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『就職面接』のようなセッションをしてしまった話

今回は僕がパーソナルトレーナーになりたての頃の失敗談をお話しします。


僕がトレーナーになりたての頃はセッションの時に沈黙が生まれることにめちゃくちゃ恐怖心を持っていました。


パーソナルトレーニング中は、トレーニングの合間の休憩の時にクライアントさんとお話しすることになります。

当たり前ですが、クライアントさんの中にも話が合うクライアントさん、合わないクライアントさんがいるんですよねー。

話が合うクライアントさんの場合は、自然とコミュニケーションが生まれるので頑張って話さないといけないとか無いんですけど、合わないクライアントさんはどうしても沈黙の時間が生まれちゃうわけです。


沈黙が怖い当時の僕がやったのは、とにかく質問するということでした。


話が合わない人に質問しまくるとどうなるのか?

一問一答になってしまい沈黙は解消されないんですね~。

今思い出しても恐ろしすぎる・・・


一番鮮明に思い出されるのは当時担当していた40代女性クライアントさんのセッションです。

今でもやるんですが、当時からボクシングでいうジャブとストレートのような感じで、色々話を振ってみてクライアントさんの反応によって話題を広げるか変えるか判断する、ということをやっていました。

そのクライアントさんにも一生懸命話を振るんですが、どの話を振ってもヒットしないんですよね。

いくらジャブを打っても全くスキが生まれないわけです。


そうしてるうちに質問攻めになってしまい、その様子はまるで就職面接。

さすがに志望動機は聞いてないんですけどね。


そのクライアントさんは、社長の知り合いだったことからパーソナルトレーニングに通い始めてくれた方だったんですが、ある日社長からこう言われました。

「質問攻めされるからもう行きたくないんだけど、って〇〇さんに言われちゃったよー」

やっちゃったー。


今でこそ、いくら話が盛り上がらなくても質問攻めにしたりはしないですが、当時はそんなことは分かっていなかったので、とにかく沈黙を作らないことに必死だったんですね。

それ以来そのクライアントさんはジムに来てくれなくなってしまいました。

パーソナルトレーナー1年目の苦い思い出です。

悲しいー。


今は同じようなクライアントさんがいたとしたら、沈黙を無理に埋めようとはしないようにしてます。

沈黙の時間も楽しむぐらいなイメージですね。

クライアントさんのタイプによっては、沈黙が気にならない人もいるわけです。

話をしたいタイプもいれば、それほど必要としていないタイプもいるので。

クライアントさんのタイプに合わせたコミュニケーションをするのが大事ということですね。


現在は沈黙も気にならないぐらいの関係を築くってことを意識してます。

その関係が築けたら、自分自身もクライアントさんも居心地が良くなるので。

やっぱりそのためには、自分が沈黙を怖がらないということが大事ですよね。

自分が怖がっていれば、それは必ずクライアントさんに伝わるので。



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