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幹部が会議で、節約を言い出したら終わり

いろんな業種の方の話を聞いたりすると、美容業界と構造的に似ている問題を抱えている業界や、やはり美容業界とは違った問題を抱えている業界があるのを感じます。

それぞれの業界、現場で努力されている方の話を聞くのは刺激になります。

ただ、どの業界も「やべーなコイツ…。」という人はいるもんだな…。と感じたブログです。

【結論から】

幹部が節約を言い出したらもはや終わりです。

幹部は会議のための仕事をしているようでは終わり。

自分自身の提供する価値が理解できず、会議で発言するために持ってきた内容では、もはや立場を理解できず、潔く後任に引き継ぐべきである。

会社も引きずって任命しているのではなく、後輩や別の人にチャンスや挑戦を与えるべきだと思う。

社内に新陳代謝を起こさせる必要があると思う。

幹部の役割の一つは、スタッフの行動変容を生み出すような仕事をする。

【会議のための仕事】

タイトルはキャッチーにするのに置いていますが「節約」が本質ではなく「自分自身の役割を理解していない」ことや「会議」のため「発言」のための内容だったらやばい…という内容です。

まさに手段が目的と変化した悪例です。

【言葉通り考えると】

このタイトル通りが本質ではないといえ、タイトル通りに幹部会議で「節約」の話をしたとします。

「材料費が高いので、節約しましょう」「電気代が高くなるので電気を節約しましょう」「サロンの備品を、今までのもので代用できるか考えよう」

このような発言だとします。

これで何か変わりますか?これが会社の幹部の仕事でしょうか??

サロンのアシスタントの会話と変わらないです。中学生の頃のボクでも発言できます。

「クラス会議」でボクが発言するレベルです。

これは役割を理解して無さすぎる前に、勉強も足りないですし仕事を舐めています。

会社の幹部が顔を揃える会議で、クラス会議の内容を堂々と話していたのでは「終わり」です。

しかし事実としてこのような仕事をしている人はいるようなのです。

【会社にとって節約は大事だけども】

ボクが幹部ならの仮説です。

ここは定量的な数値に置き換えて話します。

とっても簡単に、簡潔に話すならMQ会計が一番早いです。

具体的には…

変動費(美容室だと水光熱費、材料、タオルなど)が10%のサロンを5%にダウンしたら、利益が6.5%アップできる。

店舗数10店舗に換算すると年間〇〇〇万円の利益が増えます。

これを本部のトップダウンではなく、各店舗にゲームのように「5%」ダウンを任せ、5%ダウンを達成したサロンから「インセンティブ」を与えるのはいかがでしょうか?」

ある程度、プロセスには余白をもたせるのがポイントです。

すぐにこのようなことは考えつきます。

ただ「節約」レベルの話しは「お客様を増やそう!!」と言っているのと同じで、何も具体性がなく「行動変容」を呼び起こすことではありません。

【幹部の仕事】

ここで幹部の仕事を一度再定義します。

幹部=店長以上。ある程度の意思決定の決裁権を持っている。組織の運営に大小あれど関わる人物。

このように切り分けます。

このような人物は、部下たちに「行動変容」を呼び起こさせる仕事するべきと考えています。

なぜならば「役割」だから。

その役割は、会社の方向性を決め、スタッフたちにその未来に向かって舵取りをするから。つまり「行動変容」を呼び起こすのが仕事だと感じています。

【人を変えるのではない】

補足ですが、幹部の仕事は「行動変容」を起こすもので「人を変える」ことではありません。

基本的には「人は変わりません」。人を変えるのではなく、その人を尊重しつつ「その人が持つ独自のキャラクターのまま、会社が進むべき方向に導く」ことです。

決して「本人」を変えようとしても幸せな結末は迎えません。

【話をもどして】

幹部はその役割から部下たちへの「行動変容」を起こすような仕事が本質です。

問題定義のような「節約をしろ」ではなくその先の向こうの未来を指し示すことが重要です。

なぜ、ボクは各店舗に任せるのか?

それがその先を見ていることにつながります。

「5%」の結果を出すために考えていることは、結果が同じならプロセスは自由にさせたほうが結果が出やすいからです。

各店ゲームのように、トライ&エラーを繰り返し達成させていきます。

何もかも節約していきなり達成するようなサロンも出てくるでしょう。

それはそれで1つの結果なので認めてあげることと共に、持続可能なプロセスを気づかせてあげることで、さらに成長していきます。

あくまでも「結果」にこだわり、プロセスは自由にさせる。

これが、サロンのスタッフたちに多くの学びや経験を生み出すことができます。

たかが節約ですが、幹部の役割を理解していることでその先のスタッフの成長が見えてきます。

それは、スタッフ1人に対して大きなスキルとなり、環境を変えても活躍できる人を育てることができます。(市場価値を高める結果)

【会議に持ってくるための仕事】

冒頭の話に戻ると「会議のための仕事」をしているのが、もはやレベルが低すぎることが理解できると思います。

スタッフの未来のためにもならない。

会社の利益も生まない。

あるのは「自分のプライド」や「世間体」という全く卑しいものだけ。

会議のために何か「問題定義」を持ち出すのではなく、問題定義から具体的に何をするのか、その先にスタッフたちはどのような結末を迎えるのか。

会社の意思決定機関の「幹部の会議」には、最低ここまでの準備が必要だと思います。それが役割や責任だと思います。

【まとめると】

会議で「節約」の話を始めたらもう終わり。

節約が悪いのではなく、節約の先に何があるのかを指し示すことが、幹部に求められる役割である。

そこを理解していない幹部は早々に次に席を譲るべきである。

その程度なら「代え」はいくらでもいますから。

今回は「会議のための仕事をしたら終わり」という内容

みんなの日常のヒントになれば。

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高校生で美容業界に入り浸り。店長・スーパーバイザー・取締役を経て、美容業界を俯瞰して見ています🌈


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