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私の経験談をお話しします。
仕事でニュージーランドのロトルアに出かけた時に歩道の段差につまづいて転倒してしまいました。
転倒場所が観光案内所i-siteの前で、バスを待っていた現地の方が私の身体を支えながら事務所内に連れてくださり転倒した旨を伝えて、後は事務所スタッフの方がcareしてくださいました。

鏡を見ると唇を切っていたのか血が出てました。

しばらく休んだ後にスタッフの方にお礼を伝えてホテルに戻りました。

しかし時間が経つごとに唇が腫れてきたので、とりあえずの処置として薬局に行き薬を購入しました。

翌日鏡を見ると、腫れが引かずに痛みが続いたので、ニュージーランドで初のクリニック受診をしました。

ニュージーランドの医療システムとしてはGP(General Practitioner)に最初に受診し、簡単な治療であればGPで処置してくださいます。

現地籍の方は通常かかりつけ医のGPを登録しているので、何かあった場合は電話をして受診されますが私はツーリストの為にGPはありません。
そこでホテルのコンシェルジュに尋ねてGPを紹介してもらいました。

まず困ったことが医療英語が全くわかりません(泣)
仕方ないのでGPの受付で医療英語がわからないと伝え、日本で加入した海外旅行保険の証書とドクターが記入する書類を提出しました。

待合室で待っていると名前を呼ばれていざ診察室に・・
診察室にはドクターとアシスタントの方がおられて、どこでどのように転倒したのかを尋ねられたので伝えました(この辺りはまだ英語も理解できます)

そして遂に医療専門用語が、、、

Q)破傷風(tetanus)のワクチンを過去10年打ちましたか?

Tetanus??   なんだこの単語は??

ここで登場したのが、私のi-pad。i-padの英訳アプリを立ち上げて
ドクターに入力してもらいました。

さて、またここで問題が、、、

破傷風って??      日本語でもわからない。
良いのか悪いのか、こんな種類のワクチン打ったことがないので、Noって答えました。

そしたらドクターが「今からワクチンを打ちます」と、、、

え!いきなりワクチン!!  大丈夫かな?

続けてドクターが過去にワクチン接種でアレルギー反応を起こしたことがありますか?と質問されましたが、大人になってからワクチンなんて打ったことないので、最近打ってないのでわかりませんが薬や注射アレルギーはありませんと答えました。

そしていよいよワクチン接種。
ベットに横たわり筋肉注射でワクチンを。接種終了後に立ち上がろうとするとナースが「15分ほどベットに横になっていてくださいね」
なんで15分もじっとしてなくてはいけないのかな?とその時は思いましたが
今思えば、もしもアレルギーが出れば対処できるようにということでした。

抗生物質を5日間分と痛み止めの処方箋をもらい診察終了。

受付で支払った金額は250ドル。
保険会社に提出する書類にもドクターが記入してくださいました。

ワクチン接種をした翌日もアレルギーや発熱もなく全く体調に異変もなく
抗生物質を5日間終了するころには、唇の腫れも引き、随分回復してました。

初めての医療機関受診でしたが、ドクターもアシスタントもナースも受付もすべての方が親切で安心して受診できました。
ニュージーランドの医療システムは素晴らしいと感じました。

帰国後念のためにニュージーランドで接種したワクチンの写メを私のかかりつけ医に見せたら「すごい良いワクチン接種されてますよ」と言われました。

ニュージーランドの医療も日本並みにかなり進んでいるようです。

今回は軽傷で済んだものの、入院となると大変なので海外へ渡航の際は
日本旅行医学会が監修している「自己記入式安全カルテ」に記入して持参しようと思います。
この安全カルテは自分の病気の既往歴や医療単語も明記されているのでお勧めです。


GPの処置室


ベットサイド




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