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IoTプロダクトを作って売る

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IoTプロダクトというとビジネス化は難しいのでは?と聞かれますが、何とかなります。実際に考えて、作って、売るまでの記録です。
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2019年8月の記事一覧

【ニッチビジネスのアイデアクリエーション】罠にセンサーつければいいんじゃない?

スマートトラップのアイデアに至るまで。アイデアは、それが広まった姿が想像できるか、仮に凡庸であってもやりきりたいと思えるかが大事。 ※上記イラストの罠(とらばさみ)は違法猟具です。 早々に散る産直プラットフォーム案 物理的な接触機会の増加に伴い情が移るといわれますが、動き始めると徐々にみんなの関心が高まりドタキャンもなく3人でワークショップ当日を迎えました。ワークショップでは腹出しした(放血後、内臓を取り除いた状態)鹿の皮を剥き、部位ごとにばらした後、実際に鹿を食べてみる

【ダイソーでできるIoTプロダクトの試作品づくり 】お弁当箱版スマートトラップ

お弁当箱に入った怪しい機器、それがスマートトラップの最初の試作機でした。コンセプトを紙に起こしただけの状態で猟師さんに話を聞きに行っても大抵「いいね」という感想で終わりです。モノがあるからこそ本当に必要な要求が聞けます。機能見本レベルであれば、ダイソーで手に入る工具と材料を使ってだいたいの試作品は作れちゃいます。必要な機能を絞り込み、実装方法を切り分け、スケッチを書き、身の回りにあるもので工作というシンプルなプロセスでIoTプロダクトの試作品を作りました。 その機能の実装は

【ニッチビジネスのプランニング】リサーチはあきらめ妄想にたよる

狩猟業界のようにあまりにニッチすぎると情報(特に二次情報)がないため、情報収集に基づく精緻なプランを考えていても全く進みません。そのような場合はリサーチはどこかで割り切って、自分の妄想力を信じ一歩踏み出してみてはどうでしょう。 Google先生も知らない情報「新しい業界のプロジェクトをやるときには、ソースはなんでもいいからまずは一般的な情報を頭に入れとけ!」新卒で入ったコンサル会社ではそんなことを言われていました。大体の場合は「俺が若手のころは本屋に行ってはじからはじまで買