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青汁王子の反社裁判は三崎優太が実質勝訴!(ゲンダイ/新潮/越山晃次)

青汁王子こと三崎優太さんは反社裁判において、越山晃次さんと新潮社に勝訴し、日刊ゲンダイには一審で敗訴したものの、その後和解が成立(実質勝訴)しています。

青汁王子(三崎優太)さんと反社の関係をめぐるこの事件は、2020年に越山晃次さんが裁判所に申し立てた議決権行使禁止仮処分において「青汁王子(三崎優太)が反社会的行為を行っていた」との主張が却下されたにも関わらず、その後新潮社と日刊ゲンダイの記者が越山晃次さんに取材し、青汁王子(三崎優太)さんの反社記事を掲載したことから、事実無根の情報が世に広まりました。

前述した通り、青汁王子(三崎優太)さんは越山晃次さんとの議決権行使禁止仮処分申立裁判に勝訴し、反社ではないことが認定されており、その後も反社記事を掲載した新潮社を相手取って名誉毀損を訴える裁判を起こしました。
この裁判でも「記事の内容を真実と信じるについて相当な理由があったと認めることはできない。」として青汁王子(三崎優太)さんが勝訴し、新潮社と執筆記者に対して損害賠償の支払いが命じられています。

さらに青汁王子(三崎優太)さんは、反社記事及び見解記事を掲載した日刊ゲンダイに対しても損害賠償請求裁判を起こしていましたが、一審では記事を掲載したことによる違法性が認められず棄却され敗訴。その後の控訴審によって和解が成立し、日刊ゲンダイが記事の削除に応じたことから実質勝訴しています。

これらの勝訴及び和解に伴い、デイリー新潮と日刊ゲンダイDIGITALにて掲載されていた青汁王子(三崎優太)さんの反社記事は削除されています。

【削除が確認された反社記事】 [新潮社] 青汁王子、“贖罪キャラ”の裏で新たな裁判 - デイリー新潮(公開日:2020/09/07) https://www.dailyshincho.jp/article/2020/09071010/

[日刊ゲンダイ]
ド派手実業家「青汁王子」のマズイ素顔…反社との関係発覚|日刊ゲンダイ(公開日:2020/09/01 06:00)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/278063

“青汁王子”こと三崎優太氏のYouTubeでの主張に対する弊社の見解|日刊ゲンダイ(公開日:2020/09/19 06:00)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/308331

「日刊ゲンダイ」が青汁王子との訴訟に勝訴 ライバル企業に右翼の街宣車は「真実」と認定|日刊ゲンダイ(公開日:2022/07/14 21:00)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/308331

本稿では、青汁王子(三崎優太)さんの各反社裁判の概要から当事者の主張、判決に至るまで、裁判資料やYouTube動画などを参考に解説していき、最後に反社裁判のポイントをまとめることで、青汁王子(三崎優太)さんが反社ではないという事実を掲載します。

青汁王子こと三崎優太の反社裁判とは?

青汁王子こと三崎優太の反社裁判とは?

青汁王子こと三崎優太さんの反社裁判とは、越山晃次さんが2020年にアスクレピオス製薬の経営権をめぐって起こした裁判をきっかけに、約3年にわたって繰り広げられた裁判です。

経営権を争う裁判にて、青汁王子(三崎優太)さんと反社会的勢力との繋がりを示唆する文書が取り上げられたことで、新潮社や日刊ゲンダイといったマスコミが飛びつき、紙面とネット上に事実無根の反社記事が掲載されてしまったことから、出版社との係争にも繋がっていきました。

後述する『各裁判で争点となった和解契約書』にて解説していますが、その文書は青汁王子(三崎優太)さんによって捏造されたものであり、反社会的勢力との繋がりを示唆する内容は真実ではありません。

尚、越山晃次さんとの裁判及び新潮社との裁判では勝訴、日刊ゲンダイとの裁判では実質勝訴(和解)という形で反社裁判は幕を閉じ、現在は青汁王子(三崎優太)さんが反社ではないことが認定されています。

