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このnoteを始めたときは長い外国暮らしの途中でしたが、今は帰国して日本にいます。 ゆ…

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このnoteを始めたときは長い外国暮らしの途中でしたが、今は帰国して日本にいます。 ゆるーくブログを続けたいです。

最近の記事

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わらしべブログ

流されるままの人生で「わらしべ長者」のようですが、長者にはいまだならず……。そんな私の「わらしべ人生」をつらつらと書いてみます。 次のようなジャンル分けで記事を書いていきます。わらしべ人生/わらしべ評論/読書/ことば・語学/平凡な暮らし/グルメ/音楽/歴史・社会/シルクロードのパラダイスから/国民民主党サポーター/ブログ/

    • セルゲイ・ドヴラートフ『かばん』

      セルゲイ・ドヴラートフ(1941~1990)はソ連に生まれ、途中でアメリカに亡命した作家です。この作家のことは、NHKラジオのロシア語講座で沼野充義先生が購読をされたのを聞いて知りました。その後ロシアに留学したときにペーパーバックでドヴラートフを2冊買い、そのうち最初のものが『かばん』でした。 なぜこの本について書いているかというと、この『かばん』の前書きのエピソードでの筆者ドヴラートフの気持ちと、今の自分自身の気持ちが重なるところがあるからです。 本当は邦訳を抜粋すれば

      • 「研究」からは遠ざかっても

        きのうはzoomを使っておこなわれた、とある勉強会に参加しました。20年以上前からお世話になっている先生に帰朝報告のメールをしたら、参加しませんかと誘われたのでした。 きのうの勉強会のテーマは、私がかつて大学院で勉強していたことに近く、本来なら積極的に質問したりコメントしたりすべきでしたが、まじめに研究する気持ちをなくしてから10年以上も経ってしまった私には、たしかにそういうこともあった、あれはどうだったっけと、いろいろ思いに耽るだけで、発言することはできませんでした。

        • はぐれ者として生きる

          長いものには巻かれろ、と言います。けれども生まれつき天の邪鬼の私にはそれができません。動物の群れの中でいうと「はぐれ×〇」といわれるような行動をずっとしてきました。 大学生のときには祖父が卒業後、公務員になるように説得に来るという話を伝え聞いて、怖れていました(結局、来なかったのですが)。その後、地元ではそこそこ大きな会社に就職したものの、仕事より研究が魅力的なものに思えて、大学院に入りなおすことを選びました。サラリーマンも、大きな組織の中で与えられた職務を果たす意味では公

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        わらしべブログ

          恥ずかしながら……

          2021年8月の米軍アフガニスタン撤退あたりからいろいろ考えた結果、当時の仕事を辞め現地の大学で働くという選択をした私ですが、思ったようにはうまくいかず、最後は病気になってしまい今年1月に日本に戻ってきました。無理をすればふたたびU国に戻ることはできるのですが、すっかり意気喪失してしまい、これを機会に日本で暮らすつもりです。 この先どこで何をして暮らしていくのかまったく見通せない中で、このようにnoteを書いているのも恥ずかしいことですが、自分で経験したこと考えたことを文章

          恥ずかしながら……

          アフガン国境行き夜行列車

          最後の記事を書いてから5か月も経ってしまいました。本当は下記に書いたもうひとつのブログを続けて、そちらを中心にするつもりだったのですがうまく続けられず、こちらのブログも止まってしまっていました。 とはいえ、書きたいことはときどき出てきますので、もうひとつのブログのほうを閉鎖して、こちらのnoteにふたたび戻ってこようかなと思います。今はその準備のために、もうひとつのブログのほうで少しだけ書いた記事を以下に、転載します。 2022年5月10日に投稿した「アフガン国境行き夜行

          アフガン国境行き夜行列車

          外国語が「わかる」と「できる」

          明日(日曜日)、JLPTという日本語の試験があります。その試験を受ける学生がいて、今週ずっと(zoomですが)勉強に付き合ってあげています。けれども、なかなか結果が出ません。この学生は大学でもう2年半ほどは日本語を勉強していて、そのうち1年は私が教えていました(ただその期間の多くはコロナ禍で授業がほとんど成り立たなかったのですが)。 半年前にも同じ試験があり、そのときと比べれば進歩は見られますが、それでも一番下の級の合格もおぼつかない感じです。この学生を見ていると、自分が大

          外国語が「わかる」と「できる」

          初めての在外投票

          昨日(6月29日)、初めて在外投票をしました。 今年、参議院選挙があることが分かっていましたので、まずは3月に手続きをして「在外選挙人証」を発行してもらっていました。「在外選挙人証」の発行者は、私がU国に来る前に住んでいたN市の選挙管理委員会でした。ここの日本大使館で申請をして、それからN市まで連絡が行って「在外選挙人証」が発行され、それがふたたびU国まで送られてくるという何とも手間のかかる話です。 在外投票は本来の投票日の1週間前が投票締め切りのようで、今回の場合、7月

