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夏場所まとめ

【相撲エッセイ】

休場や引退のニュースを知ると寂しく感じますが、先場所休場していた力士と、とうとう横綱も戻ってきました。

横綱土俵入りを久しぶりに見て、やはり華があるし、横綱は別格に感じました。

そして、結びの一番が横綱だと土俵が締まります。照ノ富士(てるのふじ)は復帰しましたが、テーピングだとか膝のサポーターのグルグル巻き具合が物凄いです。が、強いです。さすが横綱。

阿炎(あび)のお腹の傷が気になりました。まるで猫に引っ掻かれたような傷に見えたからです。

吉田アナウンサーの実況が好きです。低音の渋くてイイ声をしていて聞き取りやすいし、所々挟んでくる相撲のルールや、力士の特徴などの説明が私のような相撲初心者にも分かりやすいからです。

2日目の御嶽海(みたけうみ)と北勝富士(ほくとふじ)の取り直し。勝った御嶽海が突き飛ばされて敗れた北勝富士に手を差しのべる。北勝富士もそれにがっちり応えました。意地と意地のぶつかり合いのような、あんなに激しい相撲だったのに、互いにチカラを出しきったからなのか、称えあったからなのか、互いに手を握りあった姿に泣きそうになりました。

のど輪をくらっている力士は、あれでよくむせないなぁと、いつも感心します。

相手に何もさせない相撲、すごいです。一気にオラオラオラ~ッ!て攻めて圧力と気迫で対戦相手を土俵から追いやる。勝った後にも燃えたぎっている厳しい表情がいいです。

8日目の朝乃山(あさのやま)と北青鵬(ほくせいほう)の一番が印象に残りました。
「あ・・・!朝乃山が敗けた・・・」
会場の空気が、そう言っているかのように、一瞬静まりました。北青鵬は大物感があって大関になりそうな顔をしていると思います。

11日目の若元春(わかもとはる)と北青鵬(ほくせいほう)の一番。

「うっちゃり王子」若元春(*´꒳`*)

若元春には、これがあります。土俵際の粘り。大逆転。新関脇の意地みたいなものを感じました。

14日目の貴景勝(たかけいしょう)と若元春の一番。過去に何度か対戦していて、初めて若元春が勝ったそうです。敗れた貴景勝の表情が印象的でした。

「君、やるじゃないか」

とでも言っているかのような悔しさの感じられない表情だったからです。若元春に感心したとか、認めたという心理の表れなのでしょうか。


《まゆみ山的ビューティー三賞》

「美脚賞」
一山本(いちやまもと)
脚が細くて長いです。が、力士としてはちょっと頼りなく見えてしまいます。踏ん張りがきかず、ずずずずずーっと押し出されてしまいそう。

「美肌賞」
隆の勝(たかのしょう)
その背中は、まるで滑らかな絹豆腐、もしくはカスタードプリンのようです。

「所作が美しいで賞」
若元春(わかもとはる)
玉鷲(たまわし)
所作をはしょらないというか、礼をするときなど丁寧です。それだけのことでジェントルマンに見えてしまいます。


やはり横綱は強かった。
照ノ富士、照ノ富士ファンのみなさま
優勝おめでとうございます!



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