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7000万貯めてFIREした30代独身男性

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最近の記事

投資の実績を見る時に収入額は意味がない。リターンを見ろ。

よく投資の実績を紹介する時に、「月100万」とか、「去年1000万稼いだ」とかいうワードが出てくるが、その度に僕は思う。僕が知りたいのはそんなことじゃない。何故なら投資やトレードというのは母数となる資金が重要だからだ。100万の資金で一ヶ月で100万稼いだとしたらそれは天才だ。月利100%ということになる。でも10億の資金で100万だったら月利0.1%で、大したことない。 何でどのコンテンツも投資の実績を収入という絶対値でしか語らないのだろうと考えてみたが、僕の仮説はこうだ

    • FIREというワードが乱用されている件について

      僕は半年前にアーリーリタイアした人間なのだが、投資について今でも積極的に情報収集をしている。その過程でよくFIREについて言及している動画や記事に出会う。そしてその多くはFIREと言えるものではない。そんなことが何度も起きるから、最近FIREというワードを見ると、「またか…」と思ってしまう。 昨今世に氾濫しているにわかFIRE情報の多くは、所謂「サイドFIRE」と呼ばれるものである。完全にリタイアは出来ないけど、収入を投資で補うといったものだろう。ただ、この「サイドFIRE

      • 小屋を建てて暮らすという選択肢

        いつものようにYouTubeを眺めていると、「仕事を辞めて自分で建てた小屋に住む若者が増えている」といった内容のニュース動画を見つけた。 https://youtu.be/FNhSeLSULvA?si=OJ-p8UdYEVO1XjsX 小屋は材料費だけで済むから家が安く確保出来て、井戸を設置して水道代も無料だそうだ。小屋暮らしの様子をYouTubeで配信して広告費で月4万稼いでおり、4万あれば生活していけるらしい。 この動画を見て色々感じることがあった。 仕事が嫌になった

        • ステータス・ゲームの心理学

          「ステータス・ゲームの心理学」という本を読んだ。久々に衝撃を受けた本に出会ったので、感じたことを綴ってみたい。と言ってもブックレビュー的な器用なことは出来ないから、本の内容を知りたい人はアマゾンのレビューを読むことをお勧めする。 この本は英語版だと「Life is a game.」という冒頭で始める。その時点でやられたと思った。キャッチーなイントロで始まる曲のように、吸い込まれるように読み始めた。 あらすじはこうだ。人間というのはコミュニティの属すことを好む。しかしいざコミ

        投資の実績を見る時に収入額は意味がない。リターンを見ろ。

          僕がスポーツをライブで観ない理由

          僕はスポーツをライブで観ない。会場での観戦は勿論、配信でも観ない。結果を確認して、勝った場合のみアーカイブを観る。 これを話すと、大抵変な人扱いされる。「結果が分からないから面白いんじゃん!」と。でも映画とスポーツはわけが違う。映画は確かにネタバレされたくない。でもスポーツというのは、映画で例えると、自分の好きなエンディングにも嫌いなエンディングにもなるというものだ。もしハリーポッターがヴォルデモートにやられてホグワーツが邪悪な力に支配されるとしたら、そんな結末誰が喜ぶだろう

          僕がスポーツをライブで観ない理由

          AIに仕事を奪われる前にFIREして逃げ切ろう

          AIが人間の仕事を奪うと言われてしばらく経った。街でロボットが歩いてるような映画のような世界は実現していないが、人の仕事は着実に機械に取って代わられている。 レジの自動化数年前までは、スーパーのレジは20年前とさほど変わらない状態だった。店員がバーコードをピッピッと読み取って、現金なりカードを受け取って決済する。それが今では、完全セルフ、あるいはセミセルフ化している。セミセルフというのは会計だけ別の機械で自分で行うというものだ。現金で支払うお客さんはお金を出すのに時間がかか

          AIに仕事を奪われる前にFIREして逃げ切ろう

          節約したいなら消費でなく創作をしよう

          今日はリタイア後に何をするかについて考察する。子育てしたり起業する人にとっては時間が余るなんてことはないだろうが、僕の場合は独身でこれといった趣味がないので、時間が有り余っている。タダで出来る趣味を見つけることがどれだけ大切かということに気付いたので、その話をしよう。 娯楽費1万円の現実リタイアして早数ヶ月経つ。特にやりたいことがあるわけでもなく、ただ仕事から逃れたいが為にリタイアした。こんなにも長期間自由な生活を出来るのは学生時代以来で、正直どうやって時間を潰せばいいか分

