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早稲田卒ニート148日目〜ボケたい〜

苦しみながらも努めてトボけた発言を繰り出し、校舎の磁場を変えるようにやってきた。最近はようやく、あの頃に比べると駄弁りが増え、校舎に笑いも増えた気がしている。そういう変化が大事だと思うが、そのためには何気ない事務的な作業の時間も、ただ効率を求めて黙々とやるのでなく、雑談でもしながらやるのがいい。

どこに行っても言われてきたことだが、今日も、「本当の年齢はいくつなのか」や「いつまで年齢を偽るつもりか」と、やはり冗談めかして聞かれる。「最初は新しく中年の人が入社してきたんだと思った」と、1個年上の人に言われた。今日は、「歩き方」にも言及された。「あの威風堂々たる歩き方は、とても25歳ではない」と10個上の先輩に言われたが、とにかくいつも言われるこういった諸々については、「生きてきた背景」の違いとだけ答えるようにしている。年くって見えるからいいという話ではない。

今となっては所謂「飲み会文化」なるものは相当減っているのかも知れない。ネットでも、若者に飲み会を強制するなとか、無駄な飲み会を排除しろとかいう主張が見られる。それでも、酒を飲みながらわざわざ時間を削って無駄な話をすると、人間関係が良好になる。そういうもんだ。こういう話に対して、エビデンスはあるのか、仲を良くする方法なら別に酒飲みでなくてもいいんじゃないかなどと問うのは「分からず屋」だ。人間関係における酒は、決して切り離すことのできない人間の知恵である。

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