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養子当事者から聞く、目から鱗のテリング

<環の会の説明会に参加した育て親さんからのメッセージ>

「イベントに参加する」というテリング

説明会の「交流タイム(育て親希望夫婦と環の会のメンバーとの意見交換の時間)」で2人のYouth(環の会で縁組をした養子当事者)のメンバーがテリングの話をしてくれました。
1人のYouthは説明会やBBQなど、お父様が積極的で、小さい頃から参加していたそうです。
お友達もたくさんいて、一番仲の良い子は「俺たち、ある意味、兄弟だよね!」と言いながら育ったと話してくれました。
こういうのに参加していたことが、ある意味テリングであって、親には感謝しているとのこと。
もう1人は、反対に小さい頃はお父様が忙しかったこともあり、ほとんど説明会などに参加した記憶はないとのこと。
Youthの年齢になって、Youthの集まりに参加するのが楽しいと言っていました。
小さい頃も参加していたら、もっと違う気持ちもあったかもしれないけど、今はこれでよかったと話してくれました。

我が家は、娘が赤ちゃんの頃から、極力説明会に参加してきました。
家族ぐるみで遊ぶお友達もでき、キャンプをしたりプールに行ったりしています。
1人のYouthの方と同じです。ただ、テリングを意識していたわけではなかったので、交流タイムでのYouthの話に、夫婦で目から鱗でした。
そのご家庭ごとに、色々なテリングがあって、正解なんてないけれど、成長して自分の言葉で語ってくれるYouthの皆さんは頼もしいなと思いましたし、気付かせてくれることもあり、ありがたいです。

「みんな環の会の家族だね」

今回は、遠方での説明会で、娘にとっては初めましてのお友達ばかりでしたが、すぐに仲良くなって、Youthの方たちにも遊んでもらい、とても楽しい時間を過ごせたようです。
「今日遊んだお友達も、お兄さんお姉さんも、あなたと同じで産みの親がいるんだよ」と話したら、娘は「じゃーみんな環の会の家族だね」と言いました。
確かに子どもたちの成長を見守り、見守られ、いつかは娘もYouthの仲間入りをし、交流タイムに1人で行くようになるのでしょう。
そうやって、環の会の家族が続いていくって素敵だなと思いました。
説明会に参加すること、ちょっと面倒だなって思うことも正直あるけれど(笑)、たくさんの家族に会えるよう、参加していきたいなと思いました。

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