最近の記事

第7話 解決したい社会課題                  (その底辺に横たわるものは何か)

 前号にて、「私たちは新たな生き方を生み出し、すべての人の平和、繁栄、幸福を促進するのに役立つことは出来ないものか。 パーパスを共有した関係者に支えられるDAO(分散型自律組織)が広がることにより、人々が相互に協力助けあう関係性を築くことができ、いずれ国境という概念すら邪魔になるのではないか」と触れました。そして、「人々が豊かな心で暮らせる世界を創ることができることを期待して止まない」旨発言いたしました。 その想いに至ったのは、様々な要因が混在しています。 まず私の心が最も

    • 第6話 web3の現在地                  (解説します)

       前号に、web3に乗り遅れていても、未だ間に合うと述べました。 DXすら進んでいない領域がある中で、web3のコンセプトすら価値を見出して貰えない可能性もあるが、インターネットがそうであったように、 早晩主流になると想定しておくべきだと考えている。 大半の情報源が紙媒体だった1990年前後に比較すると、現在はインターネットおよびSNSによって世界の情報が容易に手に入る時代である。 当時パソコンの普及率が50%を超えるのに約15年以上掛かったが、Blockchain技術の活用

      • 第5話 web3に参加する          (未だ間に合うのか)

         2021年時点では、web3の話を社内でしても知っている者は居なかった。どういうものか、説明する方も、ちょこっとかじった程度の話しかできなかったので、学ぶことにした。それで飯が食える訳ではないが、兎に角、今の資本主義経済を超えていくものであると期待しながら、関連メディアを毎日観る生活になった。伊藤穣一さんの話は、分かっている人ではないとついていくのが難しいところがあるが、楽しく耳を傾けた。 妻には2022年の流行語大賞はJOIだねと言われるほどだった。  彼の話に時々出て

        • 第4話 新たなチャレンジに向けて      (時代の潮目 なぜDAOなのか)

           退職を部門内に伝え、社外の取引先へ挨拶周りを初めた。誰もが私は転職先を決めた上で退職するのもだと思って、どこに行くのか訊いて来る。 決まっていないということは、受け入れない雰囲気さえある。いわゆる常識から外れているのだろう。しかし、普通とか他人の想定通りとなることに抵抗感が強い私は、実際に決めていなかった。 先に触れた通り、人生における新たなチャレンジに向かうタイミングだっただけだ。 <社内でできなければ社外でチャレンジ>  大手企業を通じて、民間外交の端くれのようなこ

        第7話 解決したい社会課題                  (その底辺に横たわるものは何か)

        • 第6話 web3の現在地                  (解説します)

        • 第5話 web3に参加する          (未だ間に合うのか)

        • 第4話 新たなチャレンジに向けて      (時代の潮目 なぜDAOなのか)

          第3話 何のために生まれて来たのか      (4つの視点)

          半世紀も人間をしていると、のんびり屋の私でも何かを感じる。子供の頃に読んだ偉人の伝記では、今の私と同じような年齢のころには人は何かを成し遂げているものだとぼんやり思っていた。しかし、現実の自分の人生を顧みるとそれら伝記とは遠くかけ離れている。偉人と呼ばれなくとも何か社会に記憶されるものを残せたのか。果たしてこの先残せるのか。  ”人の一生”というテーマを前に、”自分は何のために生まれて来たのか?” という深遠でありつつもシンプルに凝縮された疑問を抱いてしまう。 人生の目的を次

          第3話 何のために生まれて来たのか      (4つの視点)

          第2話 年明けのセレンディピティ (マザーテレサ)

          48歳になる年初に、遺言書を書いておこうと決めた。(頭に降りて来たという感じかな) 何か大病を患っている訳ではない。父親が他界してから20年近く経っているからかも知れないし、高校の仲間が逝ってしまったりと、 いつ何が起きてもいいように準備する必要性を感じただけなのだ。まだ年賀状を出していたから、夕方に郵便局本局へ行った際に「もしもの時に役立つノート」が目に入って、とりあえず買ってみた。私はこの手の偶然というかセレンディピティを私にとっての必然だと受け止めるようにしている。マザ

          第2話 年明けのセレンディピティ (マザーテレサ)

          第1話 人生の選択と決断

          上期が終わる9月末日に私は、早期退職の意向を正式に上役に伝えた。もちろんまだチームのメンバーには話していない。メンバーにはZ 世代も中間管理職もいる。自分の退職時期を遅らせて育ててきたと言えば上司っぽいが、実際は、忘年会で一緒に出し物でコントをしたり、カラオケ屋でバカ騒ぎする間柄の仕事仲間として接してきた。 私が退職することを裏切りと感じやしないか、少し思うところはあったが、時折人生観的な事を伝えて来たので、”らしい”と感じてくれるのではないかと思っている。私はこれ以上自分の

          第1話 人生の選択と決断