          節約したいなら消費でなく創作をしよう

          住む場所を本気で考える

          FIREをする上で大事になってくるのが生活費を抑えつつ生活の水準を保つことだが、生活費というのは各項目が独立しているわけではない。ある項目の選択が、他の項目に影響をもたらす。 そしてその中で一番影響力があるのが住居だ。どこに住むかで、食費、交際費、交通費などあらゆるものに影響する。よって住居の選択はFIREにおいてかなり重要な役割を果たす。 リタイア前 - 仕事のパフォーマンスを重視当然ながら、リタイア前と後ではライフスタイルが全く違うので、最適な住居というのは異なる。リタ

          住む場所を本気で考える

          「ショーシャンクの空に」から学ぶFIRE論

          ふと昨日「ショーシャンクの空に」を観た。何年も前に観たのだが、急に観たくなったのだ。やはり名作と言える。 冤罪をかけられた銀行員のアンディが脱獄するストーリーだ。随所随所でFIREを目指す上で大事な学びがあったので、ここに記録する。 冤罪はアンディに責任がある妻が他の男に寝取られたことで理性を失ったアンディは、その男を殺そうとして男の家の前に駐車に銃を用意した。しかし最終的には気を変え、車を出て銃弾と飲んでた酒を捨てて帰った。それが証拠として扱われ、アンディは有罪となった。

          「ショーシャンクの空に」から学ぶFIRE論

          リタイア後にやりたいことなんて無くていい

          FIRE系の情報を読んでると、よくこういった意見に出くわす。 「リタイアした後にやりたいことを決めておかないと鬱になるから、ただ仕事から逃れたいというだけでリタイアするのは良くない」 仕事をしていた頃は、なるほど、確かにやりたいこと無ければ退屈だよなと思っていた。しかし今ではこの意見には反対だ。嫌な仕事から逃れるのに理由なんて要らない。やりたいことなんてリタイアしてから決めればいい。 鬱になりやすい人は、仕事に自分のアイデンティティを持ち過ぎた人だろう。特に定年退職の場

          リタイア後にやりたいことなんて無くていい

          エクストリームFIREのすゝめ

          エクストリームFIREというのは僕が勝手に作ったコンセプトだ。端的に言うと、生活費をガッツリ削ってさっさとリタイアしようということだが、その背景をまず説明しよう。 リタイアした後に気付いたことがある。それは、仕事をしてる間にFIRE後の生活費を予想するのは難しいということだ。FIREすれば基本どこにでも住めるわけで、今まで都心の高い家賃を払ってたけど、もっと安い場所に引っ越せば生活費が下がるというのは予想出来る。だが、今の生活費の全てにおいて、リタイア後にどう変わるか本当に

          エクストリームFIREのすゝめ

          投資の勉強する時間があったら収入を上げよう

          FIREは収入と支出と投資の総合格闘技 FIREのコミュニティーはここ数年でこそ盛り上がりを見せているが、まだまだマイノリティーなのが現状だ。しかもFIRE系の情報の多くは実際にFIREしていない人が投資商品を売る為に発信しており、FIREのリアルというものに触れる機会は少ない。 ブログやYouTubeで情報を発信する人のモチベーションを考えてほしい。自己表現というのもあるが、金を稼ぎたいという理由が多いだろう。金を稼ぐ場合は、自分で商品を売らないのであれば、アフィリや広

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          7000万貯まったからFIREした

          僕の証券口座に7000万円貯まった。遂にFIREすることを決意し、数ヶ月前に仕事を辞めた。これだけ書いても「お前誰だ?」と思うだろうから、順を追って説明する。ただ、身バレは避けたいので色々情報をぼやかすことだけはご了承頂きたい。 FIREまでの経緯僕は関東に住む30代の独身男性だ。仕事は高収入のホワイトカラー職。社会人として何年も生きてきた中で僕の出した結論は、「僕に仕事は向かない」だ。決してブラック企業に勤めていたわけではない。勤めていた会社はどれも非常に健全な会社で、上

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