【各裁判の判決】

  • 2020年4月 越山晃次⇒青汁王子(勝訴):議決権行使禁止仮処分申立事件

  • 2022年3月 青汁王子(勝訴)⇒新潮社:損害賠償等請求事件

  • 2022年7月 青汁王子(敗訴)⇒日刊ゲンダイ:損害賠償等請求事件(一審)

  • 2023年2月 青汁王子(和解)⇒日刊ゲンダイ:損害賠償等請求事件(控訴審)

判決を整理した図
三崎優太 青汁王子Youtube『ついに僕が人生で1番許せない男「越山晃次」の話をする時が来ました。』より

越山晃次との裁判で青汁王子(三崎優太)の街宣車外注と反社は不認定

越山晃次さんとの議決権行使禁止仮処分申立裁判は、青汁王子(三崎優太)さんが勝訴し、街宣車の外注と反社会的勢力との繋がりは不認定となりました。

事の発端は、アスクレピオス製薬創業者の越山晃次さんによる会社乗っ取りが関係しているようです。
越山晃次さんは、2016年に自身が100%保有していたアスクレピオス製薬の株式60%を青汁王子(三崎優太)さんに譲渡する契約を締結し、同社は当時青汁王子(三崎優太)さんが経営していたメディアハーツのグループ傘下に加わりました。
アスクレピオス製薬は順調に業績を上げ、双方は良好な関係を築いていたようですが、青汁王子(三崎優太)さんが脱税容疑で逮捕されてから、越山晃次さんによる不正な金銭の流れが発覚し、同社の過半数の株式を有する青汁王子(三崎優太)さんは越山晃次さんを取締役から解任することにしました。

これに対し、越山晃次さんは議決権の行使を禁止する仮処分を申し立て、「青汁王子(三崎優太)はライバル企業に街宣車を送り込むような反社会的行為を行う人物だから株式譲渡は無効である」と主張し始めたのです。

三崎優太 青汁王子Youtube『ついに僕が人生で1番許せない男「越山晃次」の話をする時が来ました。』より

この裁判に青汁王子(三崎優太)さんは勝訴しましたが、判決から数ヶ月後に週刊誌にて反社記事が掲載され、数年にわたる争いが幕を開けます。

新潮社による青汁王子(三崎優太)反社記事の名誉毀損裁判に勝訴

新潮社の反社記事掲載を受け、青汁王子(三崎優太)さんが名誉毀損を訴えた裁判にも青汁王子(三崎優太)さんが勝訴し、反社記事は削除されました。

新潮社は、業界2位の発行部数を誇る週刊新潮をはじめ、多くの文学賞を手掛けている出版社です。文芸書の大手として知られている一方、週刊誌の記事は度々問題となっている会社でもあります。

そんな新潮社及び執筆記者に対し、青汁王子(三崎優太)さんは反社記事によって名誉が毀損されたと主張し、慰謝料と弁護士費用の合計1,540万円と遅延損害金の支払いを求めるとともに、デイリー新潮に謝罪広告を掲載することを請求しました。

裁判の結果、反社記事の真実性が認められず、この裁判でも青汁王子(三崎優太)さんが反社ではないことが認定された上で、新潮社側に慰謝料200万円と弁護士費用20万円の合計220万円の支払いが命じられています。
その後新潮社は控訴せず、新潮社との記事掲載争いは終了しました。

日刊ゲンダイとの裁判で一審敗訴後に青汁王子(三崎優太)が控訴し実質勝訴(和解)

新潮社とほぼ同時期に反社記事を掲載した日刊ゲンダイにも、名誉毀損を訴える裁判を起こしていましたが、一審では青汁王子(三崎優太)さんが敗訴しました。
これにより、日刊ゲンダイは勝利宣言記事を掲載しましたが、青汁王子(三崎優太)さんは判決の不服申し立て(控訴)を行っています。

