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高校野球でも補強選手、移籍があっていいかも

球数制限が始まり、ますます高校野球で当たり前となってきた継投での戦い方。

今年の夏の甲子園でも大阪桐蔭や決勝に進んだ仙台育英など豊富なピッチャーを揃えて勝ち上がってきたチームが多い。

ピッチャーにとって肩と肘は消耗品。甲子園が人生の全てではない。ここで無理して怪我をしたり、野球人生が終わってしまうのは本当に起こしてはいけない。これは大人たちがコントロールすべきとこだと思う。

その中での球数制限、継投での戦い方には個人的には賛成している。ただここで問題となるのがピッチャーの育て方だ。

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ピッチャーを育てるのは本当に難しい。さらに2年半という期間の中で計算できるレベルまで持ってこなくてはならない。私自身も中学、高校とピッチャーをしてきたが、技術、メンタルが不足しており、本当に難しいポジジョンだ。

強豪校は部員数が多くいたり、スカウトで優秀な選手を集めたりできる一方、それ以外の高校に関しては、部員数が少ない、野球の実力も劣ってしまう可能性があり、ますますピッチャーを育て、揃えるのは難しい課題となってしまう。今年の甲子園でも近江高校の山田くんが準決勝までほぼ1人で投げている印象が強かったが、プロも目指せる選手なので、肩、肘への負担がどれだけあるのか、心配だった。

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そこで提案したいのが補強選手と移籍制度だ。

まず補強選手だが、これは社会人野球にはある制度だ。例えば甲子園出場したチームが同じ地区の高校から選手を補強して甲子園に挑むことができるようにすれば、ピッチャーを揃えることができたり、チームの弱点を解消できたりできる。

次に移籍制度だ。これはトレードやサッカーなどである期限付き移籍のイメージだ。これは地区予選から行っても面白いんじゃないかと思う。強豪校では部員数が多く、他の高校に行けばエースになれる実力があるのに、ベンチ外になるケースもあると思う。そのような選手たちが他の高校へ移籍できたりするとより選手の活躍の場が増えたり、移籍先チームの課題解消にも繋がると思う。

提案は以上だが、上記2つの制度にも問題はたくさんあると思う。チームとの連携、コミュニケーションは?移籍する高校によっては遠方になるかもしれないのでその時は勉強はどうするのか?そもそも補強選手や移籍に抵抗感がある?など。

課題は山積みだが、これらを実現することができれば、継投での戦い方、ピッチャーの負担が減るだけでなく、選手の活躍の場が増えたり、チームの課題が解消されて地区予選からよりレベルの高い試合が実現できるのではないかと思う。

もっといろんな問題に対して柔軟に考え対応していければ、もっと高校野球が面白くなると思う。

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