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言葉の重み

高木美帆選手が1500m,1000m,500m,団体追い抜きと4つのメダルを獲

得した。まさに前人未到。

今日恩師である東出俊一氏がインタビューに答えていた。

「ケガなどを考慮して、種目を絞ることを提案したが、将来を見据え、全種目で出るということを貫き通した。高校時代から未来を見据えていた天才的才能であった。」と。

東出監督は最終的に本人の判断にゆだねる「提案」をした。

私は、今でも鮮明に覚えているシーンがある。

中学生の頃、理科の時間にゴミ問題をどう解決するかという授業のことだ。私は自分なりのアイデアがあったものの、その時間発言することができなかった。

授業後、私は勇気を振り絞って理科の先生に聞いてみた。

「地球から宇宙に伸ばすエレベーターを作って、ゴミを宇宙に飛ばすことができたら、ゴミ問題は解決するんではないか。」と。

それを聞いた理科の先生の表情は今でも忘れない。

鼻で笑いながら、中学生の私の頭では理解できない言葉を並べられ、無理だと言い放ったのだ。

私の何かに蓋をされた感覚だった。

大人になった私。

ある記事で宇宙エレベーターなるものが理論的には可能なことがわかった。

「あの時の自分。お前は間違っていないぞ!!間違っていたのは、お前の想像力に蓋をしたその理科の先生だ!!!」

「教員になった自分。生徒に蓋をするな。子供の可能性は無限大だぞ。」

高木選手のメダルラッシュで改めて心に刻んだこと。

高木選手、本当におめでとうございます。

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