第2話 年明けのセレンディピティ (マザーテレサ)
48歳になる年初に、遺言書を書いておこうと決めた。(頭に降りて来たという感じかな) 何か大病を患っている訳ではない。父親が他界してから20年近く経っているからかも知れないし、高校の仲間が逝ってしまったりと、 いつ何が起きてもいいように準備する必要性を感じただけなのだ。まだ年賀状を出していたから、夕方に郵便局本局へ行った際に「もしもの時に役立つノート」が目に入って、とりあえず買ってみた。私はこの手の偶然というかセレンディピティを私にとっての必然だと受け止めるようにしている。マザ