https://note.com/wataseshiano/n/ncae383c50622

ここにも書いたけど、今日はじめて車椅子で外に出た。

家の前の通りは人通りが少ないので、滞在した5分間で見かけた人類も5人くらいだった。

わたしたちの存在に気付いていない人を除き、めちゃくちゃ見られた。そんなに見る？というくらいに見られた。

車椅子ユーザーがよく抱くこの感覚に対して、「気のせいでは？」「被害妄想では？」などの説がまことしやかに囁かれているが、そんなことはない、これはマジでガチで見られている。

おばさんA : 自転車に乗りながらめちゃくちゃ通りすがりに見てた。

おばさんB: 自転車に乗りながら首の角度がグーンッて120度回るくらいに見てた。

おばさんBいくらなんでも見すぎ事件の現場検証は以下の通りである。

わたしたち車椅子親子、外出が終わり車道からガレージへとバックで入る。するとわたしの視界の左側から自転車に乗ったおばさんBが走ってきて、こっちの方を見ながら前進。目線の先をわたしに固定したまま通りすぎ、視界の右側まで走ってもまだこちらを見ていた。結果的におばさんBは進行方向に対して顔の角度が120度くらい後ろを振り返っていた。

そんなに見る？

と思ったので見返してみたら、おばさんはサッと目をそらした。

まあでも、見るだろうなァと思う。

あらあら、ここのおうちこんな若い子が病気なのかしら…もしかしてコロナ？でもコロナで車椅子ってことないだろうし…今まで見たことなかったけどいつからこうなのかしら、気の毒ねぇ…お父さんお母さんも歳みたいだし、わたしもいつああなるかわからないもんね、健康には気を付けなくっちゃ、帰ったら手洗ってうがいして、ああやることってどうしてこんなに終わらないのかしらまったく…

とか考えてるのかな。考えちゃうよな。もし逆の立場だったらわたしも考えるもんさ。

どうぞ見てください、代わりに見返すので。

みなさんの考える機会

おわり