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日本一周96~98日目(九州編突入)

思えば遠くへ来たもんだ。旅だとこのフレーズをよく思うが、日本という枠組みの中でうろうろしているだけである。俯瞰してみると日本一周なんて小さいことのように思う。よく、日本一周しているなんてすごいですね、という言葉をいただくが、私たちは特別すごいことをやっている印象はない。旅をしている人なんてごまんといるし、将来に不安もあるし、いつ事故や病気になるかも分からない。要はやるかやらないか、選ぶか選ばないかという場になった時に、私たちは後悔がない方をやっているだけだ。何度も書くが、そこには周りの協力も絶対的にある。その感謝は決して忘れずにいく。人生、全てのことをやることは出来ないけど、目の前のこと全てに全力にはなれる。旅も後半戦、さあ九州編のスタートだ。

96日目 9月7日 福岡東からいくか西からいくか
走行距離計82000
まずは山口県のソウルフードどんどんでかつ丼を注入し、いざ出発!
日本一周九州編はよさこいのイベントに参加したり友人に会ったりと、局所で予定が決まっている。なので、どのルートを通って予定を完了しつつ旅も楽しむかという、何とも楽しいパズルタイムがある。私たちはまず九州の東側からの南下、そして九州横断し、由布院→久留米→福岡へのルートを選択した。温泉街の大分別府は九州編ラストになりそうだ。
高速道路で1時間程で九州には上陸出来た。行橋を目指し、そこからも大分県まではスムーズに移動出来た。旅人の中では実家と称される快活クラブシャワーを済まし、本日は別府湾SAにて車中泊だ。ここからの夜景が素晴らしい。散策をしていた時に、千葉県からの旅人、ヒッチハイカーの大樹君に声をかけられた。彼も日本一周をしているとのことで、これも縁だと思い翌朝には下町まで乗せていくことを約束した。

97日目 9月8日 由布院へ
走行距離計82183㎞
別府湾SAでのモーニングうどんの後、旅人大樹君を載せて別府方面へ。
ヒッチハイカーを乗せるのは初めてで、移動中は面白い話も聞けた。ヒッチハイクをやっていると人に話し掛けるのが全く気を遣わなくなるらしい。それよりも「乗りたい!」が勝つそうだ笑。でもそうだ、それをしないと何も進まない。日本人もその精神が必要だろうと思った。迷ってる暇はない、やるだけだ。朝から学びをありがとう!
別府駅へ立ち寄り大樹君と別れた後は由布院方面へ移動だ。とりあえず由布駅を目指す。道中で由布岳の傍を走ったが、狭霧台というスポットで景色を一望し写真と撮る。ここは下の景色よりも是非由布岳をバックにして欲しい。由布岳の山肌の何と綺麗なこと、朝からこの景色と空気に触れられるのが幸せだ。
由布駅では、馬がお客を引く名物の馬車がある。この馬が可愛い。ずっと見ていられる。蹄鉄のカポカポという音が何とも心地よい。発車までの間にずっと待っている馬の従順さに切なくもなった。駅の前にはTABIMUSUBIというおにぎり屋もあり、そこでおにぎりと鶏天のプレートを食べた。大分ならまず鶏天だ! ここまでの充実感を味わってまだ午前中という驚き。それも早起きして行動したからだ。早起きしたのは大樹君を乗せるという使命があったからだ。ここで思うのは、その日の充実感を得たいなら、早起きすべきだ。そして早起きしたいなら、やりたいことではなくてやるべきことを朝に持っていくことだ。やりたいことは自分本位でもあるので悪い意味でコントロール出来てしまう。やるべきことなら相手があったりすると、絶対しないといけないので体が勝手に動く。これまでの経験上、旅に出ると生活リズムが一気に整うわたフロである笑。
そのまま移動を続け、入浴は日田の花の湯、車中泊は道の駅うきはだ。うきはのデッキにいるミニゴジラは微笑ましかった。今日も充実した1日をありがとう。

98日目 9月9日 うきは散策→久留米方面へ
この日もかなり充実している。
一度は通り過ぎようとした、うきは市。昨日夜間に通った時に、「ここお洒落じゃないか?」と感じた。そこで通過を止めて、98日目はうきは市の散策と決めた。この選択が大正解だった。オシャレな街という評価の通り、街並みも連なるお店も素敵だ。吉井町では偶然開催されていたお宝の市(骨董品等を中心なフリーマーケット形式)を回り、有名なパン屋のぱんのもっかで朝食(来店の人数制限がある程の人気!)。運命を感じて入ったkawasemi danishではお店限定のステッカーも買えた(1枚300円、ブルーバードが可愛い)。1時間待ちも苦にならない程に美味しい中華が食べられたのは、まぁぼやだ。余計なメニューはなく、麻婆豆腐と酸辣湯麵を主力にしている店長の渋さが伝わる。辛さと旨さのバランスが最高だ!これは本当に美味しかったので是非行ってほしい。来年から土日祝の営業が無くなるらしいので、お早めに!
夜は実家の快活クラブ久留米上津バイパス店で就寝だ。そして翌朝にこのnoteを書いている。今日も最高の朝スタートをありがとう!

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