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自分で自分を育てる「セルフコーチング」のススメ

コーチングって聞いたことある、又どういうものかは何となく分かったけど、何からどのように取り入れていったらいいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。かつて、コーチングにを学びコーチとして活動する前の私がそうでした。

普段、組織の人材育成に携わる外部パートナーの立場から言わせていただくと、組織の中では管理職になってはじめてコーチング研修を受けてメンバーに実践してみてくださいという状況に悪戦苦闘されている様子を多くお見受けします。管理者自身がコーチングを受けたことがない中で、コーチングを実践するのは至難の業でしょう。

そこで今回は、現管理職である方、これから管理職を担っていく方に向けて自分で自分を育てる「セルフコーチング」の活用についてお伝えしていきます。

コーチング会社でセールスを行いながら、コーチとして活動して私が実践してきた手法をお伝えします。今から自分で自分にコーチができるようになることで、将来の"いきなりコーチング"を予防するだけでなく、自身のコーチ力を高め、意図して計画的に気づきを得るチャンスを掴むことができます。

本記事を読んで、やってみて、効果を感じていただけますと幸いです。
また、やってみたコメントもぜひ、お待ちしております。

セルフコーチングとは何ぞや

私が考えるセルフコーチングとは、もう一人の自分が自分に問いかけることで、自分との対話空間を創り出すことです。そして、その対話を通して考えや気持ちを整理しながら進む道をクリアにしていくことです。
また、そのアプローチ方法は外部のコーチからコーチングを受けるのではなく、自分がコーチ役になり自分にコーチングを行うことです。やり方については追ってお伝えしていきますが、まずはどんなメリットがあるのかを確認しておきましょう。

セルフコーチングで得られるメリットとは

セルフコーチングを行うことで得られるメリットは、頭の中はもちろん、心の中までスッキリして、新たな選択肢を得ていくことができるところです。箇条書きで書き出すと、私が感じるメリットは以下となります。

・思考が整理され視界がクリアになる
・自分のクセに気づき、自己理解が深まる
・新たな選択肢がうまれる
・心身共にスッキリしてくる
・自分でコーチするため費用は一切かからない

セルフコーチングの簡単なやり方

では、いよいよ私が使っているセルフコーチングのやり方をご紹介します。
7つのステップで、自分に問いかけて、自分で答えていきます。
音声でも、テキストでも、自分にしっくりくるやり方を取りいれていきましょう。

①    話したいテーマを決める
「何について話したい?」
「テーマは何にする?」

②    得たい状態を決める
「この時間でどんなことを手に入れたい?」
「どんな気持ちになっていたい?」

③    現状について確認する
「今、そのことに対してどんなことを感じている」
「できていることは何?」

④    理想について確認する
「本当はどうなりたい?」
「どう在りたい?」

⑤    GAPを特定する
「最大の壁は何?」
「何が解消されたら良さそう?」

⑥    対策について考える
「どんなことができそう?」
「モデルとなりそうな人はいる?」

⑦    行動に変える
「まず、一歩踏み出すとしたら何から始めたい?」
「では、いつから始めよう?」

セルフコーチングやってみます、私の事例

では、実際に私がやってみます

・「何について話したい?」
  ブルーマンデー(月曜、憂鬱問題)について話したい

・「なんで、そのテーマ話してみたいと思ったの?」
  毎回、日曜になるとその月曜が憂鬱でまさに今その状態だから

・「このセルフコーチングでどんなことを手に入れたい?」
  少しでも心が軽くなって、よしやろうと思えている状態を手に入れたい

・「今、そのことについて自分自身をどんな風に捉えている?」
  日曜お昼過ぎた頃から、明日仕事行きたくないなと思っている

・「今まで月曜が憂鬱じゃないと感じた時って何か記憶にある?」
  あんまりない。次の日が祝日で休みとか、大型連休が近いとか
  月曜のスケジュールがあんまり立て込んでいないとか。
  そんな時は、少しは憂鬱感とやらは和らいでいるかも。

・「本当はどうなっていたい?」
  火水木金と同じような感覚で憂鬱感が和らいでいる状態になっていたい

・「火水木金の憂鬱感が和らぐってどんな状態?」
  休日との境目が和らいできている状態、つまり、休日の自由感の記憶が
  薄まってきていて、平日の拘束感に対して慣れてきている感触かも。

・「その感触を手に入れていたいってこと?」
  うーん。本当は休日と平日の境目をなくしてGAPがない状態を
  作り出せていると良いリズムになりそうだからそうしたい。

・「今、どんなことできている?」
  そのために、コーチング会社でセールスをしながら、コーチや講師と
  しての活動を積み上げている。また、外部の交流を通して会社以外の
  場所を複数つくれてきている。

・「最大の問題は何?」
  組織に属して、拘束されている働き方なんだと思う。
  また、独立するだけの覚悟がないこともあるかもしれない。

・「そのことに対して何ができる?」
  あと、1年業務委託で働いていけるスキルと経験を積み上げて
  どこでもやっていける状態までもっていくこと。

・「さて、何から始めようか?」
  会社でのオリジナル講座企画登壇、新規セミナー企画登壇
  これらを10月~11月で企画して12月にリリースすることから始めたい。

・「やってみて、今どんなこと感じている」
 スッキリした、向かっている方向はこれでよいと自信がわいてきた
 長期的な視点で眺めると焦る必要はない、大丈夫!って感じかな。

セルフコーチングで気をつけたいこと

外部のプロコーチとの違いを認識しておくことが大切です。
セルフコーチングは自分がコーチとなるため、気づきの幅に限界があります。自分の経験値に偏る、問いの幅が限られる、第3者からみたフィードバックがない等、得られる質に限界があります。ですので、外部のコーチングとの併用をお勧めします。

また、毎日振り返りをXにて、やっております。
よろしければ、遊びにきてください。

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