見出し画像

FYI.1 AIアナウンサー「ニュースのヨミ子」さん

先日、久方ぶりにNHKのおはよう日本をみたのですが、ニュースの読み上げがAI音声になっていることに激しく動揺しました。しかも、もうかなり前から始まっていたとは。。。

NHKは独自に開発した技術でAIアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんを誕生させ、2018年4月から全国各地で活用しているようです。まさに、アナウンス業界のDX、働き方改革の実現例ということで、AI活用により、生身のNHK職員の深夜・早朝帯の業務負担を軽減させたりできるのは良いと思います。また、AIが読むということは、その音声はいかようにでも加工しやすいので、視聴覚障害のある人等にとっては、活用方法次第でより便利になるかもしれません。

ただ、個人的には、自分が生きる世界で何が起こっているかという、生活の基盤となるような情報は、やはり人間の声で直接届けてほしいという感覚が残ります。今朝の違和感は、日常世界がデジタルに上塗りされるような恐怖感というのでしょうか。。。

既にネットニュース等でいくらでもデジタル情報が入手できるなか、テレビ・ラジオから情報を得ることの意味は何か。「人が伝える」ということの意味を改めてよく考える必要があるのではないかと思いました。


【information sources】



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?