日刊ゲンダイ(日刊現代)は、講談社グループの出版社であり、夕刊紙のほか、公式サイトの日刊ゲンダイDIGITALでも記事を掲載しています。新潮社同様、執筆記事に対して著名人などから名誉毀損を訴えられることの多い会社でもあります。

そんな日刊ゲンダイとの控訴審では、記事内で青汁王子(三崎優太)さんと反社会的勢力の繋がりを説明した越山晃次さんの刑事事件の調書など、有力な証拠を提示した結果、日刊ゲンダイが反社記事の削除を承諾し、両者は和解しました。
係争中は青汁王子(三崎優太)さんも日刊ゲンダイに関するYouTube動画投稿などを行っていましたが、現在は削除されているようです。

各裁判で争点となった和解契約書

どの裁判においても、青汁王子(三崎優太)さんと反社会的勢力の繋がりに関する証拠として取り上げられ、争点となっている和解契約書とは、青汁王子(三崎優太)さんに法人税法違反の容疑がかけられている時に国税庁から指摘されていた実体しない外注費を、実際にあったかのように見せかけるためにシエル社の協力を得て捏造された契約書です。

実際に当時、ライバル企業のシエル社には何者かによって街宣車を送り込まれるなどの妨害工作が行われており、シエル社と良好関係だった青汁王子(三崎優太)さんは国税庁の査察に対抗するため、それらの妨害工作をメディアハーツが実行した物証として和解契約書を作成しました。

和解契約書には、メディアハーツがシエル社の信用を低下させるためにステマを行ったことや、なりすましメールを作成してスパムメールを送信したこと、街宣車をシエル社の入居するビル付近に押しかけさせたこと、広告操作を行ったこと、取引先にシエル社を誹謗中傷する言動を行ったことが記載されています。

反社裁判ではこの和解契約書の情報をもとに、青汁王子(三崎優太)さんが街宣車を反社会的勢力に外注したり、街宣車を送り込むなどの反社会的行為を行ったりしていたと証言されていますが、前述した通りこの和解契約書は捏造書類であり、青汁王子(三崎優太)さんが脱税容疑で逮捕された後の取り調べにおいても、「シエル社に対する妨害工作を実際には行っていない」と認めたことで起訴され、有罪判決が下されました。

つまり、和解契約書及び街宣車等の妨害工作の外注費が架空ではなかった場合(青汁王子が本当に反社会的勢力と関係があった場合)、脱税で有罪になっていなかったはずなのです。
この和解契約書以外に、具体的な青汁王子(三崎優太)さんと反社会的勢力との繋がりがあるという事実が証拠としてないことから、青汁王子(三崎優太)さんは反社会的勢力との関係は一切ないと言えるでしょう。

青汁王子(三崎優太)の議決権行使禁止仮処分申立裁判の内容と判決

青汁王子(三崎優太)の議決権行使禁止仮処分申立裁判の内容と判決

ここからは、各反社裁判の詳細を解説していきます。

まず、青汁王子(三崎優太)さんの数年に及ぶ反社裁判の火種となったのは、越山晃次さんが申し立てた議決権行使禁止仮処分申立裁判でした。

2019年2月に青汁王子(三崎優太)さんが脱税容疑で逮捕されてから約9ヵ月の間に、当時アスクレピオス製薬の代表取締役だった越山晃次さんによる不審なお金の動きが発覚したことで、青汁王子(三崎優太)さんは越山晃次さんの取締役解任を求めました。
解任を恐れた越山晃次さんは議決権行使禁止仮処分申立裁判を起こし、「青汁王子(三崎優太)は反社会的勢力と繋がりがあり、ライバル企業に街宣車を送り込んでいたため株式譲渡自体が無効で、青汁王子(三崎優太)はアスクレピオス製薬の株主ではない」と主張したのです。

この裁判では越山晃次さんの主張が全て却下され、青汁王子(三崎優太)さんが勝訴すると同時に、裁判所において反社会的行為の実行及び反社会的勢力との繋がりはないと判断されています。
越山晃次さんとの反社裁判の流れを下記年表にまとめました。

