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外来受診時のコロナ対策チェックポイント

先日書いた「患者の目線で見る病院のコロナ対策の実際」ですが、「結局お前の入院日記だろう」とか「わかりづらい」というツッコミを頂きました。
そうなのか。。。今回は、入院ではなく、外来受診時に“医療機関はコロナ対策しているか“をみるポイントを書いていきたいと思います。


入り口

医療機関に入る前・入ってすぐの所で消毒&体温測定ができるかどうかで安全性は変わります。寒い時期ではなかなか正確な体温は出ませんが、本当に熱がある一定数は見極められると思います。
裏を返せば医療機関内には「実は熱はあるけどスルーされた人」が必ずいると思うことが大事です。
正確さを求めると院内に入ってしばらく経ってからの体温測定ですが、院内に入れてしまうとコロナ陽性者が紛れ込んでしまうかも、という「二律背反」が起きてしまう問題はなかなか解決できません・・・
最近は同時に20人程の体温を測定可能な機器も出てきており、それを導入しているかどうかも一つのポイントになると思います。


待合室

前述の通り、体温測定の関門を突破して入り込むのは非常に容易です。医療機関はそれを理解した上での対策が必要ですが、医療機関によっては待合スペースが狭いところもあります。
→その中でいかに工夫しているかを見るのは大事だと思います。
換気されているか
 窓や入り口はしっかり開いているか?
 サーキュレーターなどで空気の流れを作っているか?
→どうしても窓や入り口を開けられない環境であれば、空気清浄機が稼働
 しているか、を確認しましょう
待合室の椅子の向きやパーテーション
 患者さん同士が向き合わないように同じ方向もしくは背中合わせになるような配置にすることが必要です。飛沫感染や空気感染を防ぐ意味でも一定の効果は期待できます。
コロナ禍に開業した医療機関はパーテーションや壁でsocial distanceを保てる
ような工夫をしています。

問診票やカルテ

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