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カナダでギグワーカーの組合の成立が認められる

民主党の大統領候補選挙に出馬していたエリザベス・ウォーレン氏がギグワーカーの労働組合結成を認めるための法案提出を試みるなど、ギグエコノミーの今後を占う上で重要なトレンドが、労働組合の結成を認めるかどうかという論点だ。日本でもUberにたいして団体交渉を行う動きもでているが、今の所Uber側には相手にされていないのが現状だ。

しかしこのほどカナダでそれが認められた。カナダの オンタリオ労働委員会は火曜日、ベルリンに拠点を置くフードラ(Foodora)*1と呼ばれるオンラインフードデリバリーアプリを運営するスタートアップの配達業者として配達を担ったワーカーが組合を組む能力を認められるとの判決を下したのだ。カナダ郵政労働組合代表のヤン・シンプソンは声明で 「この判決は、オンタリオ州の数千人のギグ労働者にとって正しい方向に向かうものだ。まもなくこれらの(ギグ)労働者は組合に対する権利を有することになる」と勝利宣言をした。

*1 Foodoraはベルリンに拠点を置くドイツのオンラインフードデリバリーを運営する企業で、15か国で事業を展開している。

https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/foodora-couriers-are-eligible-to-join-union-labour-board-rules-1.5475986 


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