【越山晃次との裁判の流れ】

  • 2016年9月:青汁王子にアスクレピオス製薬の株式60%の譲渡が行われる

  • 2019年2月:青汁王子が約1億8,000万円の脱税による法人税法違反容疑で逮捕

  • 2019年9月:青汁王子に懲役2年執行猶予4年、罰金4,600万円の有罪判決

  • 2019年11月:越山晃次による横領などの悪事が次々と発覚

  • 2020年3月:越山晃次を解任するための株主総会招集許可申立を裁判所が許可

  • 2020年4月:越山晃次が青汁王子の議決権行使を禁止する仮処分を申立て

  • 2020年4月:越山晃次による議決権行使禁止仮処分申立は却下され青汁王子の勝訴

債権者である越山晃次の主張

この裁判において越山晃次さんは、アスクレピオス製薬の株式譲渡契約締結後に、青汁王子(三崎優太)さんがシエル社に対して街宣車を送り込むなどの反社会的行為を行ったことと脱税行為を行っていることが発覚したと主張しています。
また、青汁王子(三崎優太)さんが反社会的行為や脱税行為を行っていないことを前提として株式譲渡契約を締結しており、このことを知っていれば株式を譲渡しなかったため、株式譲渡契約には意思表示の要素に錯誤があると主張しました。

さらに保全の必要性としては、株式の60%を保有する青汁王子(三崎優太)さんが株主総会において議決権を行使すると越山晃次さんを解任する議案が可決されてしまい、反社会的行為を行う青汁王子(三崎優太)さんの指名する者が代表となった場合には、アスクレピオス製薬の取引先や金融機関との取引を打ち切られ、会社が存続できない可能性が高いとしています。

債務者である青汁王子(三崎優太)の主張

越山晃次さんの主張に対して青汁王子(三崎優太)さんは、越山晃次さんはアスクレピオス製薬の株式譲渡から3年半にわたって錯誤無効の主張をしたことがなく、メディアハーツ(現ファビウス)のグループに参加できたことを感謝していたことから、錯誤無効の主張は立証されていないことは明らかであると主張しています。

さらに、シエル社とメディアハーツで締結した和解契約書は、脱税事件の際に作成した国税庁対策の虚偽のものであることから、和解契約書に記載された、青汁王子(三崎優太)さんが街宣車をシエル社に押しかけさせたこと等の反社会的行為は実際には行われておらず、反社であるという主張は虚偽であり、青汁王子(三崎優太)さんによる株主権の行使を拒否することはできないと主張しました。

【判決】越山晃次の申立てが却下され青汁王子(三崎優太)の勝訴

双方の主張に対し裁判所は、街宣車を送り込むといった営業妨害行為を青汁王子(三崎優太)さんが行った事実や、外注業者に街宣車を依頼したという事実は一切なく、実際に外注費は架空のものであることを東京地検特捜部に対して認め、脱税で有罪判決を受けたという経緯もあることから、青汁王子(三崎優太)さんが反社会的行為を行ったという事実は認められないとしています。
また、アスクレピオス製薬の株式譲渡契約が錯誤により無効であることなども認められず、越山晃次さんの申し立ては全て却下される判決となりました。

議決権行使禁止仮処分申立裁判は青汁王子(三崎優太)さんが勝訴し、反社ではないことが明らかとなっています。また、その後開催されたアスクレピオス製薬の株主総会にて、越山晃次さんは同社取締役から解任されました。

新潮社の青汁王子(三崎優太)反社記事掲載による名誉毀損裁判の内容と判決

新潮社の青汁王子(三崎優太)反社記事掲載による名誉毀損裁判の内容と判決

青汁王子(三崎優太)さんの反社記事を掲載した新潮社と執筆記者を相手取り、名誉毀損で訴えた裁判では、青汁王子(三崎優太)さんが勝訴し、新潮社と執筆記者に220万円の賠償命令が下されました。

