ランダムさに旅を委ねる

先週、群馬県の草津温泉に2泊3日の旅行をしてきた。
街を歩き、温泉をめぐり、旨いものを食べ、宿で本を読む。2日間同じことをしていたわけだが、スローな生活をしたことで、ごちゃごちゃになっていた頭も少し休ませることができた。非常に良い旅行だった。

さて、周囲からは「なんで草津なんですか?」と聞かれた。ずいぶん渋い旅行先ですね、と。
正直に言うと、草津という場所は僕が選んだのではない。選んで下さったのだ。

毎年「〇〇の試合が見たいから」という理由で、スポーツと旅を絡めて遠出することが多かった。ところが、今年は夏休みが取れた日取りと見たいスポーツが全く合致しなかった。あと、5月と6月にそれぞれスポーツ観戦遠征をしたためスポーツ旅行に飽きていたし、旅に使える予算も抑えめにしたかった。

そこで使用したのが「こころから」が運営している旅行プラン作成サービス「ズボラ旅」だった。LINEで出発点を伝えれば、旅行プランの返信がやってくる。いくつか相談を重ねていき、最終的には宿泊予約まで行ってくれるのだ。
悩んでいる時こそ、賽の目に身を委ねる。ということで僕もやってみたのだが、思った以上にしっかりとプランをつくって下さった。僕の数少ない要望である「予算は交通費含め2万円前後」「海沿い or 山沿い」からそれぞれ場所が提示され、最終的に僕は「山沿い」を…ようするに草津温泉の宿に泊まったのである。

このサービスの良いところは、条件が曖昧であればあるほど「思わぬ場所に巡り合える可能性が高まる」ことである。草津温泉というのは、自分の発想には無い宿泊先だった。故に、旅をしていて新鮮な気分に浸ることができた。
もちろん、「この場所に行きたい!」という動機を優先した旅も楽しみたい。でも、「目的は無いけど、どこか遠くに行ってみたい」となったとき、サポートしてくれるサービスは意外と少ない。僕が次に「ズボラ旅」を使うのならば、後者の欲求が増したときになるだろうか。それは案外、近いときになりそうな気がする

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どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)

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和良 拓馬

1988年3月生まれ、神奈川県横浜市出身。しがないサラリーマンを続ける傍ら、2014年11月よりセルフパブリッシングをスタート。「インディ・スポーツライター」を(勝手に)自称し、人々がスポットライトを当てないスポーツの面白さや驚きを伝え、暖かく見守り続けて参ります

エッセイ集「反省と勉強」

和良拓馬氏がつらつら書き記したノンジャンル・エッセイ集
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