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ストックホルム良いとこ悪いとこ(スウェーデン留学9)

こちらに来てからいつの間にか4ヶ月が過ぎて、12月になってしまいました。
最近は寒くなったからかちょっとずつ晴れの日が増えてきて、雪が積もったこともあって11月上旬と比べて街全体の雰囲気が明るくなってきています。

クリスマスマーケットやクリスマスのイルミネーションも色々なところで見られるようになって、クリスマスに向けてウキウキしているのが伝わってきます。

ヨーロッパの冬は暗くて天気も悪く、だからこそそんな冬をやり過ごすためにクリスマスのイルミネーションで街をキラキラにしたりクリスマスマーケットを開いて楽しみを作っているんだろうな、というのを感じました。

日本のクリスマスもキラキラしたイルミネーションでうきうきした気持ちになりますが、東京なんかは冬場は天気がいいので別に冬だからって街全体の雰囲気が暗くどんよりしたりはしませんよね。
そういう意味ではこちらのイルミネーションは無ければ死活問題みたいなところがあるのかもしれません。

こちらは本当に天気が悪くて、加えて3時ごろには日が沈んで真っ暗になってしまうので、クリスマスのイルミネーションを見ると本当にほっこりするというか、気持ちが明るくなります。気候と文化って繋がっているな〜〜などと感じているところです。

こちらで4ヶ月暮らしてみて、少しは落ち着いて慣れてきたので、住んでみて思うスウェーデンの良いところ悪いところを考えてみました。

良いところ
・公共交通機関が充実していて使い方もわかりやすい
・キャッシュレスのお店が圧倒的に多い
・水道水が美味しい
・空気が美味しい
・街の外観が整っていて美しい
・みんな英語がめっちゃ上手い
・ベビーカー押してるお父さんめっちゃ見かける
・クリスマスの時期はキラキラしてて綺麗
・車がめっちゃ歩行者優先してくれる
・内装がすごくお洒落で雰囲気のいいカフェがたくさんある
・カフェのケーキやパンは美味しい

悪いところ
・食事が美味しくない
・外食が高い
・冬の日照時間が短すぎ
・秋冬の天気が悪すぎ
・刺激が少なくて退屈
・公共トイレが全然ない
・長距離の電車は平気で1時間とか遅れる。直前にアナウンスもなくキャンセルされることもよくある。
・郵便のシステムが不便
・雪が積もると歩きにくい

社会保障が充実しているのと、ジェンダー平等が進んでいるのはすごく感じます。あとSwish(私は使えないけど)などのキャッシュレス化が進んでいたり、公共交通機関を利用するUIがわかりやすかったりと外国人にとっても便利なことが多いです。
スウェーデン人と話していても政府を信頼しているのが伝わってきて、ちょっと羨ましいな〜と思ったりします。

悪いところというか、慣れないのが食べ物と天気。
まあこんな寒いところでは収穫できる作物も限られていたんだろうな〜、だから食文化もそんなにないんだろうな〜というのはひしひしと感じます…
でも良い感じのカフェに置いてあるパンやケーキはすごく美味しいです!まあ同じ値段出せば日本でも同等以上に美味しいもの食べられそうですけど。

多分こっちの人は居住空間のデザインとか、居心地の良さみたいなものにより重点を置いていて、食べ物に日本人ほど興味がないんじゃないかな?

あと鉄道と郵便システム…これはどう考えても日本の方が優れてると思います。
冬場、雪が積もったりすると長距離鉄道は普通に1時間とか遅れるし、なんなら直前にキャンセルされることもしばしばあります。
でもこっちって冬場の4ヶ月間は毎年雪が積もってるんですよね。突然の大雪とかでもないのに謎に電車が遅れます。

あと郵便システム。これは一度受け取り損ねると自分で郵便局まで取りに行かねばなりません。再配達なんて親切なものはこちらには存在しないのです…

でもどっちの方が暮らしやすいかはちょっとわかりません。
日本はすべてのサービスが親切で時間通りですが、そこで働く人たち、ひいては社会全体に大きなプレッシャーがかかっていると思います。
こちらでは鉄道が1時間遅れたくらいでキレてる人は見ません、みんな見た目では「しょうがないなあ」と許容している風です。


私は学生として暮らしているだけなので、見えてないものはたくさんあります。

私個人としては日本の方が好きです。自分にも相手にもきっちりを求めてしまうタイプなので、日本の方が居心地がいいです。

でもスウェーデンに来て自分の価値観が当たり前でない社会があることを知れて良かったと思います。

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