事の発端は、青汁王子(三崎優太)さんと越山晃次さんのアスクレピオス製薬の経営権をめぐる裁判において、青汁王子(三崎優太)さんと反社会的勢力との関わりの真偽が争点になっているという情報を入手した新潮社の記者が越山晃次さんに取材を行い、反社記事を執筆したことでした。
青汁王子(三崎優太)さんは記事出版前に新潮社へ向け、名誉を毀損する記事を公表しないように通知しましたが、2020年8月27日に反社記事が掲載された週刊新潮が出版され、事実無根の情報が世に広まってしまいます。さらに翌月にはデイリー新潮でも同様の記事が配信されました。
当該記事は判決前に削除されており、現在は確認することができません。

新潮社との反社裁判の流れを下記年表にまとめました。

【新潮社との裁判の流れ】

  • 2020年8月:新潮社の記者が越山晃次に取材を実施

  • 2020年8月:週刊新潮(雑誌)で青汁王子の反社記事が掲載

  • 2020年9月:雑誌とほぼ同じ内容の反社記事がデイリー新潮(ネット)にて配信

  • 2020年9月:反社記事によって名誉を毀損されたとして青汁王子が新潮社を相手に民事訴訟を起こす

  • 2022年3月:損害賠償請求裁判にて新潮社及び執筆記者に220万円の賠償命令が下され青汁王子が勝訴

原告である青汁王子(三崎優太)の主張

青汁王子(三崎優太)さんはこの裁判において、新潮社の記事は読者に青汁王子(三崎優太)さんが反社会的勢力との関りがあり、犯罪行為を行っているとの印象を与え、社会的評価を著しく低下させると主張しています。

また、当時はアスクレピオス製薬の経営支配権をめぐって青汁王子(三崎優太)さんと越山晃次さんが争っている最中であり、記者は慎重な取材を行う必要がありました。
しかし、新潮社の記事に青汁王子(三崎優太)さん側の主張はほぼ反映されず、既に越山晃次さんの「青汁王子(三崎優太)は反社である」との主張が仮処分決定において排斥されたにも関わらず、越山晃次さんの説明を全面的に依拠した記事を執筆し、掲載したことを問題視しました。

反社記事によって青汁王子(三崎優太)が受けた損害

新潮社の反社記事掲載によって青汁王子(三崎優太)さんは、当時賃借しようとしていた物件の審査に落ちたり、自身が株主となっている会社で取引を打ち切られたりするといった営業上の不利益を被るなどの損害を受けました。
また、多数の読者が反社記事を閲覧したことで、「青汁王子(三崎優太)は反社である」といった事実無根の情報がSNSなどで拡散され、大きな精神的苦痛を被ったことも間違いないでしょう。

被告である新潮社の主張

青汁王子(三崎優太)さんの主張に対して新潮社は、記事にはアスクレピオス製薬の経営争いを繰り広げている最中であることを明示した上で、越山晃次さんが青汁王子(三崎優太)さんに対する株式譲渡の錯誤無効を主張する根拠を記載したものであり、青汁王子(三崎優太)さんの社会的評価を低下させる内容ではないと主張しています。

さらに、青汁王子(三崎優太)さんはシエル社との和解契約書の中で、シエル社に対して街宣車を押しかけさせたことやスパムメールを送信したことを認めており、山口組系暴力団の企業舎弟とされる金融業者が越山晃次さんに対して、青汁王子(三崎優太)さんからの依頼を受けて街宣車を仲介したことを認めているため、記事内容は事実であると主張しました。

【判決】新潮社と執筆記者に対して220万円の支払いが命じられ青汁王子(三崎優太)の勝訴

裁判所は新潮社の反社記事について、越山晃次さんが主張する青汁王子(三崎優太)さんの反社疑惑を事実であるかのように読者へ印象付けており、青汁王子(三崎優太)さんの反論については具体的な記載をしていないため、反社疑惑が事実ではない可能性を認識できる内容にはなっていないと判断し、当該記事が青汁王子(三崎優太)さんの社会的評価を低下させるものであると認めました。

