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X(@wasato1996)で記事の更新をお知らせしています。 |©︎2019 中明和聖|画像は基本的にオリジナルです。
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記事一覧

「月」

月が自由に空を揺れても いいじゃない きりのない位置を渡すから せめぎ合う風のあわいに 花…

「春眠」

どれくらい心地よい眠りを ぼくは感じられるだろう はるか遠い昔の方から さざめく葦の群れが…

「光景」

ぼやけた光の粒が形になり 生乾きの星をぶつけたら 柔らかく、すこし冷たくて 息を攫う 汗が、…

「灰」

微睡みに解ける体温や 電灯の色が気になって さりげない言葉を握る こんなできたばかりの心に…

「雨降りの音楽祭」

凍れた砂糖たちが 雨の体温について語り始める 夕暮れの吹き溜り 翳りゆく虹 白い息の向うに…

「熱」

風があり 熱が解け、流れ出す 空に向かって 凍った気泡らが東の方に消えていく それは私のも…

「星」

星に名前をつけたなら それはもう自ずとひかる 星に光をやったなら それは自ずと空を留める 星が見えなくなったなら それは自ずの中に在る

「恋」

その声のかけらが嵐となって 私の季節を塗り変える どんな道も羽根も植物も 紙のように剥がれ…

「ハート」

眠ってる ハートは今も ハミングしてる きみが好きだと思ったら 作りかけた言語で空を訳そう …

「魔法」

空が燃えるような光の色を どこかで知った もしもそれが魔法なら 今日もきっとそうだろう 水…

「変遷」

空はゆっくり、ゆっくりと ピンク色に燃え上がり まるで糸で吊るしたように 鳥が旋回している …

「Otherside」

鳥の裏声 透き通る 淡い海に続く道 いつか誰かに会える道 湿った風が髪の毛を撫でつける かわ…

「冬」

この冬の寒さが水色になる 乾いた空気がひとりでに燃えそうだ ベージュ色の中型犬が柱の影を…

「話」

海の中で雨は降るだろうか 傘は要るだろうかと思う 町を循環するバスが たえまない輝点を放つ 捻じ曲がる光が示す 辺りにきみはいるとして どんな話をしよう どんなくだらない話を