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【ウィーン旅行記】太陽と芸術の夏

イタリア編ギリシャ編ダブリン編に続き、ヨーロッパゆる旅行記第4弾かつ最終回、オーストリアのウィーン。

Vienna - Austria, 2023年8月

9月最初には日本に帰国する予定だったので、1年間のイギリス滞在中のヨーロッパ旅行もこれで最後。
7月から最後はどこに行こうか考えてたけど、最終的に当初はそんなに興味がなかったウィーンに決定。他に行きたかったシチリアやバルセロナ、パリと比べるとお手頃に滞在できる都市だったのも決め手の一つ。

日本から欧米に飛ぶ時とは違い、ヨーロッパ内での旅行だと朝に着く便はあまりないので、3・4泊してもまるまる観光できるのは2日くらいしかないことも多かった。今回のウィーンでは運良く行きの便が昼過ぎに到着、帰りは夕方出発で、3泊して4日間ゆったり観光できた。

1日目

滞在していたエディンバラを早朝に出発し、フランクフルト空港で乗り継ぎ。
ヨーロッパでの乗り継ぎは時間に追われていることがほとんどだったけど、フランクフルトでは珍しく2~3時間の空きがあり、のんびりできてよかった。

空港でホットドッグとビールを買った!
ヨーロッパでの乗り継ぎで食事できたのもこれが最初で最後だったらしい。

ウィーンに着いたのが13時くらい。飛行機降りた瞬間に空気がムワッと暑かった気がする。その時の気温が大体30度前後だった。
住んでいたエディンバラは7・8月でも20度にも満たない日も多く、本当にあったかい日で23度くらいで基本上着必須という環境だったから、夏ってこんな感じだったな…となった。

ホテルはヴェルヴェデーレ宮殿の近く。チェックインできるまで1時間くらいあったので、調べておいたホテル近くのカフェ、cafe goldeggへ。

メニューが古風な感じでかわいかった!

iced coffee with oat milkと注文して出てきたのがこれ↑。普通のオーツラテを想像してたからびっくりしたけどかわいい〜。

ヨーロッパといえどイギリスではチェーンのコーヒーショップも多く、アイスコーヒーを飲む人が多いけど、ウィーンでは夏でもアイスコーヒーのメニューがすごく少なく、そういうところで「ヨーロッパ」を感じた。

ホテルにチェックインし、着替えてから徒歩数分のベルヴェデーレ宮殿へ。
ウィーンで鑑賞できるアートについてよく知らずに行ったけど、めちゃくちゃ良かった!
ウィーンの画家といえばグスタフ・クリムトとエゴン・シーレかと思うけど、特にここで初めて生で見たシーレの作品が最高で恋に落ちた……。

クリムトの「接吻」、キラキラしてて良かった
窓から見た庭園
シーレ

お土産屋さんでは、シーレとクリムトのポストカードと、シーレの絵のタトゥーステッカーを購入。実は帰国後にこのほとんどを酔っ払ってなくしてしまったのだが……。

いつ使うのか謎なタトゥーステッカー

芸術を満喫した後はディナーへ。ギリシャの時と同じく店だけ調べて予約はしないスタイルだったけど、運悪く目をつけていた店が2つとも閉まってた…マップではオープンになってたのに。

その後コンサートの予定があったので、彷徨った挙句駅のチープなシュニッツェル屋さんへ。あとでレビューを見るとすごい低評価だったけど、これも旅先の経験としては楽しい。

もちろんビールと共に!お腹いっぱいすぎてちょっと後悔

この時忘れられないのが、暑すぎて汗ダラダラで食べてたこと。
ウィーンはあまり冷房がないので、屋内がすっごく暑い……。もちろん外も暑いので、レストランで外と中どっちがいいか聞かれるとつい中を選んじゃうんだけど、室内は風がなくて本当に暑いので、絶対に外で食べるべき。

ご飯の後はコンサートへ。ヴィヴァルディの四季のコンサートで、会場は聖カールス協会。

すてき!

コンサートは思ったより長く(1時間〜1時間半くらい?)、早朝の便で来ていたこともあって半寝の時もあったけど、すっごくよかった。
前に弦楽の部活に入っていたことがあるので、その頃のことを懐かしく思い出したりしつつ。

2日目

この日の観光のメインはシェーンブルン宮殿。
10時か11時くらいの枠を予約していたので、まずは宮殿の中を見に行った。写真はなしだけど。

その後、シェーンブルンでご飯を食べることに。朝はギリギリまで寝てたので食べる暇なかった、一人旅あるある。レストラン的なものはいろいろとあったけど、そのうちの一つで屋外の席に座った。

トースティーとアペロール・スプリッツを注文。夏に昼から外で一杯、これほど楽しいことはない。

トースティー
アペロールスプリッツ!