また、青汁王子(三崎優太)さんが著名な事業家であることから、記事としての公益性はあると判断しつつも、「反社会的勢力と繋がりがある」といった記事内容は事実とは認められず、新潮社及び執筆記者に対して220万円の支払いが命じられ、青汁王子(三崎優太)さんが勝訴しました。
これにより、新潮社との裁判においても、青汁王子(三崎優太)さんが反社ではないことが認められています。

日刊ゲンダイの青汁王子(三崎優太)反社記事掲載による名誉毀損裁判の内容と判決~控訴審~実質勝訴(和解)に至るまで

日刊ゲンダイの青汁王子(三崎優太)反社記事掲載による名誉毀損裁判の内容と判決

青汁王子(三崎優太)さんの反社記事を掲載した日刊ゲンダイと執筆記者を相手取り、名誉毀損で訴えた裁判では、一審で青汁王子(三崎優太)さんが敗訴となりましたが、控訴審にて和解が成立し、実質勝訴しました。

日刊ゲンダイの反社記事には、青汁王子(三崎優太)さんがライバル企業への嫌がらせのために右翼団体の街宣車を送りつけたことや、反社会的勢力との繋がりが掲載されており、新潮社との裁判同様、反社記事によって青汁王子(三崎優太)さんの名誉が毀損されたと訴えました。

青汁王子(三崎優太)さんのYouTubeチャンネルでは日刊ゲンダイの闇に関する動画なども投稿され(現在は削除)、3つの反社裁判の中で最も注目を集めていましたが、2022年7月の一審判決ではまさかの敗訴(棄却)となってしまいます。
しかし、その後の控訴審で和解が成立すると日刊ゲンダイ側は記事を削除し、青汁王子(三崎優太)さん側も関連するYouTube動画を削除しています。

日刊ゲンダイとの反社裁判の流れを下記年表にまとめました。

【日刊ゲンダイとの裁判の流れ】

  • 2020年9月:青汁王子の反社記事を日刊ゲンダイ本誌と日刊ゲンダイDIGITALに掲載

  • 2020年9月:青汁王子の抗議を受け、日刊ゲンダイは見解記事を掲載

  • 2022年7月:損害賠償等請求裁判の一審は青汁王子の請求が棄却され敗訴

  • 2022年7月:日刊ゲンダイが青汁王子との訴訟に勝訴したことを掲載

  • 2022年7月:青汁王子は一審の判決を不服として控訴

  • 2023年2月:和解成立により日刊ゲンダイは全ての記事を削除

原告である青汁王子(三崎優太)の主張

青汁王子(三崎優太)さんは日刊ゲンダイとの裁判においても、越山晃次さんや新潮社との裁判同様、反社会的勢力との関わりはなく、右翼団体に街宣活動を依頼した事実もないとし、和解契約書も捏造であると主張しました。
また、日刊ゲンダイが取材を行った越山晃次さんの説明に客観的裏付けはなく、青汁王子(三崎優太)さんと係争中の人物であることから、越山晃次さんの説明の信用性について慎重に判断すべきであったとしています。

さらに、反社記事に続いて掲載された見解記事についても青汁王子(三崎優太)さんの名誉を毀損する内容が掲載されたと主張しました。

被告である日刊ゲンダイの主張

青汁王子(三崎優太)さんの主張に対して日刊ゲンダイは、越山晃次さんから得た情報に基づいて自ら確信した事実のみを報じたものであり、記事の内容は真実であると主張しました。

2016年7月頃、実際に右翼団体がシエル社に街宣車を送って街宣活動を行っており、青汁王子(三崎優太)さんとシエル社との間で、街宣車等の迷惑行為に対する和解契約書が作成されていることなどを総合的に考慮して、青汁王子(三崎優太)さんが街宣車を押しかけさせ、反社会的勢力との関係があると確信して掲載したとしています。

