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これとそれとあれ

「ここ」と「そこ」と「あそこ」の違いは、距離の違いですね。運用にあまり悩む方はいないと思います。
では、「これ」「それ」「あれ」はどうでしょう。
モノや場所を指示している場合は容易ですが、具体的に何も指し示していない場合は悩みます。
「これは私の問題です」
「それはどういう意味ですか?」
「あれはどうなったの?」

みたいに使われた場合。
「これ」は「私には見えている(認識されている)案件。相手には見えている場合と見えていない場合とがある)
「それ」は「相手には見えているが、私には見えていない案件」
「あれ」は「私と相手、双方に見えている案件」
という運用になります。

これはあくまでも日本語指導者の覚え書きであって、日本語指導の場合は、この説明では難しい。会話例をたくさん出して、使わせて、概念を頭に入れるしかない。

以上はべつに私が発見した訳でもなくて、養成講座で聞いたことを備忘録的にまとめているに過ぎません。運用に間違いや例外があったらご指摘ください。



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