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一流トレーナーは『言葉の裏側にある感情』を見る

今日はクライアントさんと深い人間関係を築いていくために必要な考え方をお話しします。

これはパーソナルトレーナーだけじゃなくて、人間関係全般に使える考え方なので、ぜひ最後まで読んでいってもらえたらと思います。



結論から言うと、コミュニケーションを取るときに、クライアントさんの言葉そのものじゃなくて、言葉の裏にある感情に目を向けましょうというお話です。


先日クライアントさんとセッションしている中で感じたことなんですが、人間は自分が感じていることを認めてもらいたいとか、共感してもらいたいという気持ちが誰にでもあるんですよね。

ですが、実際に言葉として出していることと、心の内が違う場合って結構あります。


例えば、一見ネガティブに感じるようなことを言ってるとします。

「私ダメなんですよね~」とか「できないんですよね~」のような。

これは言葉としてはそう言ってるけども、本当は『頑張っている自分を認めてもらいたい』という気持ちが裏にあったりします。


また、誰かのことを否定する発言をしているとします。

「あの人は〇〇だからダメなんだよ」みたいな。

それも、その人を否定したいっていうよりは、『自分の正しさに共感してもらいたい』という想いが隠れていたりするんですよね。

あなたの言っていることって正しいと思いますよーって言ってもらいたいという感じです。

別に誰かを否定したいっていうことがメインじゃないということですね。


あとは、「私ってもう年だからダメなんですよねー」って言ってるけども、本当は自分のことを周りより若いと思っているし、若いと思われたいとかね。


言葉自体っていうよりも、その裏にある感情に共感したりとか、そこに対して認める言葉をかけることができると、相手が心地よく感じて、それを積み重ねることでセッション全体の満足度が上がってきます。


人間って言葉と感情が一致してないってことが普通にあるので、言葉をそのまま真に受けないってことが大事だったりするってことですねー。


パーソナルトレーニングを提供するときは、体を変えるってことはもちろん大事なんですが、相手の感情に寄り添うことによって、心も満たしてあげられるようになると、パーソナルトレーナーとして他に替えが利かない存在になれると思います。

そうなると、指名してくれるクライアントさんが増えたりとか、継続してリピートしてもらえることに繋がってくるので、コミュニケーションを取るときにここを意識するっていうのはめちゃくちゃ大事ですね。



ただ、今まで意識していなかった人がいきなり感情を見ろって言われても、そもそも感情に目を向けるっていうのがどんな感覚かも分からないですよね。

なので、初めは「人間って言葉と感情が合ってないことがあるんだなー」ということを意識してみて、この言葉の裏にはどういう感情があるのかな、ということをちょっと考えてみる、ということに取り組んでみるのがおすすめです。

これができるようになってくると、コミュニケーションを取るときにスムーズになってくるし、『このトレーナーさんは私のことを分かってくれているな~』と感じてもらえるようになってきます。

想像するだけでコミュニケーションを取ることが楽しみになってきませんか?



最後にまとめ。

人間は言葉と感情が一致していないことがあるので、言葉の裏にある感情に目を向けてコミュニケーションを取ってみましょう。

というお話でした。


上手く使えるようになってくると、人間関係を深めるためには効果バツグンなんでぜひ意識してみてくださいね~。



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