2019年5月の記事一覧
【読んでみましたアジア本】出自と記憶、知識とイマジネーションを駆使して自由で多面的なSF世界:ケン・リュウ『生まれ変わり』
今年から、もっとアジア全体のことを知りたくて、この書評号も「読んでみましたアジア本」とタイトルまで変えたのに、どうもパンチのあるアジア本がなくて困っている。
一般の理解につながるものを、という主旨なので、研究者が書く堅苦しい学術書は基本的に手に取るつもりはなく、もちろん旅行観光本もさすがに「読んでみました」といえるものではないので除外。あと、極端な感情をほとぼらせ、読者もそのムードに巻き込むこと