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塗装は下地が大事~PORTER’S PAINTSを採用するにあたって~vol.1


PORTER’S PAINTSを採用いただくにあたって大切な【下地】について
今日は永久保存版的な記事となっております!
2回に渡って投稿していきますので、
各回ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです♩


はじめに

こんにちは、PORTER’S PAINTS JAPANの渡辺です!
早速ですが・・
noteを綴るにあたって私が大切にしたいことが2つあります。
一つは、お客様とPORTER’S PAINTS(以下P’s)の橋渡しになる情報を発信すること
もう一つは、塗装を身近に感じていただけるための発信をすること
です。

1つ目はマガジンの #ポーターズペイントのある暮らしをメインに
P'sとともに暮らしていらっしゃるお客様のお声を、P'sを採用したい!と考えてくださっているお客様へ繋いでいきたい、という想いから

2つ目は、どうしても塗装文化というものとあまり縁がない日本だと『ポーターズペイント』はおろか一般のペイントですらビニールクロスと肩を並べて”検討”という秤にすら乗せてもらうことが難しい現状があります。
それは日本の住宅の95%のシェアを占める”ビニールクロス”という市場の壁が大きい点と、塗装の知識的な部分の不足などによるものだと考えています。

ただ、昨今SNSなどの発達によりお客様の家づくりへのリテラシーがとても高くなり、また、私たちもSNSの発信を強化したことでP'sを見つけてきてくださるお客様が増えていることから
お客様へ塗装やP'sをご採用いただくことに対してのハードルを下げてより検討の幅を広げていただけるような、そんな発信が必要だと判断したわけです。
長くなりましたが、そのために私は2つ目の、【塗装を身近に感じていただけるための発信】を大切にしたいと思っております!

本日のテーマはズバリ【下地について】

お待たせしました!それでは本題に入っていきますね。
今回のテーマは【下地処理】

実は塗装は”下地が命”なんです。
下地がしっかりしていないと、割れ(クラック)の原因になったり
P'sにおいては質感が綺麗にでなかったり。
ビニールクロスは厚みがあるので、ある程度下地の施工品質が良くなくても
カバーできてしまうんですね(これがビニールクロスがスクラップ&ビルドな日本の住宅事情にハマった理由のひとつです)
そのため、言葉を選ばずにいうと、
そんなちょっと面倒な塗装仕上げを進んでお勧めしないHMさんや工務店さん、建築士さんがいるもの無理はありません。

それでも私は塗装の魅力を、塗装文化を広めたい
ということで、なるべく分かりやすく簡潔に
下地について説明していきますね。
今回は、ご新築の方向けの下地処理についてです!

下地処理方法は2パータン-新築の場合-

ほとんどの場合、石膏ボードが下地になります。
それ以外ですとベニヤや水回りになるとケイカル板など。
ベニヤは伸縮するため塗装が割れやすいのでベニヤへのペイントはその点をご了承いただきたいです。(また追々説明しますね!)

石膏ボード下地の下地処理は2パターンあります
①塗装用パテ処理を施す
②塗装用紙クロスを貼る
それぞれ説明していきます。

A:塗装用パテ処理

石膏ボード同士のつなぎ目に寒冷紗というメッシュ状のテープでつなぎ目(ジョイント)を張り合わせた上に
つなぎ目をパテで埋めていく処理です。
ビス穴などもこの処理で埋めていきます。
ビニールクロスを貼る際に施すパテ処理とは異なります。
クロス用のパテ処理の上に塗装した場合、将来的に割れなどの原因となりますので、必ず『塗装用のパテ処理』を施していただくよう
工務店様などにお伝えください。

塗装用パテとクロス用のパテはぱっと見一緒ですが手のかけ方が全く違います

塗装用のパテ処理をした石膏ボードに
直接下塗り材(LIMEPROOF UNDERCOAT SEALER)を塗り、ペイントが可能です。

B:塗装用紙クロス

ポーターズペイントとして推奨している下地処理です。
塗装用クロスはポーターズペイント専用のPORTER’S PAINTS PAPER
『ルナファーザーV200S、またはV150』を推奨しています。
この場合の下塗り材は不要です。
一般流通していない弊社専売品となります。

紙クロスと聞くだけで身構えてしまう一般のクロス屋さんもいらっしゃいますが、基本的にはビニールクロスを貼る要領で貼っていただけます!

丁寧に糊をつけた紙クロスを貼っていく職人姿はずっと見ていられます(・・・私だけ?)

ポーターズペイント専用塗装用クロスを貼っていただくメリットとしては下記です。
①将来的な割れ(クラック)を防止することができる
②伸縮性がないため、ビニールクロスにみられるような目開き、剥がれなどの劣化がない
③滑らかで平滑な表面なため、テクスチャーをつけるペイントに最適
④下塗り不要※でペイント可能なため、負担を軽減できる
※一部下塗り必要なテクスチャーもございます。

PORTER’S PAINTS PAPER(専用塗装用紙クロス)のご購入方法

お施主様ご本人様へのご販売、工務店様に直接ご販売
どちらも可能です。
お施主様にご購入いただき支給いただくパターンや
工務店様に仕入れていただき貼っていただくパターンなど、様々です。
ご依頼されているHM様や工務店様ごとにご都合に合わせてご検討ください。
金額は、
1本(1m×25m)※¥16,900(+tax)※でのご案内です(※2023.2月現在)
※巾売り不可

代替品について

支給品不可の場合や少平米の場合、下記他社製品でも代替可能です。
※諸注意あり
★サンゲツ/ラウファーザーフリース、リリカラ/ルナファーザー/NO.741等
※上記代替品は、表面が和紙のように毛羽立っており、刷毛塗りしにくいために仕上がりに影響が出る場合がございます。
※水分を吸い込みやすいため塗料を多めにご注文をいただいております。
※質感によっては毛羽立ちの表情を拾います(EGGSHELLや金属系テクスチャー)

そもそもどっちが良いの??

塗装用パテ処理下地と、塗装用クロス下地
推奨しているのは、【塗装用紙クロス】です
それは、地震などが多い日本において塗装には割れのリスクが隣り合わせなためです。
紙クロスを貼るとその下のパテに割れが起きても塗装自体には響いてきません。
※大地震は別です💦

また、塗装用のパテ処理は塗装屋さんに施していただくのがベストです。
(というよりクロス屋さんは基本的にクロス用のパテ専門です!)
そのためポーターズペイント以外の箇所はすべてビニールクロス!という方は、ポーターズペイントの施工面のためだけに塗装屋さんを手配していただく必要が出てしまいます。
そうなると発注費がかさんでしまうので、ビニールクロスを貼っていただくついでに、塗装用クロスを貼っていただくのが良いです◎
(弊社で下地処理~塗装工事まで承る場合は別です!)
HMさんや工務店さんとお打ち合わせくださいね♪

まとめ

今回は【ご新築】の場合の下地処理についてご説明致しました!
1回で納めるつもりが、大事なことなので2回に渡って綴らせていただきたいと思います。

次回は、リノベーション物件などにおいての下地処理
をお伝えしていきます!

それでは、今日もお読みいただきありがとうございました~!

▼PORTER'S PAINTS JAPAN 渡辺
https://www.instagram.com/tinter_ppj/

▼PORTER’S PAINTS公式instagram
https://www.instagram.com/porterspaints_jp/

▼公式website
お問い合わせはこちらからお気軽に!
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