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#193 過去に囚われない

数年前の話ですが、子どもの頃の幼なじみが私の出演したラジオを聴いたと電話をくれました。
話していると、彼は目が見えなくなったというのです。

その時、詳細は本人から聴かなかったのですが気になりながらも会いにいけず、だいぶ時間を空け、やっと彼を訪ねることができました。

大好きだったお寿司と、これまた大好物の銀杏のお菓子を持って行きました。

彼は糖尿病のため完全に失明し、足指4本も切断していました。

糖尿病に気づかず、病院に行ったときにはもう切断するしかなく、今は炭水化物や糖分は一切食べないのだそうです。

話をすると、昔のまま人柄は全く変わらず楽しい時間を過ごしました。
しかし交友の無い25年で大好物を一切口にしなくなっていたのです。

88歳の父は、子どもの頃に疎開先で大好きだった「うどん」を、還暦過ぎても親戚に出されることに閉口していました。
ですが、貧しく食べるものが無い時代のチョイスをいつまでも覚えているのは善意からなのです。


相手の過去の言葉や反応に、いつまでも囚われないようにしたいですね。

笑いヨガでも気を付けたいものです。

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2020.9.22 配信 Vol.578 “好きな食べ物”
日本笑いヨガ協会公式LINEを加筆再編集しました


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