その後は屋外の部分(庭園?)を一通り散策。本当によく晴れていて空がきれいだった。

それからステファン大聖堂へ。
移動は基本地下鉄でする。地下鉄で携帯が使えることに感動してた。イギリスではロンドンに行くと必ず地下鉄を使うけど、本当に電波が悪くてLINEとかするなんて絶対無理なので。

ステファン大聖堂は外も中もきれい

そしてオーストリア国立図書館へ。ここがディズニー映画の『美女と野獣』に出てくる図書室のモデルになったらしいと聞いて。
中のひと部屋を見るだけで12ユーロとか取られるので高いな〜と思ってたけど、実際行ってみたらすっごくよかった!

図書館にいる間に雨が降り出し、かなり強かったのと傘がなかったのでしばらく雨宿り。もう予定がなかったので、カフェにでも行きたいなと思い調べて出てきたcafe camusへ。

夜までやってるっぽくて名前もカミュなのがいいと思って行ったけど、いいカフェだった。
メニューはお酒もいろいろある感じ。エスプレッソ・マティーニを注文。

羊みたい(?)

マティーニ用のじゃないグラスで出てくるのが珍しくてかわいいなと思った。それとBGMもめっちゃよかった記憶。

それからディナーへ。お目当てはreinthaler's beislという人気のシュニッツェル屋さん。行ってみたら並んでて、15〜30分くらい待ってから同じ一人客と相席で外の席に通された。

定番のシュニッツェル、白ワイン

相席になった人がアジア人の女の子で歳も近そうだったので話しかけるか迷って、緊張したけど話しかけてみたら、ベルギーの大学に通ってる韓国人の人だった。ヨーロッパ滞在中に旅行した国とか今住んでる国の話など、いろいろお喋りできてよかった!

インスタ交換してバイバイして、ホテルに帰った後はホテルのバーに行ってみることに。それまでホテルのバーというものに行ったことがなかったのでちょっと緊張しつつ。

まずは白ワインを一杯頼んで、外の席で飲む。バーテンダーの人がすごく優しくて、次は赤がいいな〜と思って頼みに行くと好みを聞いてくれ、重めが好きと言ったら注ぎかけてたやつをやめて別のを出してきてくれた。

この赤ワインがすっごくおいしくて思い出に残ってる!

値段とか聞かずに頼んでたのでいくらくらいだったんだろうな〜と思ったら、たしか2杯で2〜3,000円くらいで、そんなに高くなかったのもよかった。

3日目

ホテルの近くの15 sweet minutes cafeというカフェへブランチに行った。
ここでもたしかメニューで唯一のアイスコーヒーを頼んだけど、また全然普通のラテとは違うかわいめのものが出てきた。いいカフェだった!

その後は聖ペーター教会、そして美術史美術館へ。この旅で行った3つの美術館の2つめだけど、他と比べると彫刻など絵画以外のものが多めだったような印象。いろいろかわいいものもあった。

聖ペーター教会
美術史美術館。こういう作品もたくさんあった
バベルの塔

上の有名な絵は、人が周りに全然いなくて不思議だった。

観光の予定は早くも終了して、早めのディナーへ。restaurant fuhrichという店に行った。たしかお店とかいろいろある大通りにあったのかな。ここでは屋内に座るという間違いを犯し、風ひとつない店内で汗ダラダラになりながら食べていた

2日連続シュニッツェルを食べたので、プルドポークに

ぶらぶらしつつl'operaというバーへ。ジントニックを頼んだらでかくてびっくりした。

本来はこの後モーツァルトのコンサートに行く予定が、諸事情で行けなくなってしまったので、この日はこれで終了。

4日目

最終日も午後の飛行機までは観光する。まずはウィーン市立公園へ。ブランチ用に周辺のカフェとかも調べていたけど、公園の前にあるケバブスタンドみたいなところで買って公園で食べることに。

何を頼んだのか忘れたけど、めちゃくちゃ長かった

この公園に来たかった理由は、シューベルト像。

かわいいので見たかった
この日もいい天気!

ぶらぶら一周して、最後の目的地であるレオポルト美術館へ向かう。芸術好きな友達にも勧められ、クリムトとシーレの作品がまた見られるので楽しみにしていた。

まず入ると、プリクラの機械がある…。クリムトやシーレの絵とか(自画像?)とツーショットが撮れるのかな?気になったけど撮らなかったのを今はちょっと後悔してる。

ここでは期待通り、1日目に好きになったシーレの絵を本当にたくさん見ることができた!

プリ機
お気に入りの一つ
たくさんあるシーレ自画像の一つ
お土産屋さんのポストカードたち

お土産屋さんも充実してて、散々迷った挙げ句部屋に飾る用に少し大きめのシーレの絵(20ユーロくらい)とポストカードなどを買った。

空港に向かうまで少し時間があったので、美術館を出たところにあったバー?で一杯だけ飲んだ。

オーストリアのビールかな。おいしかった

ウィーンは外でお酒を飲むのが本当に楽しい気候だったけど、エディンバラについて飛行機を降りた瞬間寒くて雨も降ってて面白かった。さすが!

割となんとなくで決めた旅行だったけど、1年暗めの場所に住んでいたので、太陽の光をたくさん浴びて芸術もたくさん楽しむことができて、すごくいい旅行になった。
街も大きすぎず夏の観光シーズンでも人も多すぎず、そういうところも良かった!

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