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#132 病気=自分ではない

この話はあちこちでしゃべっていますが、落ち込みやすいタイプの人は思いのほか多いので、こちらにも書きたいと思います。

まだ20世紀だった頃に、外国の航空会社で海外旅行に行ったときのエピソード。

金髪のフライトアテンダントさんに「何を飲みますか?」と尋ねられ、隣の席の方が「I am オレンジジュース」と言ったので、吹き出しそうになりました。

英語で「オレンジジュースください」というのは「ギブ・ミー・オレンジジュース」とか「オレンジジュース・プリーズ」で通じます。

実は、英語の間違いで吹き出しそうになったわけではなく、「私はオレンジジュースです」と言っている方の顔が、ミカンのような顔をしていたのです。

笑いをこらえるのに必死でした。

私は重篤な病気になって、ひどく落ち込む友人がいたら、いつも上記の話を思い出すのです。

健康であるに越したことはありませんが、たとえ病気になっても、病気=不幸ではありません。
「がん」や「膠原病」といったやっかいな病気になってしまった時、その病気に自分を乗っ取られないでいて欲しいのです。

「私は癌だ!」“I amがん” “私=がん”になってしまうのはもったいないと思います。
もちろん、集中的に病気治療の時間が必要だったり、生活が治療中心に変わる必要があったりする場合もありますが、それでも「自分=病気」ではないはずです。

病気に侵されていない部分の自分のことを、忘れてしまわないでいて欲しいと思います。

病気が自分の全てではない。

生きているのは体。
だから、その身体を動かして欲しいと思います。

そして病気があっても、その病気がない部分の健康を認め、笑う気にならない時ほど、笑いましょう。

笑いヨガでは、
汗臭くても笑う、
請求書が来ても笑う、
怒っても笑っています。

そのことの重要性は、すぐには気づかないですが、ジワジワと人生の質を変えているはずです。

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「オンラインサロン笑い道」配信 エンジョイライフ PartⅡ
Vol.89 人生100年時代を笑って生きる(8)“本質まで病に侵されてはいない”

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多発性骨髄腫という難病と向き合いながら、命ある限り、さまざまな発信を続けてこられた、友道健氏先生。岡山の全国笑いヨガ大会でもご登壇いただきました。
とても困難な状況にあっても、笑顔を大事に笑いを大事にされていました。 著書『方円の器Ⅱ 生きるって素晴らしい』
Ⅰを読んでなくても、教育に携わる人はもちろん、そうでない方にも読んでいただきたい価値ある1冊です。



◆笑う力・見る力を鍛え、健康で心豊かな人生へとかじ取りできるのがオンラインサロン笑い道です。
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