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日本一周87~88日目(広島→山口)旅前半終了

旅の前半が終了である。2023年4月16日よりスタートし、一旦休憩となる。前半は大きく北上と南下を続けて本州と北海道を回った。この後には(おそらく8月下旬か9月頭スタート)四国と九州編がスタートする。遡ってみるとずさんな記録もあるが、まあ思い出補正でもいいじゃないかとゆるい形でいこうと思う。だって私たちはわたがしアフロ、形がなさそうでありそうで、奇抜だけどどこかゆるくて面白い、そんな生き方でいいと思うから。

87日目 7月11日 広島宮島→山口へ
この日は宮島である。山口県出身の私としては修学旅行と言えば宮島という印象だ。夫婦になる前にも宮島には訪問したことがある。その時は「あー鹿がいるなー」とか「あなご飯がうまかったなかー」という思い出がある。あとは往復船での「フェリーだなー」という思い出だ。今回も正直その辺りの思い出と大差ない感想だ笑 それらと加えて、今回は宮島内部の方の公園付近を歩いた。小さな川があったり、草木の道を散歩するのは気持ちが良かった。ちなみに連絡船のフェリーは往復でひとり360円。フェリーと大汽船の二つのルートがあって、双方では値段は変わりない。大汽船の方が人気があるらしく乗客が多かった。分かりやすく蒸気が出たり、装甲がぶ厚い感じの船のかっこ良さからだろうか。私たちはフェリーを選択だ、庶民派でもいいじゃないか。やはりこの辺りも海外の方が多い、あと修学旅行生もいた。もしかして故郷の地元小学校かとも思ったがよく分からなかった。
お昼はあなご飯とエビフライ定食を食べた。そんなに空腹でもなかったが、そこは貧乏性なので何とかうまいものを食べようと意欲的になる。あなご飯は名物でも1500円くらいで食べられるし、エビフライも4本で身もしっかりしていた。個人的に味噌汁が美味しくて旅疲れの体と心に沁みた。店名は「快心友」だ。看板には弁当で持ち帰りだとあなご飯が1000円のタイムサービスもあるらしい。
夜宿泊は新岩国駅付近のコインパーキング24時間で400円だ。おそらくこれが旅前半ラストの車中泊になるだろう。何だかんだで車中泊にも慣れた自分たちもサバイバルという面では少し強くなったように思う。

88日目 7月12日 山口県帰宅 旅前半ラスト
車のメーターは到着時に78400㎞(スタート時をちゃんと見てなかったのが悔やまれるが調べようと思う、多分69000㎞くらい)。パンクもせず、目立つ故障もなく良く私たちを運んでくれた愛車に感謝。そして日本一周を快諾して仕事を辞めてついてきてくれた奥さんに感謝。いつも心配してくれ支援してくれた家族や仲間に感謝だ。日記としてどうかとも思うが事実的に何があったかというより、どうしても感情の面が先に出てしまう。
旅前半のラストは山口県岩国である。私は山口県民ではあるが、これまで錦帯橋に行ったことがない。ラストに故郷の観光名所、それも日本三名橋のひとつを拝めるとは感慨深い。錦帯橋の近くには臨時の無料開放駐車場があった。本来は橋の下、砂利のところに止められる駐車場があるらしいが整備中だった。観光地に無料で停められるのはありがたいし、歩いてすぐ錦帯橋に行ける。錦帯橋を通るには大人一人310円かかる。雨も少し降ったが、十分景色も見れたし、写真も撮れたし、錦帯橋を堪能出来たと思う。前の記事にも書いたが、やはり地元なのか風の感じ、道の感じ、人の感じが肌に合う感じがする。ありがとう山口県。
近くには日本一をうたうソフトクリーム屋があった。何が日本一なのかと思うがメニューの数だ、調べてみると140種類あるそうだ。人間は選択肢が3つ以上あるとストレスになるという心理があるらしいが、逆転の発想で規格外のメニュー数を誇るという訳だ。ちょっと店員さんが不愛想で嫌だったのでここでは購入はしなかった。錦帯橋付近の散歩もお勧めだ、静かだし風情があるし、白蛇や鵜の施設(実際に生きたものが見られる)もあって楽しい。その中でもカフェや食事も出来る「わたぼうし」というお店が良かった。クラフトコーラやソフトクリームをいただいたが、マスコットの亀であるかめ吉(リクガメで大きい)だったりスタッフの皆さんがとても温かい。旅のことで少しお話も出来たし、旅の全工程が終了したらまた必ずお店に来ると約束をした。
ここまで読んでいただいた方なら分かる通り、やはりラストの日は日記の内容も濃密だ。普段は書かない詳細まで書いている自覚がある。これがムラがあるということだろう、私の実に人間らしい部分だ。
本当なら山賊という岩国名物の飲食店に行きたかったがタイミング悪くこの日は定休日だ。それをコストが浮いたと捉えて温泉に行くことに、それはそれで最高だ。これも近くに岩国国際観光ホテルの日帰り入力「いつつばしの里」がある。一人1700円と高いが、今日で旅も一旦休みだしいいか!との思いだった。サウナはしっかりしているが、水風呂が少しぬるいかなという印象。洗い場はしっかりしているしシャンプーやドライヤーも揃っている。露天風呂は2種類あるし、露天からの景色が絶景だ。運が良ければ錦帯橋が一望出来る。運が良ければというのは、定期的に男女の風呂場が入れ替わるのからだ。今回は女風呂の方が錦帯橋を見られたと思うので奥さんが見られて良かった。
帰りにはサンリブでどんどんに行った。サンリブとかどんどんか言うのも山口県限定なのだろうか、やっと見られた感が強い。特にどんどんについては山口県のソウルフードなので夕ご飯にこれが食べられたのは嬉しい。お勧めは肉天うどん670円だ。
そして2号線を進み、19時過ぎには山口県宇部市へ到着した。体調不良になったこともあったし、夫婦仲が不穏になったこともあったが、とにかく無事に帰られて良かった。自宅に行って様子を見たり、実家に帰って親に無事を報告したりした。私個人としてはよさこいチームの会議にも急遽参加出来た。
思いや考えはとにかく止まらないが、それを綴るのはまた別にしたいと思う。それに、実際に量的にもこの旅を振り返ってみたい(何回車中泊したとか、何か所道の駅に行ったかとか)。
ここまで日本一周の旅日記に付き合っていただいた、あなたに感謝を伝えたい。本当にありがとうございます。旅を経て、何がどう変わったかは正直なところ良く分かりませんが、それでもまずは無事に終わって良かったです。
休憩時間をいただいて、また後編の四国&九州編をスタートしたいと思います。
これからもよろしくお願いしますという挨拶を最後に、私たちわたがしアフロも皆さんの旅や挑戦の応援をこれからも続けていきます。

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