生き方|自分を好きにならずして誰を好きになれるだろう

(2017年12月9日執筆)

今日noteで読んだ言葉が心に響いたので書き留めておきたい。

「自分の価値は自分で決めていい」

この考え方は私の中にもずっとあったもので、だからすごく共感した。

自分の価値、
誰かに決められてないですか。
誰かと比べてないですか。

夕暮れの帰り道、ふと空を見上げて思う。ああ、映画のワンシーンみたいだ、と。こんな地味な映画もないだろうけど、今この瞬間に夕日が美しいのは事実で、映画のエモいシーンといえば夕暮れ時と相場がきまっている。

人はみな、人生を掛けて一本の映画を撮り上げる。「人生」という名のドキュメンタリー映画の主人公が、私たち一人ひとりなのだ。主演・私。監督・私。キャスティング・私。金策・私。この「私」はもちろん、「あなた」という意味でもある。私もあなたも主人公だ。

「人生」のやっかいなのは、あらすじを決められないところだ。一体誰か脚本を書いたんだか。神様?あなたが本を書いてくださったんでしょうか?そうお空に問いかけたところで、答えなどありはしない。誰が書いたか分からない筋道に沿って、なんとか毎日、ひとコマひとコマ、映画を撮って撮り続ける。こんなことを続けていると、もしかしたら自分も脚本家の一人なんじゃないかと思えてくるが、「人生」は予測不可能なものなので、やっぱり振り回されて生きていく。

そうはいえども、主演・私なのだから、主人公への感情移入は免れない。がんばれ私!負けるな私!だんだん主人公が好きになってきた。

そんな感じで、自分のことを好きになり、「自分の価値」を自分で決めようとすると、まあ厄介な問題がつきまとう。だいたいは周囲による妨害で、「自分の価値を高く見積もる=自分好き=ナルシスト」などと揶揄されたりもする。コンプレックスの一つもない、自分大好きな人だと。

おいおい、誰にだってコンプレックスくらいあるよ。きっと石原さとみにだって佐藤健にだってコンプレックスはある。だけど、それがあっては苦しいままだ。抱えて生きると生きにくい。だから自分を好きになるんじゃないか。コンプレックスを受け容れて、そんな自分もいいよねと、許してあげるから、自分が好きでいられるんだ。

自分を好きになることは、不完全を許すことの、ひとつのステップなのかもしれない。誰しも100%自分のことが好きだなんてことはそうそうなくて、自分の嫌いな、不完全な数%の部分を許していくことで、生きるのが楽になっていくのだろう。

不完全を許すための、説得と納得の作業。これらを繰り返していくうちに、他者の不完全さも許せるようになっていくのかもしれない。

自分を好きにならずして、誰を好きになれるだろう。

自分の価値を自分で認めることが、結果的に他者への寛容さを生む。そうして寛容の輪が連鎖して、私たち一人ひとりが生きやすい社会へと繋がっていくのだと思う。

生きやすい社会になればなるほど、自分の価値もまた感じやすくなるかもしれない。だから私は、「自分の価値を自分で決めること」を諦めたくはない。

人それぞれに意見が異なるだなんてことは、もはや仕方がないことだ。何が正しい、正しくないとかも、もはや基準は決められない。私の正義は誰かの悪で(たとえば今書いている持論だって許しがたい人もいるだろう)、人によって信じるものも違えば、掲げる信条も違う。世界中にある争いがそれを証明している。

そんなどうしようもない事実を前提に、私(私達)に変えられることがあるとすればなんだろう。いろんな意見があるだろうけど、私の考えはこうだ。「人はみな違っていて仕方ないのだとあらかじめ理解して、その上で互いを尊重し合うこと」。自分の不完全も、他者の不完全も、受け容れて生きていく、そういう生き方だ。

もちろんこの意見が正しいかなんて基準はどこにもなく、先ほども申し上げた通り、この「受容」の姿勢でいる以上、同じ考え方を人に押し付けることもできない。

どうしようもなく無力だと日々思う。私に何が変えられるだろう。何も出来ない日々だけど、せめて他者に対する尊敬、愛、そういったものを忘れず、少しずつでも届けていけたらと願い、こうしてまた筆を取った。

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