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ニコッと笑った彼には伝わらなかった。

「よし、ワクワクして生きよう。」

わたしは今、今までの社会福祉士のお仕事から一旦離れる決意をした。

小さい頃からの憧れの仕事だった。

わたしはこの道で、5年間働かせてもらった。
でも、できない事がたくさんあった。
外勤はできないし、"わたしは車いす"っていう事をこの道で活かし切ることはわたしにはできなかった。
それどころか、ないものばっかり数えて、
もっとこうしたいのに、、、ワクワクなんてできてなかった。正直。

隣の芝生は海のように真っ青に見えた時だってあった。

もちろん学んだ事はたくさんあるし、この道に進んだ事自体に後悔はない。毎日毎日人一倍考えて、わたしなりに仕事はしてきた。理解のある人もいてたくさん助けてもらえたからこそ働けたのだと思う。
理由はもう一つ、体力的に難しいということだ。

エビデンスの所在はわからないが、お医者さん曰く、脳性麻痺は
年齢とともに、身体が変化するみたいだ。進行ってわけでは決してないが、変化するらしい。

わたしもその変化を感じでいないかといえば嘘になる。ま、それは後日。

だから今まで感じた感謝や葛藤、経験をたくさん抱きしめて、
別の仕事をするって決めた。

でも、ずーっとそれしか考えてこなかったから、どうしたらいいかわからない。どっちかと言えば多分、計算とか数字を使ってカタカタカタカタぱちぱち画面に向かってみたいな仕事は向いてないんじゃ?と思っていた。

だから人と関わる仕事を選んだ経緯がある。
余計に何をどうしたらいいのかなんてわからなかったわたしは

転職のためのコーチングサービスで面談を受けてみる事にした。
コーチングというのは、簡単に言えば、
その人の過去や思いからやりたい事、強みを見出したり、今後の方向を一緒考えるみたいなものだ。1人で悩むよりは、新たな視点やヒントが見つけられるかもと期待を胸に、

思い立ったら即行動のわたしは、すぐさま
体験に申し込んだ。

オンラインで行われる。
画面の前に夏の海が似合いそうな、彼が画面に写った。

「はじめまして」

それから趣味や、今の仕事をしようと思ったきっかけなんかを色々と聞いてくれる。

彼は少し言葉に詰まったり、回り道したりしながらにこやかに質問をしてくれる。
「福祉の仕事以外を希望してますが、まだやりたいとかはないんですか?」

「はい。通勤も大変で難しいので、在宅でって考えてて、福祉って在宅はなかなかないので。」

こんな感じで、ひと通り聞き終わって、彼はわたしの目をまっすぐ見て、にこやかにこう言った。

「適職っていうものをまずは知って、、一般的な流れとしてまず自己分析があって、適職があって」

「はい」

「自己分析したことありますか?」

「大学の時ではないですが〇〇という方法で
したことがあって。」

「でもやっぱり、わたしの場合、できることとしたいことが正直違うので、やったところで難しいなって正直思いました。」

「福祉の仕事をずっと続けてきたことについてどう思いますか?」

「その時はその時で考えて決めたつもりでしたが、別の道ももう少し考えておけばよかったのかなとは思います。」

「僕もそう思います。」
「この年齢で未経験異業種、、簡単ではないですね」

うん、そうだよな。(一旦ね、一旦飲み込も。)

わかった上で悩んでるから行動しているんであって、、、。
前向きにさせるのがコーチングではないのか。。。彼にはわたしの気持ちは伝わらなかったようだ。

よし、もう大丈夫!!(なにが?笑)

彼とわたしの人生は別。(あんたドライなこと言うわね。)
わたしは一生ワクワクして生きていく。
絶対にワクワクできるって信じてる。

今日くらいは、そうやって行動できている自分を抱きしめて、酸っぱいレモネードでも飲んでみる。

最後まで読んでくれてありがとう。
いらないドキドキをとびっきりのワクワクに
をテーマにインスタやってるから見てね
@keiiiiiiko _6で検索してね。✌️💐

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