眼差しの先に想いを馳せる/『CLOSE』
感想っていうかもはや心の嗚咽なのでポエムにしかならない。逆立ちしたって理路整然となんて書けないし、映画観てるあいだずっと10秒おきぐらいに「永遠を壊したのは、僕」というキャッチコピーが頭の中をぐるぐるぐるぐる回り続けてた。
一心同体、お互いの呼吸さえ分かち合う二人の、微に入り細を穿つように繊細に積み上げられた永遠だからこそ、ひび割れていく決定的なその瞬間も分かってしまうんだよ……。
少しずつ揃わなくなっていく足並み、それでもひそかに「彼」を追いかける視線。
ばら