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note都市伝説

noteは生き物です。

クリエイターの文章から、行間から、息づかいが聞こえてきます。文章の上に感情などのエネルギーが乗っかっています。ページを開くと、もう、その人が「しゃべってる」って感じです。

記事はもちろん、コメント欄も、そのクリエイターの人柄がなんとなくですが、伝わるようなときもあります。

noteは雑誌や新聞記事よりも「生モノ」という気がします。新聞などは書き手が自分の感情が揺さぶられたことについて書くワケではないから当然のことかもしれません。

私が目にしている書体はみな同じです。それなのに、みな違う。クリエイターが手書きで書いた記事を読んでいるわけではないのに、それぞれ個性を感じます。もう、これは都市伝説並みのミステリーです。

クリエイターページのヘッダー画像から、プロフィールアイコン、ページ全体の印象や言葉選びなど、そのクリエイター独自のスタイルがあります。記事はもちろん読み物として文章を目で追って読みますが、それと併せて、物理的なエネルギーとして周波数を感じとっています。そんなとき人はそれを“雰囲気”として感じとるのかもしれません。

キャンバスを眺めていると、全体からエネルギーが伝わってきます。思考(文章)が絵の具だったなら、下書きという名の感情が浮かび上がってくる感覚です。

文字では伝えきれない
言葉にはならないような気持ちを
たしかに感じて、受け取っています。

文章はもちろん、風景、動物、洋服などの写真やイラストにも、しっかりクリエイターの感情が乗っかっています。被写体が何であれ写真から感情が擬態語となって伝わってくるようです。
「わくわく」
「ルンルン」
「ドキドキ (ポジティブなほう) 」
そのレンズの奥の景色を愛でる気持ちがリアルに伝わってきます。

記事を読むというより、そのクリエイターに会いにゆくという感覚です。私は1日に幾つもの用事を詰め込んだり、大人数で、ドーンと人と会うことが得意なほうではないので、noteでも、その日の気分や時間配分によって「今日はここまでにしてまた今度遊びにいこう」とか、その日によってマチマチです。

記事タイトルやヘッダー画像のセンスの良さに胸キュンしたり、笑えたり、癒されたり様々です。タイトルを見て記事内容を想像してから読むときもあれば、タイトルは先に意識しないで記事内容から入っていくときもあります。これは例えば、新聞見出しをパッと目にしたときに

“きっと、こんな内容が書かれているんだろうな”

などと記事を軽く読んだつもりになってしまうことがあります。それをさける為です。何故かといえば、noteの記事の中には私の想像を超える内容のものや、私にとって、魂がはずむほどの大切なメッセージが託されていたりするからです。


様々なクリエイターの記事を読み進めていくなかで
「記事の内容もそうだけど、その人を、もっと知りたい」
「私は今、笑いたいんじゃない」
「何も考えないで写真を眺めていたい」
「シンプルな言葉に癒されたい」
「記事から私なりの気付きを得たい」

noteを読むことが日常の“作業”になってしまわないように、ていねいに向き合わないでいると、自分の本心には、すぐに気が付けないものだなと思いました。

noteは血管が張り巡らされていて、脳や心臓などの臓器をもち、呼吸をしている、感情をもった生き物です。ちょっとホラーチックな表現になりましたが、noteって不思議だし、おもしろいです。



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