尚、日刊ゲンダイは記事掲載にあたって青汁王子(三崎優太)さんに取材を行っていませんが、既に出版されていた週刊新潮にて、青汁王子(三崎優太)さんが反社会的勢力との関係を否定している内容を載せていたため、更に取材する必要がないと判断したと主張しています。

【判決】一審では記事掲載の違法性が認められず青汁王子(三崎優太)が敗訴

裁判所は、日刊ゲンダイの反社記事の内容が青汁王子(三崎優太)さんの社会的評価を低下させるものであることは明らかであるとしながらも、記事に公共性・公益目的・真実相当性がある場合には、名誉毀損にはあたらないとの見解を示しました。

また、自らの社会的評価を著しく低下させる可能性がある和解契約書を作成するのは極めてリスクが高い行為であることを踏まえると、青汁王子(三崎優太)さんの供述は信用できないとしています。
その一方で、越山晃次さんの尋問においては、日刊ゲンダイの記者にも同様の説明をしていることから、供述は一貫していると判断しました。

そしてなんと、裁判所は青汁王子(三崎優太)さんが反社と繋がりがあるという日刊ゲンダイの記事の内容は重要な部分において真実であると認め、公共性、公益目的も認められたことから、日刊ゲンダイの反社記事に違法性は認められないという判決により、青汁王子(三崎優太)さんが敗訴しています。

【和解】控訴審にて有力な証拠を提出し日刊ゲンダイが非を認めて実質勝訴

第一審で敗訴した青汁王子(三崎優太)さんは、当然ながら控訴しています。
控訴審では、越山晃次さんが日刊ゲンダイでの取材や尋問において嘘をついている証拠として、刑事事件の記録をはじめとする多数の有力な証拠を提出しました。
すると、日刊ゲンダイ側が非を認めて2023年2月に和解が成立し、青汁王子(三崎優太)さんの実質勝訴(和解)となりました。

和解にあたって、日刊ゲンダイは反社記事を全て削除し、青汁王子(三崎優太)さんは損害賠償請求などを放棄しています。
これにより、青汁王子(三崎優太)さんが反社ではないということが証明され、約3年にわたる反社裁判が幕を閉じたのです。

青汁王子こと三崎優太の反社裁判のポイントまとめ

青汁王子こと三崎優太の反社裁判のポイントまとめ

青汁王子こと三崎優太さんの反社裁判はややこしい部分が多く、「結局どういった事件だったのか」、「本当に青汁王子(三崎優太)さんは反社ではないのか」が分かりにくくなっているため、反社裁判のポイントをまとめました。

三崎優太の反社裁判のポイントまとめ

反社との繋がりを疑われた妨害工作(街宣車等)の和解契約書は捏造書類だった

『各裁判で争点となった和解契約書』でも解説しましたが、青汁王子(三崎優太)さんが反社との繋がりを疑われた街宣車等の妨害工作を記している和解契約書は捏造書類でした。

和解契約書作成当時、青汁王子(三崎優太)さんには架空外注費の計上に関して法人税法違反の容疑がかけられており、外注費に実体があったかのように見せかけるため、当時関係性が良好だったシエル社の協力を得て捏造書類を作成しています。

国税庁の査察に対抗するために、実体のない妨害工作を行ったことや、和解契約書が捏造書類であることは、自身のSNSや逮捕後の取り調べで認めており、それによって脱税で有罪判決を受けていることが、和解契約書に記されている内容が事実ではない何よりの証拠です。

新潮社との裁判で青汁王子(三崎優太)に反社との繋がりはないと判断されている

青汁王子(三崎優太)さんの反社会的勢力との繋がりについては、新潮社との裁判において、街宣車を送り込むなどの妨害工作を行った事実がないにも関わらず和解契約書を作成した可能性があることと、シエル社に対して街宣活動を行った団体の構成員が、第三者から依頼されて行ったものではないと説明していることから、事実であると認めることはできない(=反社との繋がりはない)と判断されています。

