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【#Prologue1】 「変わろうか」 舩越嶺

2024年1月7日
創部100周年キックオフイベントをもって、ア式蹴球部の100年目がスタートした。

本イベントにご参加いただいた方々、開催にあたりご協力いただいた方々、改めて心より感謝申し上げます。
2024シーズンもア式蹴球部の応援よろしくお願いします。


99年の歴史があるなか、自分自身が実際に活動した期間はわずか3年間。
ゆえにこれまでの歴史を自分が語ることは到底できない。
ただ、本イベントや100周年に向けた取り組みを通じて、多くのOBOGの方と交流する機会をいただいた。

「ア式がどのような歴史を歩んできたのか」
「ア式はどのような組織なのか、どうあるべきなのか」

自分が知ることができたのはア式におけるほんの一部分かもしれない。
それでも創部100年目にあたる2024シーズン、どのような組織を作り上げていくのか、自身がどのような姿を体現し続けなければならないのかを明確にすることができた。


2024シーズンが始まって約3か月。
カテゴリーを問わず、2部練や合同合宿、遠征などを中心に濃密なシーズンスタートを切れたと思う。TRMや公式戦の結果を見ても、チームとして開幕に向けた良い準備ができていると強く感じる。もちろん結果が出ない日、うまくいかない日もあったが、そこに対して全員が直向きに向き合う姿が見られた。


しかしながら、ここで満足していいはずがない。
リーグはまだ開幕していないし、俺たちはまだ何も成し遂げていない。
もう一度言う。俺たちはまだ何も成し遂げていない。


何事においても、初めはモチベーション高く熱量もって打ち込むことができる。
それを長い期間継続させること、質・量をより高めることが重要である。


今シーズン掲げた2つのミッション。


「1に拘り続ける」


本当に細部まで拘ることができているだろうか?
1日の練習、1つのメニュー、1つのプレー、1つの挨拶、1つの仕事。
拘り続ける。つまり継続しなければならない。
継続させるためには圧倒的な集中力が必要である。
ピッチ内外において、隙を見せてはならない。
長いシーズンを戦う上で、隙のあるチーム・組織は必ずボロが出る。
これに関してチーム全体で再認識し、実行する必要がある。


「人事を尽くす」


今シーズンのチーム目標・個人目標を成し遂げるために、各々が最大限取り組めているか?
ピッチ内外ともに、勝つためにやれることはもうないか?
プレー中にうまくいかない状況で誰が変えようとアクションできるか?
誰が応援時に選手のために声を出し続けられるのか?
各々がもっと目標のためにもがき、エネルギーを出していこう。



これまでポジティブな内容のみを綴ってきたが、開幕に向けて自分たちの弱さと向き合わなければならないと思ったので、あえて書かせてもらう。

前述した通り、ピッチ内での取り組みはチームとして決して悪くない。

ただ、ピッチ外のところは課題しかない。開幕を控えたこの大事な時期にミスが増えている。


特に4年。


本当に最上級生としての自覚、覚悟はあるのか?

時間や期限を守れない、やらなければいけないことをやれない。

凡事徹底を組織に求めているなかで、4年生がやれないでどうする?下級生に何の示しもつかないだろ。


今シーズンは「WASEDA the 1st.」を理想像として掲げている。

掲げて終わりか?
口だけで言って終わりか?

サッカーだけじゃなくて人としての部分も追求するんじゃないの?

もう4年目だよ?
何度同じことを言わせる?


チームとしては良い状態かもしれない。
だが、学年としてはどん底にいることを再度認識して欲しい。

結果も今のところは出てるかもしれない。
だが、最上級生にこれだけ隙あればシーズンを通して良い結果は出せない。


ピッチ内外、すべての振る舞いを下級生は見ているから、最上級生としてあるべき姿・数多のMTGを重ねて導き出した自分たちがありたい姿を体現しよう。

まだ開幕していないから、きっとまだ間に合う。
残りの期間、すべてを出し切ろう。
いまこのタイミングで各々が変わろう、成長しよう。

ピッチ外における隙をなくすのは新人監督の責務。

最後に笑って終われるように、闘い続けます。


◇舩越嶺(ふなこしりょう)◇
学年:4年(新人監督)
学部:人間科学部
前所属チーム:市立浦和高校

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