          初めての在外投票

          もうひとつのブログ

          2月に始めて3ヶ月間書き続けていたnoteでしたが、先月から1ヶ月以上書かないままになってしまいました。何か特別な問題があったわけではなく、実はもうひとつブログを立ち上げてみたのですがそちらの記事がいつまでたっても書けず、そちらの記事が書けないとこちらのnoteにも書く気にならず、ということで書くのが止まってしまっていました。 昨日もうひとつのブログのほうを切りのいいところまで書けましたので、やっとnoteに戻ってきました。「切りのいいところ」と言っても、そのブログの冒頭に

          もうひとつのブログ

          作家・加藤九祚――井上靖と旅することで彼が学んだこと

          ひょんなことで、自分の好きな学者、作家である加藤九祚について、今いるU国で開催される会議で話すことになりました。18日が氏の生誕100周年に当たります。 時間は5分だけですので多くは話さなくて良いのですが、私は単なる加藤ファン、加藤氏の本の愛読者なだけですのでいったい何を話そうかと手持ちの本を読み返して、1960年代に加藤氏が3度、中央アジア旅行をしていてその経験が作家としての加藤九祚の誕生につながっているように思いましたのでそのことを話すことにしました。 最初の旅行は加

          作家・加藤九祚――井上靖と旅することで彼が学んだこと

          コロナの「せい」か、コロナの「おかげ」か

          私の住んでいるU国では昨年末から今年1月ごろにかけてオミクロン株の高い波がありましたがそれが収まった後はコロナの感染は落ち着いており、今、町なかで人々はほとんどマスクをしていません。日本も入国制限を緩和していっており、以前のような短期出張者の両国間の往来が少しずつ戻ってくるのではないかと思います。 これで以前のように仕事ができそう、そんなタイミングですが、私は日常が戻ってくる前に今の仕事を退職することにし別の道を模索しています。 表面的に見るとコロナのせいに見えるかもしれ

          コロナの「せい」か、コロナの「おかげ」か

          道をよく聞かれる人

          古典的なテーマだと思いますが、人によって道を歩いているときに他の人から道をよく聞かれる人、聞かれない人がいると思います。あるいは写真を撮ってくださいとシャッターを押すのを頼まれる人と、そうじゃない人とか。 私は前者で、よく道を聞かれます。ぼんやり歩いていて何かを頼む隙があるからかなと自分では理解しています。「わらしべ人生」を歩んでいる私ですので、普段から人から話しかけられるようでなければ「わらしべ」を何かに交換するチャンスもないですから、一応、人生とふだんの生活が合っている

          道をよく聞かれる人

          労働組合は労働組合らしく、政党は政党らしく。

          私が(一瞬だけ)社会人になったときちょうど参議院選挙があり、会社の労働組合から駆り出され、当時連合が支援していた候補の応援集会に行きました。京都の会社に勤めていて集会の場所は円山公園音楽堂だったと思います。集会自体の内容はまったく憶えていませんが、1989年に連合ができて、それまで定数2の京都選挙区は自民党と共産党の「指定席」と言われていた構図が大きく変わり、連合が支援した候補が当選するようになっていました。 こうした変化が自社さ政権ができたり民主党政権ができたりという一時

          労働組合は労働組合らしく、政党は政党らしく。

          語学の音声教材は本格的であれ

          私自身いろいろな語学をしなければならず、また日本語を教える機会もあります。とくに初学者のうちにその言葉の音に慣れるのがとても大事だと思うようになりましたが、今は昔に比べて音声教材が充実していて、とても有難いです。 ただ音声教材もいろいろで、プロのアナウンサー、声優が吹き込んだのだろうというのもあれば、教材作成者や周囲の人で吹き込んだのかなというものもあります。 初学者にとっては何度も何度も聞く教材ですから、やはりプロが読み上げているものが発音がきれいで、また耳にも心地よく

          語学の音声教材は本格的であれ

          異教徒にとっても断食月(ラマザン)はつらい……

          今日で1ヶ月続いたイスラームの断食月が終わり(国によって多少ずれるみたいですが)、明日はここの国でいうラマザン・ハイート(アラビア語だとイード・アル=フィトル)の祝日です。 私はムスリムではありませんので周りの現地の人たちの話を聞いたり様子を見たりできる範囲でしか分からないのですが、1ヶ月のあいだ日の出から日の入りまでは何も食べず何も飲まないのが断食ですが逆に言えば日の入りから日の出までは飲食できますので、特に夕方の日没後の食事はみんなで楽しむもののようです。 イスラムの

          異教徒にとっても断食月(ラマザン)はつらい……

          pdfのデータだけで持っている本・資料をwordに変換する方法

          何をいまさらと言われそうですが、pdfのデータだけで持っている本をwordの文字データにしたくてその方法を探して実践してみましたので、まとめてみます。 もしpdfのデータに文字情報が含まれている場合は、pdf全体をコピーして、wordにペーストすればそれだけで、wordで使える文字データになります。 しかしpdfに文字情報が含まれておらず、そこにある文字が単に画像データのときは上の方法が使えません。そういう場合にどうするかというのがこれからまとめる方法です。 いわゆるO

          pdfのデータだけで持っている本・資料をwordに変換する方法