっと柔軟に考える必要があります(中略)特定の条件が揃えば、自然治癒は起こせる(中略)実際に頑張って闘っているのは、体の免疫であり、その本体は白血球をはじめ、免疫組織、ホルモン、神経、脳などです。だから、本人は、免疫力が十分に発揮できるように、身体の環境を整備すればよい(中略)がんになると、「免疫力を上げよう」というのが合言葉のようになります。それは正しいのでしょうか。がんになった状態では、身体はがんをなんとか征圧しようとして、頑張っているのです。だから、免疫力は十分に上がっています。それをさらに上げようというのだから、これは並大抵のことではないはずです。また、「体温が◯℃アップすれば、免疫力は◯%アップする」ということで、ひたすら体温をアップさせようという人もいますが、実際には身体を温めてもなかなか体温はアップしません(中略)代替医療なら苦しみはかなりソフトです。少なくとも、通常医療のように過激な治療は、私の知る限りありません(中略)ソフトな治療で、がんが快方に向かうなら、よいことではありませんか。

ユーモアのセンスと寿命の長さには相関関係があることが、実際の研究によって明らかになっている↓
ミシュランの調査員を尊重しすぎて、自分を大切にしてこなかった

一九九四年、三二歳のイギリス人、マルコ・ピエール・ホワイトは最年少三つ星シェフとなった。そのわずか五年後、一九九九年、彼は引退した。「ミシュランの調査員を尊重しすぎて、自分を大切にしてこなかった。私には三つの選択肢があった。自分の世界の囚人となり、週に六日働きつづける。偽りの人生を生き、高い金をとって自分は厨房に立たない。あるいは星を返上し、子供たちと過ごす時間をとり、自分を再生させる」。ホワイトは星を捨てたはじめての三つ星シェフとなった。パリのシェフ、アラン、サンドランスは星を維持しようとすることに疲れ、自分の三つ星レストランを閉めて改装した。それで一時的にミシュランから離れた。「楽しみたい気分なんだ」と彼は二〇〇五年に《ニューヨーク・タイムズ》に語っている(中略)二〇一七年の父の日に、オーブラックの高原をマウンテンバイクで走りながら、ブラスはミシュランガイドの星よりも欲しいものがあることに気づいた(中略)ミシュランガイドの一二〇年の歴史のなかで、ブラス(※三つ星のオーナーシェフ)の決断は先例がなかった。閉店、移転、コンセプトの刷新が理由でミシュランから離れようとするシェフはいた。しかし、ブラスはレストランについて何も変えなかった。メニューも価格も変わらない。ミシュランに来てほしくないだけだった(中略)「私は彼らに選択の余地は与えなかった」と、ブラスは言う。ソーシャルメディアの力を使って、世論を自分の味方にしようとした(中略)ブラスは抜け出すことができた。ゲームとのかかわりかたを変えたからだ(中略)ブラスにとって本当に価値あるものの中心には家族と、報復を恐れることなくオーブラックの食を創造して広めたいと言う欲求があった(中略)二〇一九年二月、はじめての勝利を知ってからちょうど一年後、セバスチャン(※セバスチャン・ブラス)は一本の電話をもらった。「日曜にの夜八時くらいで、その日は二〇一九年版のミシュランガイドが発売される前日だった」。電話をかけてきたのはプレネック(※ミシュランガイドの国際責任者グウェルダン・プレネック)だった。「彼が言うには、二〇一九年のガイドに再掲載されるということだった。二つ星でね」「どう反応しましたか」私は訊いた。「笑ったよ。大いに笑ったね」※引用者加筆.

「笑ったよ。大いに笑ったね」

本当の燃え尽き症候群は、自分に適していない職業に就いたときに起こると言う。

「脱落」は、一切のしがらみから脱し、心身ともにさっぱりした境地のことです。「解脱」と同じで、すべてを捨て去ったあとの執着のない自由な精神と考えればいいでしょう(中略)実際に人を救うのに必要なものは、高遠なありがたい学問ではなく、闊達自在な機用(はたらき)だということなのだと───臨済宗大徳寺派承福禅寺 埜村要道住職(著書名失念)

人を救うのに必要なものは、高遠なありがたい学問ではなく、闊達自在な機用(はたらき)

一九七六年、進化生物学者リチャード・ドーキンスは著書『利己的な遺伝子』で「ミーム」という言葉を生み出した。説明しようとしたのは、思想や行動、表現などの形のないものが時間や空間を超えて広がる現象だった。彼はこうして伝わるものをミームと名づけた。人から人へと真似る過程を経て拡散する情報の文化的な単位(中略)ドーキンスによれば、ミームは生物学的な遺伝子と同じように機能する。その存続は、受け継がれていくかどうか、その際に完璧に近い状態で複製されるかどうかにかかっている。ときどきは変異が起こるかもしれない(中略)ミーム理論によれば、真似を通うじたミームの拡散は、文化の発展と持続可能性をもたらす(中略)ミームは人間の意図や創造を通して広がらない。それはダーウィンの進化のように、ランダムな変異と淘汰を連続して経験する(つまり、インターネット・ミームはドーキンスが言うミームではない。インターネット・ミームは何かを意図的に変えたものだからだ)。本物のミームは、言うなればウイルスのように拡散する。ミームを広げる人は運び手にすぎない。情報を受けわたすホストである。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とは「未来に戻る」という意味の英語表現です↓


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