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19世紀イギリスの資本主義

先日、「資本家マインドセット」という本を読み、
資本家ってなんだろう?という疑問が浮かびました。

資本家について理解するんだったら、19世紀のイギリスだろう!
と考え、こちら本を読みました。

1. 要点

イギリスが儲けた仕組みの要点はこちらです。

・世界にインフラを整備
・インフラの手数料で儲ける

資本家が儲けるのは、インフラ作りなんですね。
こちらについて具体的に見ていきましょう。

2. 世界を一体化する仕組み作り

イギリスは産業革命の中心であったことは、
皆さんなんとなく知っていると思います。
実は、このことはイギリスが世界を掌握する鍵になったのです。

イギリスは蒸気船により海路を、鉄道によって陸路を、
海底ケーブルによって電信を整備しました。
そのことによって、世界が縮まっていったのです。

3. 工業化とその仕組み作り

イギリスは工業化により、大量の商品を作れようになりました。
これを可能にした仕組みが、工場制手工業です。

工場制手工業というのは、資本家が工場を用意し、
そこに労働者を集めて作業させるというようなものです。

これを通して、資本家と労働者という概念が生まれました。

そして、不労所得で生活する人がジェントルマンと呼ばれるようになり、
彼らが中心に経済を動かすようになっていきました。

4. 手数料資本主義

時間が経つにつれ、イギリスの世界第一の工業国家の地位は、
ドイツやアメリカに譲ることになってしまいました。

しかし、これらの国はイギリスの海上網を使わないと貿易ができなく、
保険もイギリスのものを使っていました。

また、イギリス製の電信が通信や決済のシステムを形成していきました。

すべての国がイギリスの資本を使わなくてはならなかったのです。
そのため、イギリスは十分に儲かる手数料を得ることができたのです。

5. 編集後記

インフラ作りが一つの鍵なんですねー

FacebookやGoogleも世界中にインフラを整備して、
その利用料や広告費で儲けていますよね。

僕も何か仕組みを作らないと!


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