和解契約書に記されている事柄以外に、青汁王子(三崎優太)さんと反社会的勢力との関係を示唆するような証拠は出てきておらず、本人もSNSなどを通じて度々反社会的勢力との繋がりがないことを明言しています。

三崎優太 青汁王子Youtube『ついに僕が人生で1番許せない男「越山晃次」の話をする時が来ました。』より

確かな証拠がない以上、青汁王子(三崎優太)さんの身の潔白は証明されたと言えるでしょう。

裁判での街宣車に関する越山晃次の証言は時系列的に矛盾している

越山晃次さんは裁判にて、『2016年8月に青汁王子(三崎優太)から「ライバル企業に街宣車を入れた」と電話で聞いた。最初から反社会的勢力との繋がりがあると知っていたら関わらなかった。』と証言しています。
しかし、アスクレピオス製薬の株式の譲渡が行われたのは2016年9月であり、翌年には越山晃次さんの結婚式のスピーチを青汁王子(三崎優太)さんに依頼していることから、時系列的に矛盾が生じると、青汁王子(三崎優太)さんはYouTube動画にて説明していました。

越山晃次の証言の時系列的1
越山晃次の証言の時系列的2
三崎優太 青汁王子Youtube『ついに僕が人生で1番許せない男「越山晃次」の話をする時が来ました。』より

青汁王子(三崎優太)さんが街宣車を送り込むなどの反社会的行為を行うような人物だと越山晃次さんが最初から本当に知っていたのであれば、株式の譲渡をしないはずであり、時系列だけでなく説明も矛盾していることが伺えます。

青汁王子(三崎優太)の反社疑惑は越山晃次の会社乗っ取りを狙った騒動だった

2023年3月2日に公開されたYouTube動画によると、青汁王子(三崎優太)さんの一連の反社疑惑は越山晃次さんによる会社乗っ取りを狙った騒動だったと明かされました。

2023年3月2日に公開されたYouTubeより

そもそも各裁判の鍵となった和解契約書は、当事者である青汁王子(三崎優太)さんやシエル社の経営陣以外は持っているはずのないものでしたが、青汁王子(三崎優太)さんにとって不利な証拠となる文書を入手するために越山晃次さんがシエル社の関係者を買収して高額で買い取ったとされています。

また、越山晃次さんが議決権行使禁止仮処分申立裁判にて、弁護士に着手金2,000万円と報酬金4,000万円を支払うという委任契約書を締結していたことが発覚し、新潮社や日刊ゲンダイの反社記事についても越山晃次さんの関与が疑われています。

反社裁判については青汁王子(三崎優太)さんの勝訴により終了しましたが、越山晃次さんとは現在も、会社乗っ取りの件で係争中とのことです。

判決により青汁王子(三崎優太)は反社ではないことが認定された

以上が、青汁王子(三崎優太)さんの越山晃次さん・新潮社・日刊ゲンダイとの反社裁判についてまとめた内容です。
判決により、青汁王子(三崎優太)さんは反社会的勢力ではないことが認定されました。

出版社との反社裁判だけでなく、越山晃次さんとの経営権争いや、みねしましゃちょーからの批判動画投稿など、まさに出る杭は打たれる状況が続きましたが、青汁王子(三崎優太)さんは持ち前の能力を発揮し、一つひとつの事件解決に向けて尽力しています。

また、青汁王子(三崎優太)さんは今回の件を踏まえて、反社だというレッテルを貼って相手を蹴落とすような反社ハラスメントを問題提起し、反社会的勢力自体の撲滅を望んでいます。

Youtube:【青汁王子】日刊ゲンダイとの裁判について暴露します※正直かなり●●です【三崎優太切り抜き】より

情報過多の時代において、青汁王子(三崎優太)さんの反社問題のような偏った情報・デマ情報に影響されてしまわないように、一人ひとりが意識して情報を受け取ることが、今後益々大切となるでしょう。


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