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インタビューとは傾聴だ!3つのポイント

インタビューは難しいです。毎回状況が異なるライブであり、瞬発力が求められます。でもね、駆け出しなら「基本の基本」さえ押さえればとりあえずオーケーだと思うんです。

やるべきことは、傾聴。これです。

傾聴とは?

傾聴とは、カウンセリングで使われてきた技法のこと。いまでは上司と部下のコミュニケーションの場でも取り入れられてますよね。

要するに、「あなたの話をちゃんと聞いてますよ」「興味ありますよ」「おもしろいですよ」という意志を伝えることです。

その効果は絶大で、傾聴することで、相手からの信頼感を得られます。これビジネスの場だけじゃなくて、夫婦間や友達同士の場でも役に立つから、知っておかないと損するレベルです。

傾聴の3原則

アメリカの臨床心理学者・カール・ロジャーズ氏は、傾聴の3原則をこんな風に定義しています。

① 共感的理解
② 無条件の肯定的関心
③ 自己一致

何やら漢字が並んで難しいイメージですが、内容は超シンプルです。

まず、共感的理解とは、相手の気持ちを理解しようとすることです。「うんうん」「そうなんだ」「そうだよね」といった相づち、女性の友人と会話してるときフツーにしますよね。

これがインタビューの場合、「ええ」「なるほど」「そうなんですか!」と肯定的な返しをすればオーケーです。無駄に自分の話をしたり、「はいはいはい」など個性的返しをする必要はありません(クセになっている方は要注意)。

無条件の肯定的関心とは、相手がなぜそのように考えたのか、興味をもって聞いてみることです。女性同士の会話なら、これもフツーにやってますよね。「子どもが部活に行きたがらなくてさ……」となったら、「そっかぁ(肯定受けとめ)、なんでなの?(相手に興味をもって質問)」みたいな。

インタビューのときは、「それはなぜでしょう?」「具体的には?」と内容を深掘りしていくイメージです。

そして最後、自己一致。これは、相手の話に対して、私はこう理解したよと伝えることです。これは子どもとの会話で使うと効果的です。兄弟げんかが起こったときにも、双方の意見を聞いて「〇〇君は~~~~だと思ったんだね」と相手の言葉をまとめてあげるのです。

インタビューのときにも、この技はよく使います。一連の説明が終わったあと、「〇〇は~~~だったということですね」とまとめると、相手はちゃんと話を聞いていたんだな、ちゃんと理解してくれているなと安心してくれます。ときには「〇〇〇だったんですね。それは初めて知りました!」と自分の感想を短く入れてみるのも良いかもしれません。

自分だけが話し続けると不安に感じる

なぜ傾聴が必要なのか?それは、相手は自分が話し続けることに不安を感じているからなんです。

「この話おもしろいかな?」「いまこの話をしてるけど、方向性は合ってる?」など、話す側って不安に感じるものなんです(私もインタビュイー側になった経験があるので、よくわかります……)。

そんな時、聞き手が興味をもって聞いてくれると、安心できるし、口がなめらかになってくる!

だから、インタビューのときは何はなくとも傾聴!駆け出し取材ライターさんは、ぜひそれだけでも意識してみてくださいね♪

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